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公開番号2024124689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032552
出願日2023-03-03
発明の名称トリガスイッチ
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類H01H 13/52 20060101AFI20240906BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電動工具等の電動装置に組み込まれ、電動装置の駆動モータ等の駆動部を駆動させるトリガスイッチであって、トリガの押圧に要する力を調整可能なトリガスイッチを提供する。
【解決手段】トリガスイッチTSは、押込操作を受けて解放位置から押込方向へ移動するトリガ1と、トリガ1を押込方向の反対方向へ付勢する復帰バネ5とを備える。トリガスイッチTSが備える復帰バネ5は、トリガ1の移動により、押込方向へ押圧を受け、押圧による力に伴い付勢力を強める。トリガスイッチTSは、トリガ1の解放位置における前記復帰バネ5の付勢力を調整する調整部材6を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
押込操作を受けて解放位置から押込方向へ移動するトリガと、前記トリガを押込方向の反対方向へ付勢する復帰バネとを備え、前記復帰バネは、前記トリガの移動により、押込方向へ押圧を受け、押圧による力に伴い付勢力を強めるトリガスイッチであって、
前記トリガの解放位置における前記復帰バネの付勢力を調整する調整部材を備える
ことを特徴とするトリガスイッチ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1に記載のトリガスイッチであって、
前記調整部材は、
前記トリガの移動に連動して移動するようにしてあり、
前記復帰バネに当接する当接部を有し、
前記トリガの解放位置における前記当接部の位置を調整することにより、付勢力を調整可能である
ことを特徴とするトリガスイッチ。
【請求項3】
請求項2に記載のトリガスイッチであって、
前記トリガを一端側で支持する軸部材を備え、
前記軸部材は、
前記調整部材を保持する保持部を有し、
前記トリガの移動に連動して移動し、保持している前記調整部材の前記当接部を介して前記復帰バネを押圧する
ことを特徴とするトリガスイッチ。
【請求項4】
請求項3に記載のトリガスイッチであって、
前記軸部材は、
中空の筒状をなし、
内部に前記調整部材の全部又は一部を収容してあり、
前記保持部は、
前記調整部材の当接部の位置を移動可能に保持する内ネジである
ことを特徴とするトリガスイッチ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のトリガスイッチであって、
前記トリガは、取り付け及び取り外しが可能であり、
前記トリガを外した場合に、前記調整部材を操作する治具により、前記調整部材による付勢力の調整が可能となる
ことを特徴とするトリガスイッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押込操作を受けて解放位置から押込方向へ移動するトリガを備えるトリガスイッチに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電動ドライバ等の電動工具に、押込操作を受け付けるトリガスイッチが用いられている。電動工具の制御に用いられるトリガスイッチは、押込操作を受けて解放位置から押込方向へ移動するトリガと、トリガを押込方向の反対方向へ付勢する復帰バネとを備えている。(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-219965号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来のトリガスイッチは、押込操作に必要な力が固定されているため、例えば、使用者の握力が弱い場合には、使用者の負担が大きい等の問題がある。また、押込み操作に必要な力が、使用者の握力に対して弱すぎる場合には、意図しない押込み操作が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、押込操作に必要な力を可変とするトリガスイッチの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本願開示のトリガスイッチは、押込操作を受けて解放位置から押込方向へ移動するトリガと、前記トリガを押込方向の反対方向へ付勢する復帰バネとを備え、前記復帰バネは、前記トリガの移動により、押込方向へ押圧を受け、押圧による力に伴い付勢力を強めるトリガスイッチであって、前記トリガの解放位置における前記復帰バネの付勢力を調整する調整部材を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本願開示のトリガスイッチにおいて、前記調整部材は、前記トリガの移動に連動して移動するようにしてあり、前記復帰バネに当接する当接部を有し、前記トリガの解放位置における前記当接部の位置を調整することにより、付勢力を調整可能であることを特徴とする。
【0008】
また、本願開示のトリガスイッチにおいて、前記トリガを一端側で支持する軸部材を備え、前記軸部材は、前記調整部材を保持する保持部を有し、前記トリガの移動に連動して移動し、保持している前記調整部材の前記当接部を介して前記復帰バネを押圧することを特徴とする。
【0009】
また、本願開示のトリガスイッチにおいて、前記軸部材は、中空の筒状をなし、内部に前記調整部材の全部又は一部を収容してあり、前記保持部は、前記調整部材の当接部の位置を移動可能に保持する内ネジであることを特徴とする。
【0010】
また、本願開示のトリガスイッチにおいて、前記トリガは、取り付け及び取り外しが可能であり、前記トリガを外した場合に、前記調整部材を操作する治具により、前記調整部材による付勢力の調整が可能となることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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