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公開番号2024125951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023034104
出願日2023-03-06
発明の名称車両の運転支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 30/12 20200101AFI20240911BHJP(車両一般)
要約【課題】エンジンの始動および停止のいずれかが不可の状態で、一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行を継続しても、車両の燃費が損なわれない車両の運転支援装置を提供する。
【解決手段】パルグラ走行禁止部96により、加速要求時にエンジン12が停止しているか又は減速要求時にエンジン12が運転していることを条件として、パルグラ走行が禁止され、そのパルグラ走行禁止部96パルグラ走行禁止部96によりパルグラ走行が禁止されている状態で、エンジン12の運転状態が切り替えられた場合には、パルグラ走行禁止解除部98により、上記パルグラ走行の禁止が解除される。このように、エンジン12の運転状態が切り替えられた場合に、上記パルグラ走行の禁止が解除され、そのパルグラ走行が再開されて続行されるので、燃費の悪化が抑制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを含む原動機を備える車両において、一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行を行なう車両の運転支援装置であって、
加速要求時に前記エンジンが停止しているか又は減速要求時に前記エンジンが運転していることを条件として、前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行を禁止するパルグラ走行禁止部と、
前記パルグラ走行禁止部により前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行が禁止されている状態で、前記エンジンの運転状態が前記条件が成立しない側へ切り替えられた場合には、前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行の禁止を解除するパルグラ走行禁止解除部と、を含む
ことを特徴とする車両の運転支援装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
要求駆動力が前記エンジンの運転および停止を判定するために設定された判定閾値以上となった場合には前記エンジンの始動を指令し、前記要求駆動力が前記エンジンの運転および停止を判定するために設定された判定閾値を下回った場合には前記エンジンの停止を指令するエンジン始動停止制御部と、
前記パルグラ走行禁止部により前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行が禁止されている場合は、前記エンジンの始動および停止が切り替わり易くなるように前記判定閾値を変更する判定閾値変更部と、を含む
ことを特徴とする請求項1の車両の運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転支援装置に関し、特に、一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行(以下、パルス&グライド走行又はパルグラ走行ともいう)において、エネルギー効率が高く、良好な燃費がえられるようにする技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
車速が設定車速に維持されるように前記設定車速を含む第1車速範囲を基準として車両の加速度を自動調節する第1定速制御と、車速が設定車速に維持されるように前記設定車速を含む第2車速範囲を基準として車両の加速度を自動調節する第2定速制御とを含み、前記第2車速範囲は前記第1車速範囲よりも広い範囲に設定されており、車両の走行状態に応じて前記第1定速制御と第2定速制御とが切替られる運転支援装置が、特許文献1に提案されている。
【0003】
一般に、車速をある特定の値に制御する場合、広い幅の車速変動範囲を許容しつつ車速を制御する方が、車両に与える駆動力を出力する駆動装置の作動を制御するときの制御の自由度が増加し、エネルギー効率が得られる。このため、特許文献1の運転支援装置によれば、許容される車速変動幅が相対的に狭い第1車速範囲を基準とした第1定速制御と、許容される車速変動幅が相対的に広い第2車速範囲を基準とした第2定速制御とが、実行されるので、より高いエネルギー効率で車速を設定車速に制御しつつ、車両を走行させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-0953320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の運転支援装置における第1定速制御および第2定速制御は、一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう。たとえば、加速時はエンジン運転を前提としたエネルギー効率がよくなる駆動力、減速時はエンジン停止を前提としたエネルギー効率がよくなる駆動力を要求する。このため、エンジンの始動および停止が共にできる状態でのみ成立する制御であり、エンジンの始動および停止のいずれかが不可の状態で制御を継続すると、却って車両の燃費が悪化するという不都合があった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、エンジンの始動および停止のいずれかが不可の状態で、一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行を継続しても、車両の燃費が損なわれない車両の運転支援装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明の要旨とするところは、(a)エンジンを含む原動機を備える車両において、一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行を行なう車両の運転支援装置であって、(b)加速要求時に前記エンジンが停止しているか又は減速要求時に前記エンジンが運転していることを条件として、前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行を禁止するパルグラ走行禁止部と、(c)前記パルグラ走行禁止部により前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行が禁止されている状態で、前記エンジンの運転状態が前記条件が成立しない側へ切り替えられた場合には、前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行の禁止を解除するパルグラ走行禁止解除部と、を含むことにある。
【0008】
第2発明の要旨とするところは、(d)要求駆動力が前記エンジンの運転および停止を判定するために設定された判定閾値以上となった場合には前記エンジンの始動を指令し、前記要求駆動力が前記エンジンの運転および停止を判定するために設定された判定閾値を下回った場合には前記エンジンの停止を指令するエンジン始動停止制御部と、(e)前記パルグラ走行禁止部により前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行が禁止されている場合は、前記エンジンの始動および停止が切り替わり易くなるように前記判定閾値を変更する判定閾値変更部と、を含むことにある。
【発明の効果】
【0009】
第1発明によれば、パルグラ走行禁止部により、加速要求時にエンジンが停止しているか又は減速要求時にエンジンが運転していることを条件として、パルグラ走行(前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行)が禁止され、そのパルグラ走行禁止部により前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行が禁止されている状態で、前記エンジンの運転状態が切り替えられた場合には、前記パルグラ走行禁止解除部により、前記パルグラ走行の禁止が解除される。このように、エンジンの運転状態が切り替えられた場合に、前記一定の車速範囲内で設定車速が得られるように加速および減速を行なう自動走行の禁止が解除され、その自動走行が再開されて続行されるので、燃費の悪化が抑制される。
【0010】
第2発明によれば、前記パルグラ走行禁止部により前記パルグラ走行が禁止されている場合は、判定閾値変更部により、前記エンジンの始動および停止が切り替わり易くなるように前記判定閾値が変更される。すなわち、パルグラ走行禁止状態の間、エンジンが運転中であれば、エンジンが停止し易いように判定閾値のパワ―値が高くされ、エンジンが停止中であれば、エンジンが始動し易いように判定閾値のパワ―値が低くされる。および停止が切り替わり易くなるように前記判定閾値が変更される。これにより、エンジンの運転或いは停止を妨げている他の原因が解消されたタイミングで、即座にパルグラ走行に復帰することができるため、エネルギー効率の高い走行を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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