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公開番号
2024125001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023033044
出願日
2023-03-03
発明の名称
電動把持工具の使用状況管理装置およびこれを備えた使用状況管理システム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
B25F
5/00 20060101AFI20240906BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】電動把持工具が安全かつ適切に使用されているか否かを適切に管理することが可能な電動把持工具の使用状況管理装置およびこれを備えた使用状況管理システムを提供する。
【解決手段】電動把持工具10の管理者端末50は、電動把持工具10の使用状況を管理する使用状況管理装置であって、通信部52と、記憶部53とを備える。通信部52は、電動把持工具10から電動把持工具10の使用状況に関する情報として、使用者ごとの作業時間、安全操作状況に関する情報を取得する。記憶部53は、通信部52において取得された使用状況に関する情報を保存する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電動把持工具の使用状況を管理する使用状況管理装置であって、
前記電動把持工具から前記電動把持工具の使用状況に関する情報として、使用者ごとの作業時間、安全操作状況に関する情報を取得する使用状況取得部と、
前記使用状況取得部において取得された前記使用状況に関する情報を保存する記憶部と、
を備えている電動把持工具の使用状況管理装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記電動把持工具は、補助ハンドルが装着された状態で使用され、
前記使用状況は、前記補助ハンドルに対する使用者の把持状態と所定操作の入力の検出結果を含む、
請求項1に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項3】
前記所定操作は、前記補助ハンドルの把持部分を回動させる操作を含む、
請求項2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項4】
前記所定操作は、前記補助ハンドルに設けられたレバー部分を押す操作を含む、
請求項2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項5】
前記所定操作は、前記補助ハンドルに設けられたボタン部分を押す操作を含む、
請求項2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項6】
前記使用状況取得部は、前記電動把持工具の使用者がそれぞれ所有する作業者端末との間において通信を行う、
請求項1または2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項7】
前記使用状況は、前記電動把持工具において判定された前記電動把持工具の使用可否に関する判定結果を含む、
請求項1または2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項8】
前記使用状況は、前記電動把持工具ごとに付された固有のID情報を含む、
請求項1または2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項9】
前記使用状況は、前記補助ハンドルごとに付された固有のID情報を含む、
請求項2に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
【請求項10】
前記使用状況は、前記作業者端末ごとに付された固有のID情報を含む、
請求項6に記載の電動把持工具の使用状況管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、電動ドライバ、グラインダ、ジグソー、チェーンソー等の電力によって先端工具を駆動させて各種作業を行う電動把持工具の使用状況管理装置およびこれを備えた使用状況管理システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
作業現場や工場において、ドリルやドライバなどの先端工具をモータによって回転駆動して所望の作業を行う電動把持工具が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このような電動把持工具の中には、使用者が安定した状態で電動把持工具を使用できるように、本体部に補助ハンドルが装着された電動把持工具がある。
例えば、特許文献1には、補助ハンドル仕様時における利便性を向上させるために、ギヤを収容するギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態でモータの回転力により回転する出力軸と、補助ハンドルが装着された状態で補助ハンドルに設けられている慣性センサの検出信号を受信する受信装置と、慣性センサの検出信号に基づいて出力軸の回転を制御する制御信号を出力するコントローラと、を備えた電動工具について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-151692号公報
特開2012-096299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の電動工具では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された電動工具では、ハンドル部と作業者の手との距離データに基づいてハンドル部が作業者に握られたか否かを判定することで、作業者がハンドル部に触っているものと推定された際に、出力軸の回転を許可しているため、作業者がハンドル部をしっかりと握っているか否かまで判断することは困難であった。このため、作業者がしっかりハンドル部を握っていない状態のまま作業を行っているにもかかわらず、出力軸の回転を許可してしまい、電動工具が大きな反力を受けた際に作業者の安全性が十分な担保されていないおそれがある。
【0005】
本発明の課題は、電動把持工具が安全かつ適切に使用されているか否かを適切に管理することが可能な電動把持工具の使用状況管理装置およびこれを備えた使用状況管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明に係る電動把持工具の使用状況管理装置は、電動把持工具の使用状況を管理する使用状況管理装置であって、使用状況取得部と、記憶部と、を備えている。使用状況取得部は、電動把持工具から電動把持工具の使用状況に関する情報として、使用者ごとの作業時間、安全操作状況に関する情報を取得する。記憶部は、使用状況取得部において取得された使用状況に関する情報を保存する。
【0007】
ここでは、電動把持工具の使用者が安全かつ適切に使用されているか否かを管理するために、電動把持工具との間で通信を行い、電動把持工具の使用状況に関する情報として、使用者ごとの作業時間、安全操作状況に関する情報を取得して保存する。
ここで、使用状況管理装置は、例えば、電動把持工具を用いて作業を行う使用者を管理する管理会社等に設置されたPC(Personal Computer)等の端末装置である。
【0008】
これにより、使用状況管理装置において、使用者ごとの作業時間、安全操作が行われているかに関する情報を取得して管理することができるため、使用者に対して作業中止、安全操作を促すメッセージを送信する等の措置を講ずることができる。
この結果、電動把持工具が安全かつ適切に使用されているか否かを適切に管理することができる。
【0009】
第2の発明に係る電動把持工具の使用状況管理装置は、第1の発明に係る電動把持工具の使用状況管理装置であって、電動把持工具は、補助ハンドルが装着された状態で使用され、使用状況は、補助ハンドルに対する使用者の把持状態と所定操作の入力の検出結果を含む。
これにより、電動把持工具が補助ハンドルを到着した状態で使用される際に、補助ハンドルに対する把持および所定操作の入力の2つの条件を満たす場合に安全に操作されている状況であると判定することができる。
【0010】
第3の発明に係る電動把持工具の使用状況管理装置は、第2の発明に係る電動把持工具の使用状況管理装置であって、所定操作は、補助ハンドルの把持部分を回動させる操作を含む。
これにより、使用者が補助ハンドルに触っただけでなく、補助ハンドルの把持部分を回動操作したことを検出した場合に、駆動部の駆動を許可することで、作業者が補助ハンドルをしっかり握って安全に作業していると推定される状態を管理することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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