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公開番号
2024143139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055657
出願日
2023-03-30
発明の名称
聴診装置およびこれを備えた聴診システム、聴診方法、聴診プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
5/02 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】心音の異常の有無を従来よりも高精度に検出することが可能な聴診装置およびこれを備えた聴診システム、聴診方法、聴診プログラムを提供する。
【解決手段】PC20は、通信部21と、演算・判定部28とを備える。通信部21は、聴診器10から心音のデータを取得する。演算・判定部28は、通信部21において取得された心音の1拍に含まれるI音、II音、III音、IV音を含む波形を解析する。演算・判定部28は、解析されたI音、II音、III音、IV音を含む波形の解析結果に基づいて、心音の異常の有無を判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被検者の心音の測定を行う聴診器から前記心音のデータを取得して異常の有無を判定する聴診装置であって、
前記聴診器から前記心音のデータを取得するデータ取得部と、
前記データ取得部において取得された前記心音の1拍に含まれる第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形を解析するデータ解析部と、
前記データ解析部において解析された前記第1音、前記第2音、前記第3音、前記第4音を含む前記波形の解析結果に基づいて、前記心音の異常の有無を判定する判定部と、
を備えている聴診装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
被検者の心音の測定を行い、異常の有無を判定する聴診装置であって、
前記心音のデータを測定するデータ測定部と、
前記データ測定部において測定された前記心音の1拍に含まれる第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形を解析するデータ解析部と、
前記データ解析部において解析された前記第1音、前記第2音、前記第3音、前記第4音を含む前記波形の解析結果に基づいて、前記心音の異常の有無を判定する判定部と、
を備えている聴診装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記データ解析部における解析の結果、前記第1音、前記第2音、前記第3音、前記第4音の少なくとも1つの波形の信号強度、持続時間、前記波形間の間隔、前記波形の特徴のうちの少なくとも1つを用いて、前記心音の異常の有無を判定する、
請求項1または2に記載の聴診装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記データ解析部において解析された前記波形と、前記被検者の過去の心音の波形とを比較して、前記心音の異常の有無を判定する、
請求項1または2に記載の聴診装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記データ解析部において解析された前記波形と、一般的な健常者の心音の波形とを比較して、前記心音の異常の有無を判定する、
請求項4に記載の聴診装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記データ解析部において解析された前記心音の波形と前記過去の心音の波形とを比較して、所定のパラメータの差分値を算出し、前記差分値が所定の閾値以上であるか否かに応じて、前記心音の異常の有無を判定する、
請求項4に記載の聴診装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記データ解析部において解析された前記心音の波形と前記過去の心音の波形とを比較して算出された所定のパラメータの差分値が所定の閾値以上であって、前記一般的な健常者の心音の波形とを比較して算出された所定のパラメータの差分値が所定の閾値未満である場合には、前記被検者の状態が要経過観察であると判定する、
請求項5に記載の聴診装置。
【請求項8】
前記判定部は、前記データ解析部において解析された前記心音の波形と前記過去の心音の波形とを比較して算出された所定のパラメータの差分値が所定の閾値未満であって、前記一般的な健常者の心音の波形とを比較して算出された所定のパラメータの差分値が所定の閾値以上である場合には、前記被検者の状態が要経過観察であると判定する、
請求項5に記載の聴診装置。
【請求項9】
前記判定部は、前記データ解析部において解析された前記波形と、一般的な健常者の心音の波形とを比較して、前記心音の異常の有無を判定する、
請求項1または2に記載の聴診装置。
【請求項10】
前記第1音は、心臓の心室が収縮する際に生じる音であって、
前記第2音は、前記心室の拡張が開始した際に生じる音である、
