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公開番号
2024126335
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034642
出願日
2023-03-07
発明の名称
エネルギーマネジメント方法およびコンピュータシステム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20240912BHJP(計算;計数)
要約
【課題】エネルギーマネジメントの実行性とユーザの利便性との両立を図る。
【解決手段】エネルギーマネジメント方法が、所定の実行日に所定の充電拠点で実行されるエネルギーマネジメントのための電動車の充電の予定を立てることと、実行日に電動車の充電予備動作が充電拠点以外の場所について検知された場合に、電動車に関してその場所での充電量の推奨値を算出すること(S13)と、充電拠点以外の場所での充電量の上限値を充電量の推奨値に設定することの許可を電動車のユーザに求めること(S15)と、電動車のユーザから許可を受けた場合に、充電拠点以外の場所での充電量の上限値を充電量の推奨値に設定すること(S17)とを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の実行日に所定の充電拠点で実行されるエネルギーマネジメントのための電動車の充電の予定を立てることと、
前記実行日に前記電動車の充電予備動作が前記充電拠点以外の場所について検知された場合に、前記電動車に関してその場所での充電量の推奨値を算出することと、
前記充電拠点以外の場所での充電量の上限値を前記推奨値に設定することの許可を前記電動車のユーザに求めることと、
前記電動車のユーザから前記許可を受けた場合に、前記充電拠点以外の場所での充電量の上限値を前記推奨値に設定することと、
を含む、エネルギーマネジメント方法。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記充電予備動作は、前記電動車が充電可能な場所に停車することと、前記電動車の充電リッドが開くことと、前記電動車の目的地が充電可能な場所に設定されることとの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のエネルギーマネジメント方法。
【請求項3】
前記充電拠点について前記電動車の翌日の充電準備完了時刻および充電量を予測することと、
前日に予測された前記充電準備完了時刻および前記充電量に基づいて前記充電拠点で前記電動車の充電を行うことと、
をさらに含む、請求項1に記載のエネルギーマネジメント方法。
【請求項4】
前記推奨値を算出することは、
前記充電予備動作が検知された前記充電拠点以外の場所における前記電動車の蓄電量から、前記電動車が前記充電拠点に到着するまでに消費する電力量を減算することと、
前記減算の結果に対して、前記実行日の前日に予測された前記実行日の前記充電量を加算することと、
前記加算の結果が所定の蓄電量よりも低い場合に、前記加算の結果と前記所定の蓄電量との差分を、前記推奨値とすることと、
を含む、請求項3に記載のエネルギーマネジメント方法。
【請求項5】
1つ以上のプロセッサと、請求項1~4のいずれか一項に記載のエネルギーマネジメント方法を前記1つ以上のプロセッサに実行させるプログラムを記憶する1つ以上の記憶装置とを備える、コンピュータシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エネルギーマネジメント方法およびコンピュータシステムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2016-171634号公報(特許文献1)には、蓄電装置を備える電動車を用いてエネルギーマネジメントを行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-171634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたエネルギーマネジメント方法では、ユーザの行動を予測し、その予測結果に基づいて、電動車に搭載された蓄電装置の充電スケジュール(電動車への給電スケジュール)を管理している。しかしながら、ユーザが予測どおりに行動するとは限らない。また、ユーザが予測どおりにしか行動できないように電動車を制御した場合には、ユーザの利便性が過度に損なわれる可能性がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エネルギーマネジメントの実行性とユーザの利便性との両立を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に従うと、所定の実行日に所定の充電拠点で実行されるエネルギーマネジメントのための電動車の充電の予定を立てることと、実行日に電動車の充電予備動作が充電拠点以外の場所について検知された場合に、電動車に関してその場所での充電量の推奨値を算出することと、充電拠点以外の場所での充電量の上限値を充電量の推奨値に設定することの許可を電動車のユーザに求めることと、電動車のユーザから許可を受けた場合に、充電拠点以外の場所での充電量の上限値を充電量の推奨値に設定することとを含む、エネルギーマネジメント方法が提供される。
【0007】
上記方法によれば、エネルギーマネジメントの実行性とユーザの利便性との両立を図ることが可能になる。
【0008】
本開示の他の形態に従うと、1つ以上のプロセッサと、前述のエネルギーマネジメント方法を1つ以上のプロセッサに実行させるプログラムを記憶する1つ以上の記憶装置とを備える、コンピュータシステムが提供される。
【0009】
上記のコンピュータシステムによれば、前述したエネルギーマネジメント方法が好適に実行される。上記コンピュータシステムは、別々のコンピュータに搭載された複数のプロセッサと、別々のコンピュータに搭載された複数の記憶装置とを備えてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、エネルギーマネジメントの実行性とユーザの利便性との両立を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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