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公開番号2024125913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023034046
出願日2023-03-06
発明の名称車両用空調装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60H 1/00 20060101AFI20240911BHJP(車両一般)
要約【課題】HV走行からEV走行に切り替わったときに、車室内に吹き出す空気が全てヒータコアを通過した空気となるように制御することで、暖房の急激な温度低下を抑制する車両用空調装置を実現する。
【解決手段】熱媒体が循環するヒータコア28を通過して温度上昇した空気を前記車室内に吹き出す暖房システムと、前記ヒータコア28を通過して前記車室内に吹き出す空気と、前記ヒータコア28を通過せずに前記車室内に吹き出す空気との混合比を変更するエアミックスダンパと26、前記エアミックスダンパ26を制御する制御部56と、を備え、前記制御部56は、前記HV走行から前記EV走行に切り替わったときに、前記エアミックスダンパ26を制御して、前記車室内に吹き出す空気を、全て前記ヒータコア28を通過した空気とする、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
HV走行においてはエンジンの廃熱を利用し、EV走行においてはヒータを利用して車室内の暖房を行うハイブリッド車の車両用空調装置であって、
熱媒体が循環するヒータコアを通過して温度上昇した空気を前記車室内に吹き出す暖房システムと、
前記ヒータコアを通過して前記車室内に吹き出す空気と、前記ヒータコアを通過せずに前記車室内に吹き出す空気との混合比を変更するエアミックスダンパと、
前記エアミックスダンパを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記HV走行から前記EV走行に切り替わったときに、前記エアミックスダンパを制御して、前記車室内に吹き出す空気を、全て前記ヒータコアを通過した空気とする、
ことを特徴とする車両用空調装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記制御部は、目標吹出温度が前記車室内に吹き出す空気の温度以上の場合に、前記エアミックスダンパを制御して、前記車室内に吹き出す空気を、全て前記ヒータコアを通過した空気とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記HV走行においては、前記車室内に吹き出す空気の温度が、目標吹出温度になるように、前記エアミックスダンパによって、前記ヒータコアを通過して前記車室内に吹き出す空気と、前記ヒータコアを通過せずに前記車室内に吹き出す空気との混合比を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空調装置に関し、特に、ハイブリッド車両に搭載される空調装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の暖房を制御するために空調装置が使用されている。そして、エンジンからの動力を車両の駆動力とする走行モード(以下、適宜「HV走行」と称する。)と、エンジンを停止して電動機の動力のみを車両の駆動力とする走行モード(以下、適宜「EV走行」と称する。)と、を選択的に適用するハイブリッド車両においては、その車両の特徴に合わせた車両用空調装置が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて暖房を行うモードと、内燃機関を熱源として暖房を行うモードと、が選択的に実施可能な空調設備を制御するハイブリッド車両が開示されている。当該空調設備は、HV走行時にはエンジンを熱源として暖房を行うモードを優先的に実施するように制御される。かかる構成により、HV走行かEV走行かに関わらず一律に蓄電装置に蓄えられた電力を用いて暖房を行う場合に比べて、電力の消費を抑制できるとされている。また、内燃機関を停止して電動機の動力によって走行するEV走行時においては、内燃機関を作動させることなく暖房能力を確保できるため、ハイブリッド車両に適した暖房の制御ができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-077852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、HV走行においてはエンジンの廃熱を利用し、EV走行においてはヒータを利用して車室内の暖房を行うハイブリッド車両において、HV走行の場合にはエンジンを熱源として暖房システムを使用するため、暖房システムを循環する水温は高くなっている。そのため、このような暖房システムでは、乗員にとって快適な温度となるように、外気を取り入れて、導入された空気とエンジンを熱源とする冷却水で温めた空気とを混合し、車室内には混合した空気が吹き出される設定となっている。具体的には、車室内に吹き出される空気の温度が設定された温度になるように、外気と冷却水で温めた空気との混ざり具合を調整する。この調整のために、エアミックスダンパの開度が制御され、一般に、水温が充分高いHV走行においては、エアミックスダンパの開度が広げられる。
【0006】
ここで、このエアミックスダンパの開度を広げた状態のときに、エンジンを停止してHV走行からEV走行に切り替わると、暖房システムを循環する水温が低下し、暖房の温度が急低下することがある。
【0007】
そこで、本明細書では、HV走行からEV走行に切り替わったときに、暖房の急激な温度低下を抑制するための車両用空調装置を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で開示する車両用空調装置は、HV走行においてはエンジンの廃熱を利用し、EV走行においてはヒータを利用して車室内の暖房を行うハイブリッド車の車両用空調装置であって、熱媒体が循環するヒータコアを通過して温度上昇した空気を前記車室内に吹き出す暖房システムと、前記ヒータコアを通過して前記車室内に吹き出す空気と、前記ヒータコアを通過せずに前記車室内に吹き出す空気との混合比を変更するエアミックスダンパと、前記エアミックスダンパを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記HV走行から前記EV走行に切り替わったときに、前記エアミックスダンパを制御して、前記車室内に吹き出す空気を、全て前記ヒータコアを通過した空気とする、ことを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、HV走行からEV走行に切り替わったときに、車室内に吹き出す空気が全てヒータコアを通過した空気となるため、暖房の急激な温度低下を抑制できる。
【0010】
また、前記車両用空調装置は、前記制御部は、目標吹出温度が前記車室内に吹き出す空気の温度以上の場合に、前記エアミックスダンパを制御して、前記車室内に吹き出す空気を、全て前記ヒータコアを通過した空気とする、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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