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公開番号2024126895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035631
出願日2023-03-08
発明の名称底面型枠用テープの選定方法
出願人戸田建設株式会社
代理人個人
主分類E01D 19/12 20060101AFI20240912BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】隣り合うプレキャスト床版の接合端面間に形成された間詰め部の底面型枠として使用されるテープを適切に選定する。
【解決手段】隣り合うプレキャスト床版1A、1Bの接合端面間に形成された間詰め部2に間詰め材3を充填する際、前記間詰め部2の底面型枠として使用されるテープ4の選定方法として、下記の試験の結果、テープの膨らみSを基準として選定する。
(試験)(1)実機を模擬した試験体の間詰め部2の底面型枠としてテープ4を貼着する。(2)間詰め材3を練り混ぜる。(3)間詰め部2に間詰め材3を打設する。(4)間詰め材3の硬化後、間詰め材3の底部が下方へ膨出した変形量であるテープの膨らみSを計測する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
隣り合うプレキャスト床版の接合端面間に形成された間詰め部に間詰め材を充填する際、前記間詰め部の底面型枠として使用されるテープの選定方法であって、
下記の試験の結果、テープの膨らみを基準として、底面型枠用テープを選定することを特徴とする底面型枠用テープの選定方法。
(試験)
(1)実機を模擬した試験体における間詰め部の底面型枠としてテープを貼着する。
(2)間詰め材を練り混ぜる。
(3)間詰め部に間詰め材を打設する。
(4)間詰め材の硬化後、間詰め材の底部の下方への膨出量であるテープの膨らみを計測する。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記間詰め部の幅に対する前記テープの膨らみが10%以下であるものを、底面型枠用テープとして用いる請求項1記載の底面型枠用テープの選定方法。
【請求項3】
前記間詰め材の硬化後、前記テープを剥がし、前記間詰め材が前記間詰め部より外側に流出した幅である間詰め材流出幅を計測し、その値を基準として、底面型枠用テープを選定する請求項1記載の底面型枠用テープの選定方法。
【請求項4】
前記間詰め部の幅に対する前記間詰め材流出幅が12%以下であるものを、底面型枠用テープとして用いる請求項3記載の底面型枠用テープの選定方法。
【請求項5】
前記間詰め材の打設時に、前記テープの剥がれが生じないものを、底面型枠用テープとして用いる請求項1記載の底面型枠用テープの選定方法。
【請求項6】
前記間詰め材の硬化後、前記テープを剥がす際に剥がしやすいものを、底面型枠用テープとして用いる請求項1記載の底面型枠用テープの選定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレキャスト床版同士の接合端面間に形成された間詰め部に間詰め材を充填する際、前記間詰め部の底面型枠として使用されるテープの選定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
道路橋などに使用されるプレキャスト床版の大規模更新工事では、交通事情を考慮してできる限り短期間で施工が完了することが求められている。
【0003】
従来より、プレキャスト床版同士の継手構造としては、種々のものが開発されてきた。最も一般的に多用されてきた継手構造は、所謂ループ継手である。このループ継手は、図7に示されるように、プレキャスト床版50A、50Bの接合端面に、位置をずらして橋軸方向に突出する互いのループ状継手鉄筋51、52を適宜の間隔で配置し、このループ状継手鉄筋51、52の直角方向から補強筋53を挿入して、プレキャスト床版本体間の間詰め部に場所打ちコンクリート54を打設して隣接するプレキャスト床版50A、50B同士を接続する継手構造である。
【0004】
このような継手構造では、間詰め部に場所打ちコンクリート54を充填する際、図7に示されるように、間詰め部の底部に両側のプレキャスト床版50A、50B間に跨がる木製の底面型枠55を設けた上で、間詰め部に場所打ちコンクリート54が打設される。この底面型枠55の固定は、プレキャスト床版50A、50Bの接合端面近傍の底面にインサート56を埋設しておき、このインサート56にねじ込まれたボルト57によって押え部材などを介して支持する構造である。
【0005】
また、間詰め部の鉄筋の設置を無くして省力化を図るとともに、間詰め材の低減などにより工期短縮を図るようにした機械式継手も、従来から提案されている(例えば、特許文献2など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-63984号公報
特開2021-31902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のループ状継手鉄筋の場合、間詰め部の幅(プレキャスト床版50A、50Bの接合端面間の離隔距離)が300~400mmもあったのに対して、特許文献2に記載される機械式継手構造では20mm程度に縮小できるため、間詰め材の低減などにより工期短縮が図れるようになる利点がある。
【0008】
ところが、底面型枠として、従来と同様に木製の型枠をボルトで固定する構造を採用した場合には、底面型枠の設置及び解体の作業に時間を要するため、これを簡素化することも求められていた。
【0009】
しかしながら、市販の粘着テープとしては多種多様のものが存在するため、底面型枠用のテープとして適切なものを選択しなければ、テープの膨らみや剥がれによって間詰め部のコンクリートの強度や品質の低下につながり、延いてはコンクリート構造物の信頼性が損なわれる結果となる。
【0010】
そこで本発明の主たる課題は、隣り合うプレキャスト床版の接合端面間の間詰め部の底面型枠として使用されるテープを適切に選定するための方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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