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公開番号
2024126801
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023035450
出願日
2023-03-08
発明の名称
流体圧装置及び車両
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
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個人
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主分類
F15B
1/02 20060101AFI20240912BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】流体圧装置において、ポンプを効率的に作動させる。
【解決手段】流体圧装置Sは、タンク21と、複数の吐出ポート222を有するポンプ22と、内部空間がピストン251によって第1室254と第2室255に仕切られ、ピストン251に連結された出力軸252が移動することによって出力軸252に接続された作動部を作動させる複動シリンダ25と、アキュムレータ26と、第1吐出ポート223とアキュムレータ26を接続する蓄圧通路271及び蓄圧通路271から分岐し、第1室254に接続する分岐通路272を有する複数の通路27と、分岐通路272に設けられた減圧弁28を備え、減圧弁28は、出力軸252を第1方向に移動させる場合、アキュムレータ26から第1室254に向かって流れる流体を減圧して第1室254に流出させ、出力軸252を第2方向に移動させる場合、第1室254から流入する流体をタンク21内に排出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設けられており、流体を制御して前記車両の作動部を作動させる力を発生させる流体圧装置であって、
前記流体を貯留するタンクと、
前記タンクから前記流体を吸引する吸引ポート及び前記流体を吐出する複数の吐出ポートを有し、前記流体を前記複数の吐出ポートのうちの少なくとも一つから吐出するポンプと、
内部空間がピストンによって第1室と第2室とに仕切られ、前記ピストンに連結された出力軸が移動することによって前記出力軸に接続された前記作動部を作動させる複動シリンダと、
前記流体を貯留するアキュムレータと、
前記ポンプに接続された複数の通路であって、
前記複数の吐出ポートのうちの第1吐出ポートと前記アキュムレータとを接続する蓄圧通路と、
前記蓄圧通路から分岐し、前記複動シリンダの前記第1室に接続する分岐通路と、
を有する、複数の通路と、
前記分岐通路に設けられた減圧弁と、
を備え、
前記減圧弁は、
前記出力軸を第1方向に移動させる場合、前記アキュムレータから前記第1室に向かって流れる前記流体を減圧して前記流体を前記第1室に流出させ、
前記出力軸を第2方向に移動させる場合、前記第1室から流入する前記流体を前記タンク内に排出する、
流体圧装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記複数の通路は、
前記ポンプから前記第2室に前記流体を供給するシリンダ通路をさらに有し、
前記ポンプは、
前記出力軸を前記第1方向に移動させる場合、前記シリンダ通路を介して前記第2室内の前記流体を吸引する、
請求項1に記載の流体圧装置。
【請求項3】
前記ポンプは、
前記出力軸を前記第2方向に移動させる場合、前記シリンダ通路を介して前記第2室に向けて前記流体を吐出する、
請求項2に記載の流体圧装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の流体圧装置を有する車両。
【請求項5】
前記車両は、フォーク及び前記フォークを支持するフォーク支持体を有し、
前記フォーク支持体は、前記出力軸と接続されており、
前記流体圧装置は、
前記出力軸を前記第1方向に移動させることにより、前記フォーク支持体を前記車両の前方へと傾けて前記フォークを前傾させ、
前記出力軸を前記第2方向に移動させることにより、前記フォーク支持体を前記車両の後方へと傾けて前記フォークを後傾させる、
請求項4に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体圧装置及び車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両には流体圧装置が設けられている。特許文献1には、第1チャンバー及び第2チャンバーが形成され、爪を前傾又は後傾させるための複動シリンダを有する流体圧回路装置において、アキュムレータと第1チャンバーを接続する連通路に、連通路の内部圧力を所定圧力に調整する圧力調整弁が設けられている構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7160009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示すフォークリフトの場合、複動シリンダ内のピストンを動かすときに、ポンプが油の吐出と吸引との両方を行う必要があり、ポンプの作動量が増加する。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ポンプを効率的に作動させることができる流体圧装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様においては、車両に設けられており、流体を制御して前記車両の作動部を作動させる力を発生させる流体圧装置であって、前記流体を貯留するタンクと、前記タンクから前記流体を吸引する吸引ポート及び前記流体を吐出する複数の吐出ポートを有し、前記流体を前記複数の吐出ポートのうちの少なくとも一つから吐出するポンプと、内部空間がピストンによって第1室と第2室とに仕切られ、前記ピストンに連結された出力軸が移動することによって前記出力軸に接続された前記作動部を作動させる複動シリンダと、前記流体を貯留するアキュムレータと、前記ポンプに接続された複数の通路であって、前記複数の吐出ポートのうちの第1吐出ポートと前記アキュムレータとを接続する蓄圧通路と、前記蓄圧通路から分岐し、前記複動シリンダの前記第1室に接続する分岐通路と、を有する、複数の通路と、前記分岐通路に設けられた減圧弁と、を備え、前記減圧弁は、前記出力軸を第1方向に移動させる場合、前記アキュムレータから前記第1室に向かって流れる前記流体を減圧して前記流体を前記第1室に流出させ、前記出力軸を第2方向に移動させる場合、前記第1室から流入する前記流体を前記タンク内に排出する、流体圧装置を提供する。
【0007】
また、前記複数の通路は、前記ポンプから前記第2室に前記流体を供給するシリンダ通路をさらに有し、前記ポンプは、前記出力軸を前記第1方向に移動させる場合、前記シリンダ通路を介して前記第2室内の前記流体を吸引してもよい。
【0008】
また、前記ポンプは、前記出力軸を前記第2方向に移動させる場合、前記シリンダ通路を介して前記第2室に向けて前記流体を吐出してもよい。
【0009】
本発明の第2の態様においては、流体圧装置を有する車両を提供する。
【0010】
また、前記車両は、フォーク及び前記フォークを支持するフォーク支持体を有し、前記フォーク支持体は、前記出力軸と接続されており、前記流体圧装置は、前記出力軸を前記第1方向に移動させることにより、前記フォーク支持体を前記車両の前方へと傾けて前記フォークを前傾させ、前記出力軸を前記第2方向に移動させることにより、前記フォーク支持体を前記車両の後方へと傾けて前記フォークを後傾させてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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