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公開番号2024126339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034648
出願日2023-03-07
発明の名称顔判定システム及びODデータ取得システム
出願人株式会社JR西日本テクシア
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240912BHJP(計算;計数)
要約【課題】顔画像が似ているか否かを判定する低コストの顔判定システムを提供する。
【解決手段】顔判定システム1は、学習済みの学習器2と、処理部3と、データベース4とを備える。学習器2は、複数の所定の学習用顔画像を判別するように学習済みであり、入力された顔画像が複数の学習用顔画像の各々である信頼度を要素とする多次元データを生成する。顔判定システム1のデータ登録機能において、学習器2は、データ登録用顔画像が入力されて登録用多次元データを生成し、処理部3は、その登録用多次元データを含むデータをデータベース4に登録する。顔判定機能において、学習器2は、判定対象顔画像が入力されて判定対象多次元データを生成し、処理部3は、データベース4を参照し、その判定対象多次元データに最も近似する登録用多次元データの生成に用いられたデータ登録用顔画像が判定対象顔画像に最も似ていると判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
顔画像が入力される学習済みの学習器と、
前記学習器が出力したデータを処理する処理部と、
データを保存するデータベースとを備える顔判定システムであって、
前記学習器は、複数の所定の学習用顔画像を判別するように学習済みであり、入力された顔画像が複数の前記学習用顔画像の各々である信頼度を要素とする多次元データを生成するものであり、
該顔判定システムは、データ登録機能と、顔判定機能とを有し、
データ登録機能において、
前記学習器は、データ登録用顔画像が入力されて登録用多次元データを生成し、
前記処理部は、その登録用多次元データを含むデータを前記データベースに登録し、
顔判定機能において、
前記学習器は、判定対象顔画像が入力されて判定対象多次元データを生成し、
前記処理部は、前記データベースを参照し、その判定対象多次元データに最も近似する前記登録用多次元データの生成に用いられたデータ登録用顔画像が前記判定対象顔画像に最も似ていると判定することを特徴とする顔判定システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記顔判定機能において、前記処理部は、前記判定対象多次元データと前記登録用多次元データとの間の距離が小さいほどそれらの多次元データが近似すると処理することを特徴とする請求項1に記載の顔判定システム。
【請求項3】
前記データ登録機能において、前記処理部は、データ登録用顔画像から前記学習器が生成した登録用多次元データを、その登録用多次元データを一意に識別する識別符号と関連付けて前記データベースに登録し、
前記顔判定機能において、前記処理部は、前記データベースを参照し、前記判定対象多次元データに最も近似する登録用多次元データに関連付けられた識別符号を出力することを特徴とする請求項1に記載の顔判別システム。
【請求項4】
前記顔判定機能において、前記処理部は、前記判定対象多次元データと前記登録用多次元データとの間の距離の最小値が所定の閾値よりも大きいとき、前記判定対象顔画像に似た顔画像が前記データ登録用顔画像の中に無いと判定することを特徴とする請求項2に記載の顔判定システム。
【請求項5】
前記顔判定機能において、前記処理部は、前記判定対象多次元データと前記登録用多次元データとの間の距離の最小値が前記閾値以下のとき、その距離が最小値である前記登録用多次元データの生成に用いられたデータ登録用顔画像が前記判定対象顔画像と同じであると判定することを特徴とする請求項4に記載の顔判定システム。
【請求項6】
車両における乗車地と降車地との間の利用者数のデータであるODデータを取得するODデータ取得システムであって、
請求項1又は請求項2に記載の顔判定システムと、
顔画像を撮像するカメラと、
乗車時及び降車時の車両の情報位置を取得する位置情報取得部とを有し、
該ODデータ記録システムは、データ登録機能と、顔判定機能とを有し、
乗車時に実行される前記データ登録機能において、
前記カメラは、データ登録用顔画像として乗車する人の顔画像を撮像し、
前記学習器は、そのデータ登録用顔画像から登録用多次元データを生成し、
前記処理部は、その登録用多次元データと乗車時の位置情報を各乗客の乗客データとして前記データベースに登録し、
