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公開番号2024126323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034625
出願日2023-03-07
発明の名称情報処理装置、及び情報処理方法
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E05F 15/71 20150101AFI20240912BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】建物内での通風量を確保しつつ、建物の外に漏れる音の大きさを所定レベル以下に抑えるための情報処理装置、及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、建物の建設地における所定位置での、建物内の音源からの発生音の大きさを特定する特定部23と、建物において屋外に面する箇所に設けられた複数の開口部のうち、開口部の開放度合いが制御される2以上の対象開口部を設定する設定部24と、上記の大きさが設定値以下になる場合の2以上の対象開口部の各々の開放度合いの算出値を算出する算出部25と、2以上の対象開口部の各々の開放度合いが上記の算出値である場合の建物内での通風量を示す情報を取得する取得部26と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建物の建設地における所定位置での、前記建物内の音源からの発生音の大きさを特定する特定部と、
前記建物において屋外に面する箇所に設けられた複数の開口部のうち、該開口部の開放度合いが制御される2以上の対象開口部を設定する設定部と、
前記大きさが設定値以下になる場合の前記2以上の対象開口部の各々の前記開放度合いの算出値を算出する算出部と、
前記2以上の対象開口部の各々の前記開放度合いが前記算出値である場合の前記建物内での通風量を示す情報を取得する取得部と、を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記音源からの発生音を前記建物内で検出する検出器によって検出された前記発生音の大きさが閾値を超える場合に、前記特定部が前記大きさを特定し、前記設定部が前記2以上の対象開口部を設定し、前記算出部が前記算出値を算出し、前記取得部が前記情報を取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記2以上の対象開口部の組み合わせを複数設定し、
前記算出部は、前記算出値を前記組み合わせ毎に算出し、
前記取得部が、前記情報を前記組み合わせ毎に取得し、
前記組み合わせ毎に取得された前記情報に基づき、複数の前記組み合わせの中からいずれか一つの前記組み合わせを選定する選定部を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
複数の前記開口部のそれぞれには、前記開放度合いを調整する開閉部材が備わっており、
前記選定部により選定された前記組み合わせに含まれる前記2以上の対象開口部のそれぞれに設けられた前記開閉部材に対して、対応する前記対象開口部の前記開放度合いを変えるための制御を実行する制御実行部をさらに備え、
前記制御実行部は、前記選定部により選定された前記組み合わせに含まれる前記2以上の対象開口部のそれぞれの前記開放度合いが、前記選定部により選定された前記組み合わせについて前記算出部により算出された前記算出値となるように前記制御を実行する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記設定部は、前記建物の利用状態に基づいて、前記2以上の対象開口部の前記組み合わせを設定する、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記設定部は、前記建物内に存在する人及び可動機器の少なくとも一方の数及び配置位置に基づいて、前記2以上の対象開口部の前記組み合わせを設定する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記設定部は、前記建物の利用状態に基づいて、前記組み合わせに含まれる前記2以上の対象開口部の各々に対して優先順位を設定し、
前記算出部は、前記大きさが前記設定値以下になり、且つ前記優先順位がより高い前記対象開口部では前記優先順位がより低い前記対象開口部に比べて前記開放度合いが大きくなる場合の前記算出値を算出する、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記取得部は、前記算出値に基づいて、前記建物内での通風量を計算することで前記情報を取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記取得部は、前記建物内に配置された風速センサの計測結果に基づいて前記情報を取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記所定位置は、前記建物の建設地の境界位置である、請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に係り、特に、建物内の音源からの発生音の大きさを建物の建設地の所定位置で一定レベル以下に抑えるための情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
建物には、通常、通風や採光のために複数の開口部が外壁等に設けられているが、開口部は、音の出入口となる。例えば、建物の外側で発生した騒音は、開口部から建物内に侵入して建物内の環境に影響を与え得る。そのため、建物に設けられる開口部に関しては、当該開口部を通過する音の大きさを考慮して、適正な数及び配置位置等を決める必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の技術は、建物の給気口を通じて居室内に侵入する騒音レベルの観点から、開口部の配置位置、数及び開口部に付加された遮音機能等を評価するものである。この技術によれば、建物の給気口が過剰機能となるのを抑制できて、設備コストの上昇を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-211895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
開口部では、建物内の音源から発生した音が建物の外に漏れることがある。その場合、開口部から建物の外側に漏れる発生音が一定のレベル以上になると、建物周囲の環境、例えば近隣住宅等において騒音の問題となり得る。
一方、騒音を抑える理由から建物の開口部を全て遮蔽した場合には、建物内での通風量が確保することが困難となり、これが原因となって建物内の快適性が損なわれる虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物内での通風量を確保しつつ、建物の外に漏れる音の大きさを所定レベル以下に抑えるための情報処理装置、及び情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明の情報処理装置によれば、建物の建設地における所定位置での、建物内の音源からの発生音の大きさを特定する特定部と、建物において屋外に面する箇所に設けられた複数の開口部のうち、開口部の開放度合いが制御される2以上の対象開口部を設定する設定部と、大きさが設定値以下になる場合の2以上の対象開口部の各々の開放度合いの算出値を算出する算出部と、2以上の対象開口部の各々の開放度合いが算出値である場合の建物内での通風量を示す情報を取得する取得部と、を備えることにより解決される。
【0008】
上記のように構成された本発明の情報処理装置によれば、建物の建設地における所定位置での、建物内の音源からの発生音の大きさが設定値以下になる場合の、2以上の対象開口部の各々の開放度合いを算出することができる。また、2以上の対象開口部の各々の開放度合いが当該算出値である場合の、建物内での通風量を把握することができる。これにより、建物内での通風量を確保しつつ、建物の外に漏れる音の大きさを所定レベル以下に抑えることが可能となる。
【0009】
また、音源からの発生音を建物内で検出する検出器によって検出された発生音の大きさが閾値を超える場合に、特定部が上記の大きさを特定し、設定部が2以上の対象開口部を設定し、算出部が上記の算出値を算出し、取得部が上記の情報を取得すると、好適である。
上記の構成によれば、建物内で一定レベル以上の音が検出された場合に、建物内での通風量を確保し、且つ、建物の外に漏れる音の大きさを所定レベル以下に抑えるための処理が実行される。これにより、必要に応じて(例えば、建物内の状況等に応じて)、本発明の情報処理装置を利用すれば、各開口部の開放度合いを適切に調整することができる。
【0010】
また、本発明の情報処理装置において、設定部は、2以上の対象開口部の組み合わせを複数設定し、算出部は、上記の算出値を組み合わせ毎に算出し、取得部が、上記の情報を組み合わせ毎に取得してもよい。そして、本発明の情報処理装置は、組み合わせ毎に取得された情報に基づき、複数の組み合わせの中からいずれか一つの組み合わせを選定する選定部を備えると、好適である。
上記の構成によれば、開放度合いが調整される2以上の対象開口部の組み合わせを適切に選定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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