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公開番号2024124870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032825
出願日2023-03-03
発明の名称エアロゾル形成部材とエアロゾル吸引カートリッジ
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24F 40/465 20200101AFI20240906BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】 加熱部材の錆による発熱能力の低下が少なく、高いエアロゾル発生量を有するエアロゾル形成部材を提供することと、誘導加熱部材を有さなくとも、現状の誘導加熱装置を使用可能なエアロゾル形成部材を提供することを目的とする。
【解決手段】 エアロゾル吸引カートリッジ10に使用される円柱形状のエアロゾル形成部材1であって、筒形状の内装部材11と、その筒形状の内部に収納され、加熱することでエアロゾルを発生させる素材よりなる充填物13と、その内部に収納され、交流電場に反応して熱を発生させる誘電加熱部材12と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル吸引カートリッジに使用される円柱形状のエアロゾル形成部材であって、
筒形状の内装部材と、
前記内装部材の筒形状の内部に収納され、加熱することでエアロゾルを発生させる素材よりなる充填物と、
前記充填物の内部に収納され、交流電場に反応して熱を発生させる誘電加熱部材と、を備える、
ことを特徴とする、エアロゾル形成部材。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記交流電場は、その周波数が3MHz~30GHzの範囲にある、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成部材。
【請求項3】
前記誘電加熱部材は、酸化チタン、チタン酸バリウム、雲母、プラスチックまたは酸化アルミニウムのいずれかを素材とする、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成部材。
【請求項4】
前記充填物の内部に収納され、交番磁界に反応して熱を発生させる誘導加熱部材を備える、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成部材。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のエアロゾル形成部材を使用したエアロゾル吸引カートリッジであって、誘導加熱装置で使用される、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル形成部材とそれを使用したエアロゾル吸引カートリッジに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品を使用したエアロゾル吸引カートリッジも知られ始めている。
【0003】
このようなエアロゾル吸引カートリッジは、充填物が集積されたエアロゾル形成部材を加熱することで、エアロゾルを発生させる。エアロゾル形成部材の加熱方法として、(1)加熱装置内部に設置された加熱ブレードに、エアロゾル吸引カートリッジを挿入して、加熱ブレードを電気的に加熱することで充填物を加熱する方式(抵抗加熱式)と(例えば特許文献1参照)の他に、(2)エアロゾル形成部材の充填物の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を配設し、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
ここで、誘導加熱部材は専ら金属を素材としているため、充填物の中に長期間おかれることで、錆が発生し、そのために発熱能力が低下することが問題となっていた。また、使用されている素材の特性によっては、十分な加熱ができないといった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2015-519915号公報
特開2021-175399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、加熱部材の錆による発熱能力の低下が少なく、高いエアロゾル発生量を有するエアロゾル形成部材を提供することを目的とする。
【0007】
また、誘導加熱部材を有さなくとも、現状の誘導加熱装置を使用可能なエアロゾル吸引カートリッジを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、エアロゾル吸引カートリッジに使用される円柱形状のエアロゾル形成部材であって、筒形状の内装部材と、前記内装部材の筒形状の内部に収納され、加熱することでエアロゾルを発生させる素材よりなる充填物と、前記充填物の内部に収納され、交流電場に反応して熱を発生させる誘電加熱部材と、を備える、ことを特徴とする、エアロゾル形成部材である。
請求項2に記載の発明は、前記交流電場は、その周波数が3MHz~30GHzの範囲にある、ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成部材である。
請求項3に記載の発明は、前記誘電加熱部材は、酸化チタン、チタン酸バリウム、雲母、プラスチックまたは酸化アルミニウムのいずれかを素材とする、ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成部材である。
請求項4に記載の発明は、前記充填物の内部に収納され、交番磁界に反応して熱を発生させる誘導加熱部材を備える、ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成部材である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のエアロゾル形成部材を使用したエアロゾル吸引カートリッジであって、誘導加熱装置で使用される、ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジである。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、誘電体を発熱体として使用することで、誘導加熱式の誘導加熱部材に比べて錆による発熱能力の低下が少ないので、エアロゾル発生量の高いエアロゾル形成部材1を得ることが可能となる。
【0010】
また、誘電体は金属に比べて柔らかく加工性が良いものが多いため、エアロゾル形成部材に生産効率を高めることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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