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公開番号
2024152326
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066452
出願日
2023-04-14
発明の名称
情報処理装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
12/00 20060101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約
【課題】セル単位で書き換え寿命を算出する情報処理装置を提供する。
【解決手段】車両10において、実行装置としてのCPU72を備えている情報処理装置70は、セル単位で書き換え可能な不揮発性メモリ75aを管理し、セルの書き換え回数が上限値に達するまでの残り回数を書き換え寿命としたときに、書き込みが要求されたセルの温度を取得する処理と、取得した温度に基づいて書き換え寿命を算出する処理と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
セル単位で書き換え可能な不揮発性メモリを管理する情報処理装置であって、
セルの書き換え回数が上限値に達するまでの残り回数を書き換え寿命としたときに、
書き込みが要求されたセルの温度を取得することと、
取得した前記温度に基づいて前記書き換え寿命を算出することと、を実行する実行装置を備える情報処理装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記実行装置は、
書き込みが要求された前記セルの書き換え回数に既定の温度係数を乗じた値を変換値として算出することと、
前記書き換え寿命から前記変換値を減ずることにより前記書き換え寿命を更新することと、を実行し、
前記温度係数は、取得した前記温度が高い場合には、取得した前記温度が低い場合に比べて前記変換値の値が大きくなるように、書き込みが要求された前記セルの書き換え回数を変換する値である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記温度係数は、温度区分毎に設定されており、高い温度区分ほど前記変換値の値が大きくなるように値が設定されており、
前記実行装置は、取得した前記温度が含まれる温度区分に設定されている前記温度係数を取得する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記温度係数は、予め定めた基準温度における前記セルの書き換え回数の上限値を、取得した前記温度における前記セルの書き換え回数の上限値で除した値であり、
前記実行装置は、取得した前記温度に基づいて前記温度係数を算出する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記不揮発性メモリは、NOR型フラッシュメモリである
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、データを書き換え可能な不揮発性メモリである半導体メモリデバイスの書き換え寿命を温度などに基づいて予測する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-55127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばNOR型フラッシュメモリのように、セル単位でデータを書き換え可能な不揮発性メモリが知られている。このタイプの不揮発性メモリにおいて、セルの温度が高い状態で当該セルへの書き込みが行われる場合には、セルの温度が低い状態で当該セルへの書き込みが行われる場合と比較してセルの書き換え寿命は短くなる。この点、上記特許文献1に記載の装置が予測する書き換え寿命はメモリデバイス全体としての寿命である。そのため、セル単位の書き換え寿命を算出することはできない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する情報処理装置は、セル単位で書き換え可能な不揮発性メモリを管理する情報処理装置である。この情報処理装置は、前記セルの書き換え回数が上限値に達するまでの残り回数を書き換え寿命としたときに、書き込みが要求されたセルの温度を取得することと、取得した前記温度に基づいて前記書き換え寿命を算出することと、を実行する実行装置を備えている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、セル単位の書き換え寿命を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態における情報処理装置の構成を示す模式図である。
図2は、同実施形態の情報処理装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
図3は、同実施形態の変更例における温度係数を示すグラフである。
図4は、同実施形態の変更例における温度係数を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、情報処理装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<情報処理装置の構成>
図1に示すように、車両10は、情報処理装置70を備えている。
【0009】
情報処理装置70は、中央処理装置であるCPU72、ROM73、RAM74、ストレージ75、通信インターフェース76、周辺回路77などを備えるコンピュータであり、それらは内部バスを介して互いに通信可能となっている。
【0010】
ストレージ75は、セル単位でデータを書き換えることが可能な不揮発性メモリ75aを備えている。不揮発性メモリ75aは、例えばNOR型フラッシュメモリである。
通信インターフェース76は、外部バスに接続されている。外部バスには、通信機器80が接続されている。通信機器80は、無線通信にてネットワークNに接続されている。ネットワークNには、サーバ等を備えるデータセンタ200が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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