降車時に実行される前記顔判定機能において、
前記カメラは、判定対象顔画像として降車する人の顔画像を撮像し、
前記学習器は、その判定対象顔画像から判定対象多次元データを生成し、
前記処理部は、前記データベースを参照し、降車時の位置情報が無い乗客データ中、前記判定対象多次元データに最も近似する前記登録用多次元データを含む乗客データに降車時の位置情報を追加することを特徴とするODデータ取得システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔画像が似ているか否かを判定する顔判定システム、及びその顔判定システムを有するODデータ取得システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
路線バスは、地域住民にとって重要な公共交通機関である。しかし、人口減少や感染症等の影響によりバス事業者の経営環境は大変厳しい。特に、バス事業者にとって閑散路線の維持は容易ではなく、利用者増とコストダウンの経営努力が行われている。バスの利便性を向上するとともに、運行を効率化するために、ODデータに基づいてバスの運行ダイヤを改善することが望まれる。ODはオリジン(Origin)とデスティネイション(Destination)の略語である。ODデータは、出発地(乗車地)と目的地(降車地)との間の利用者数のデータである。
【0003】
鉄道や都市部のバスでは、運賃のキャッシュレス決済にICカードが利用されている。ICカード利用時のデータを用いることにより、ODデータが得られる。しかし、このようなICカードを利用するシステムは、高コストであるので導入できない事業者もある。
【0004】
ICカードを用いずに乗客の乗車駅と降車駅を特定する乗客管理装置が提案されている(特許文献1参照)。この乗客管理装置は、カメラで乗客を撮像し、顔認証により人物を特定し、その乗客の乗車駅と降車駅を特定し、課金処理を行う。しかし、このような顔認証を利用する装置は、課金に対応できる高い精度で人物を特定するので、非常に高コストである。
【0005】
汎用の顔認証技術は、精度を向上する開発が進められており、バスに乗車している乗客のように、限られた人を対象とし、ODデータの取得のように、課金に対応できるほど高精度でなくていい用途には、品質過剰となる場合がある。さらに、ODデータの取得以外でも、低コストの簡易な顔認証技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-154917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題を解決するものであり、顔画像が似ているか否かを判定する低コストの顔判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の顔判定システムは、顔画像が入力される学習済みの学習器と、前記学習器が出力したデータを処理する処理部と、データを保存するデータベースとを備えるシステムであって、前記学習器は、複数の所定の学習用顔画像を判別するように学習済みであり、入力された顔画像が複数の前記学習用顔画像の各々である信頼度を要素とする多次元データを生成するものであり、該顔判定システムは、データ登録機能と、顔判定機能とを有し、データ登録機能において、前記学習器は、データ登録用顔画像が入力されて登録用多次元データを生成し、前記処理部は、その登録用多次元データを含むデータを前記データベースに登録し、顔判定機能において、前記学習器は、判定対象顔画像が入力されて判定対象多次元データを生成し、前記処理部は、前記データベースを参照し、その判定対象多次元データに最も近似する前記登録用多次元データの生成に用いられたデータ登録用顔画像が前記判定対象顔画像に最も似ていると判定することを特徴とする。
【0009】
この顔判定システムにおいて、前記顔判定機能において、前記処理部は、前記判定対象多次元データと前記登録用多次元データとの間の距離が小さいほどそれらの多次元データが近似すると処理することが好ましい。
【0010】
この顔判定システムにおいて、前記データ登録機能において、前記処理部は、データ登録用顔画像から前記学習器が生成した登録用多次元データを、その登録用多次元データを一意に識別する識別符号と関連付けて前記データベースに登録し、前記顔判定機能において、前記処理部は、前記データベースを参照し、前記判定対象多次元データに最も近似する登録用多次元データに関連付けられた識別符号を出力することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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