請求項1または2に記載の聴診装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、心音の測定を行う聴診装置およびこれを備えた聴診システム、聴診方法、聴診プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、心音を測定して被検者の健康状態に異常がないかを診断するシステムが用いられている。
例えば、特許文献1には、心音データに基づいて心疾患の有無を判断するために、生体の心音に基づく電気信号が入力され予め定められた信号処理を行って心音データを出力する入力信号処理部と、第1区間の心音データを周波数変換して第1区間パワースペクトルを算出し第2区間の心音データを周波数変換して第2区間パワースペクトルを算出し第1区間パワースペクトルと第2区間パワースペクトルとの相違に基づいて生体に心疾患があるかどうかを診断する心音解析部とを備えた心疾患診断装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-188511号公報(特許第6244244号公報)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の心疾患診断装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された心疾患診断装置では、第1区間の心音データを周波数変換して第1区間パワースペクトルを算出し第2区間の心音データを周波数変換して第2区間パワースペクトルを算出し第1区間パワースペクトルと第2区間パワースペクトルとの相違に基づいて生体に心疾患があるかどうかを診断している。
【0005】
このため、1回の心拍に含まれる心音データを、収縮期(第1の区間)と拡張期(第2の区間)とに分けてパワースペクトルが算出されているため、異常の有無を高精度に検出することが困難になるおそれがある。
本発明の課題は、心音の異常の有無を従来よりも高精度に検出することが可能な聴診装置およびこれを備えた聴診システム、聴診方法、聴診プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明に係る聴診装置は、被検者の心音の測定を行う聴診器から心音のデータを取得して異常の有無を判定する聴診装置であって、データ取得部と、データ解析部と、判定部と、を備えている。データ取得部は、聴診器から心音のデータを取得する。データ解析部は、データ取得部において取得された心音の1拍に含まれる第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形を解析する。判定部は、データ解析部において解析された第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形の解析結果に基づいて、心音の異常の有無を判定する。
【0007】
ここで、聴診装置は、例えば、被検者の心音を測定する聴診器と通信可能なPC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末等である。
被検者の心音を測定する聴診器は、例えば、被検者の胸部に貼り付けた状態で使用される装置であってもよいし、医師等によって被検者の心音を測定する聴診器等であってもよい。
【0008】
また、聴診器から心音のデータを取得する際には、例えば、無線通信を介してデータを取得してもよいし、有線通信を介してデータを取得してもよい。
第1音、第2音、第3音、第4音は、心拍1回に含まれる心音であって、被検者の心臓(心室、心房)の動きに起因して生じる。
第1音は、例えば、心臓の心室が収縮する際に生じる音である。第2音は、例えば、心室の拡張が開始した際に生じる音である。第3音は、例えば、心室の拡張が終了した際に生じる音である。第4音は、例えば、心臓の心房が収縮した際に生じる音である。
【0009】
なお、被検者によっては、第1音、第2音、第3音、第4音の全てが検出されることなく、例えば、第1音と第2音のみが検出される場合もあるし、第1音、第2音、第3音のみが検出される場合もあるし、第1音、第2音、第4音のみが検出される場合もあるものとする。
判定部による心音の異常の有無の判定は、例えば、被検者の過去の心音の波形データとの比較、あるいは、一般的な健常者の心音の波形データとの比較を行って行われる。
これにより、心拍1回に含まれる心音データから、第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形を解析し、それぞれの音の過去の被検者の心音データとの差異、一般的な健常者の心音データとの差異等に応じて、心音の異常の有無を判定することができる。
この結果、心音の異常の有無を従来よりも高精度に検出することができる。
【0010】
第2の発明に係る聴診装置は、被検者の心音の測定を行い、異常の有無を判定する聴診装置であって、データ測定部と、データ解析部と、判定部と、を備えている。データ測定部は、心音のデータを測定する。データ解析部は、データ測定部において測定された心音の1拍に含まれる第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形を解析する。判定部は、データ解析部において解析された第1音、第2音、第3音、第4音を含む波形の解析結果に基づいて、心音の異常の有無を判定する。
(【0011】以降は省略されています)
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