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公開番号2024125627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033566
出願日2023-03-06
発明の名称モータ制御装置およびモータ制御方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02P 21/05 20060101AFI20240911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータ効率を低下させることなくトルクリプルを抑制することができるモータ制御装置およびモータ制御方法を提供すること。
【解決手段】本願に係るモータ制御装置は、三相交流のモータを駆動制御するモータ制御装置であって、コントローラを有する。コントローラは、モータへ入力される電流の実測値に含まれる高調波成分を基本波座標から高調波座標へ変換し、高調波座標において、高調波成分の電流値が小さくなるようにフィードバック制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
三相交流のモータを駆動制御するモータ制御装置であって、
前記モータへ入力される電流の実測値に含まれる高調波成分を基本波座標から高調波座標へ変換し、前記高調波座標において、前記高調波成分の電流値が小さくなるようにフィードバック制御を行うコントローラを備える
モータ制御装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記フィードバック制御により前記高調波成分を抑制するための抑制信号を生成し、前記抑制信号を前記高調波座標から前記基本波座標へ変換し、変換した前記抑制信号を加えた電圧指令を前記モータへ出力する
請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記高調波成分を次数毎に前記基本波座標から前記高調波座標に変換して前記フィードバック制御を行う
請求項1または2に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
正相分および逆相分の次数の前記高調波成分が小さくなるように前記フィードバック制御を行う
請求項3に記載のモータ制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記モータへ入力される電流のひずみ率を算出し、前記ひずみ率が予め定められた閾値以上である場合に、前記フィードバック制御を行う
請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記高調波成分の電流がゼロになるように前記フィードバック制御を行う
請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項7】
三相交流のモータを駆動制御するモータ制御装置が実行するモータ制御方法であって、
前記モータへ入力される電流の実測値に含まれる高調波成分を基本波座標から高調波座標へ変換し、前記高調波座標において、前記高調波成分の電流値が小さくなるようにフィードバック制御を行う
モータ制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、三相モータの出力トルクに発生する高調波の脈動(以下、トルクリプル)を抑制する技術が提案されている。例えば、特許文献1では、指令トルクに応じた指令信号(電流値一定の信号)に、予めトルクリプルを相殺するための高調波の信号を重畳させることで、出力トルクに発生するトルクリプルを抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-100510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、高調波の信号を重畳させているが、この際に重畳させる信号によっては、指令信号である正弦波のひずみが大きくなってしまう。ひずみが大きい指令信号がインバータに入力されると、インバータやモータにおける電流損失が大きくなってしまうため、最終的なモータ効率が低下してしまうおそれがある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、モータ効率を低下させることなくトルクリプルを抑制することができるモータ制御装置およびモータ制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係るモータ制御装置は、三相交流のモータを駆動制御するモータ制御装置であって、コントローラを有する。前記コントローラは、前記モータへ入力される電流の実測値に含まれる高調波成分を基本波座標から高調波座標へ変換し、前記高調波座標において、前記高調波成分が小さくなるようにフィードバック制御を行う。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、モータ効率を低下させることなくトルクリプルを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、モータ制御システムの構成例を示すブロック図である。
図2は、モータ制御装置が実行する全体処理の処理手順を示すフローチャートである。
図3は、モータ制御装置が実行する高調波制御の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係るモータ制御装置およびモータ制御方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るモータ制御装置およびモータ制御方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
また、実施形態において、「実測値」と記載している各種値のうち、実際にセンサから取得するU、V、W相の電流実測値以外の実測値については、この電流実測値から演算等を行って求めた値を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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