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公開番号2024165898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082482
出願日2023-05-18
発明の名称曲がり管
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F15D 1/04 20060101AFI20241121BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】圧力損失の低減を可能にする曲がり管を提供する。
【解決手段】曲がり管1は、上流側に向けられる第1開口2と、下流側に向けられる第2開口3と、第1開口2と第2開口3とをつなぐ屈曲流路4と、屈曲流路4の流路断面積が第1開口2の断面積よりも小さくなる縮小部位4aが屈曲流路4の内周側の角部4bと第1開口2との間に存在するように、屈曲流路4の内周側の第1壁面11から屈曲流路4の外周側の第2壁面12に向かって突出する突出部5と、を備える。第1開口2の直径をd、頂部5cでの突出部5の高さをh、第1開口2の中心軸C2の方向における突出部5の下流側の端部5aから縮小部位4aにおいて流路断面積が最小となる頂部5cまでの距離をL1、中心軸C2の方向における突出部5の上流側の端部5bから頂部5cまでの距離をL2とすると、h≦0.4d、0.8d≦L1+L2≦7d、0.4d≦L1≦L2、を満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流路の向きを変える曲がり管であって、
上流側に向けられる第1開口と、
下流側に向けられる第2開口と、
前記第1開口と前記第2開口とをつなぐ屈曲流路と、
前記屈曲流路の流路断面積が前記第1開口の断面積よりも小さくなる縮小部位が前記屈曲流路の内周側の角と前記第1開口との間に存在するように、前記屈曲流路の内周側の第1壁面から前記屈曲流路の外周側の第2壁面に向かって突出する突出部と、
を備え、
前記突出部は、前記縮小部位において前記流路断面積が最小となる頂部を含み、
前記第1開口の直径をd、
前記頂部での前記突出部の高さをh、
前記突出部の下流側の端部から前記頂部までの距離をL1、
前記突出部の上流側の端部から前記頂部までの距離をL2とすると、
h≦0.4d、
0.8d≦L1+L2≦7d、
0.4d≦L1≦L2、
を満たす、
曲がり管。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
0.1d≦h≦0.3dを満たす、
請求項1の曲がり管。
【請求項3】
0.8d≦L1+L2≦4.5dを満たす、
請求項1の曲がり管。
【請求項4】
1.2d≦L1+L2≦4.5dを満たす、
請求項1の曲がり管。
【請求項5】
0.4d≦L1≦0.4L2を満たす、
請求項1の曲がり管。
【請求項6】
前記流路を流れる流体は、Re≧10000を満たす、
請求項1の曲がり管。
【請求項7】
前記突出部の高さは、前記上流側の端部から前記頂部まで増加し、
前記突出部の高さの増加量は、前記上流側の端部から前記頂部に近付くほど減少する、
請求項1の曲がり管。
【請求項8】
前記突出部の高さは、前記頂部から前記下流側の端部まで減少し、
前記突出部の高さの減少量は、前記頂部から前記下流側の端部に近付くほど増加する、
請求項1の曲がり管。
【請求項9】
前記第1開口から見て、前記突出部は、前記突出部の幅方向の両端を結ぶ直線から前記第2壁面側には突出しない、
請求項1の曲がり管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、曲がり管に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、エルボやベンド等の曲がり管において壁面に沿う流体の流れが壁面に沿って向きを変えることにより生じるはく離を防止する境界層制御装置において、流体の流れがはく離を生じるはく離点上の壁面に、同壁面近くの流体の流れを局部的に加速させる突起物を流れの中へ突出させて設けることを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭57-40109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、圧力損失や流れの乱れの原因となるはく離を防止するために、突起物を設ける。突起物は、はく離の防止に寄与するかもしれないが、流路を狭める。流路が狭まると圧力損失が生じ得る。特許文献1では、突起物の形状や大きさについて記載がなく、突起物を設けても圧力損失を低減できない可能性がある。
【0005】
本開示は、圧力損失の低減を可能にする曲がり管を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかる曲がり管は、流路の向きを変える曲がり管であって、上流側に向けられる第1開口と、下流側に向けられる第2開口と、第1開口と第2開口とをつなぐ屈曲流路と、屈曲流路の流路断面積が第1開口の断面積よりも小さくなる縮小部位が屈曲流路の内周側の角と第1開口との間に存在するように、屈曲流路の内周側の第1壁面から屈曲流路の外周側の第2壁面に向かって突出する突出部と、を備える。突出部は、縮小部位において流路断面積が最小となる頂部を含む。第1開口の直径をd、頂部での突出部の高さをh、突出部の下流側の端部から頂部までの距離をL1、突出部の上流側の端部から頂部までの距離をL2とすると、h≦0.4d、0.8d≦L1+L2≦7d、0.4d≦L1≦L2、を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様は、流体の圧力損失の低減を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施の形態にかかる曲がり管の斜視図
一実施の形態にかかる曲がり管の断面図
一実施の形態にかかる曲がり管を第1開口側から見た図
図2のA-A線断面図
第1条件でのレイノルズ数と圧力損失比との関係を示すグラフ
第2条件での第1開口の直径に対する突出部の長さの比と圧力損失比との関係を示すグラフ
第3条件での第1開口の直径に対する突出部の長さの比と圧力損失比との関係を示すグラフ
第4条件での第1開口の直径に対する突出部の長さの比と圧力損失比との関係を示すグラフ
第5条件での第1開口の直径に対する突出部の長さの比と圧力損失比との関係を示すグラフ
第6条件での突出部の高さと圧力損失比との関係を示すグラフ
第7条件でのレイノルズ数と圧力損失比との関係を示すグラフ
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.実施の形態]
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0010】
上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。以下の実施の形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、各要素の寸法比率は図面に図示された比率に限られるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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