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公開番号2024124152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032128
出願日2023-03-02
発明の名称メモリシステム
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06F 12/00 20060101AFI20240905BHJP(計算;計数)
要約【課題】データの信頼性を向上する。
【解決手段】実施形態によれば、メモリシステム3は、不揮発性メモリ10と、メモリコントローラ20と、を備える。不揮発性メモリは、第1ビット及び第2ビットを含む複数ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第1メモリセルMCと、少なくとも1ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第2メモリセルMCと、を含む。メモリコントローラは、ホストからコマンドを受信したことに応じ退避動作を実行し、退避動作において、第1メモリセルが第1ビットとして第1ビットデータを記憶し、且つ、第1メモリセルが第2ビットとしてデータを記憶していないことに応じ、第1ビットデータを第2メモリセルに書き込んだ後に、コマンドに対する完了応答をホストに送信する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
第1ビット及び第2ビットを含む複数ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第1メモリセルと、少なくとも1ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第2メモリセルと、を含む不揮発性メモリと、
ホストからコマンドを受信したことに応じ退避動作を実行し、
前記退避動作において、前記第1メモリセルが前記第1ビットとして第1ビットデータを記憶し、且つ、前記第1メモリセルが前記第2ビットとしてデータを記憶していないことに応じ、前記第1ビットデータを前記第2メモリセルに書き込んだ後に、前記コマンドに対する完了応答を前記ホストに送信する、ように構成されたメモリコントローラと、
を備えるメモリシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記メモリコントローラは、前記第1メモリセルから前記第1ビットデータを読み出し、前記第1メモリセルから読み出した前記第1ビットデータを前記第2メモリセルに書き込む、ように構成されている、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項3】
第1バッファを更に備え、
前記不揮発性メモリは、少なくとも1ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第3メモリセルを更に含み、
前記メモリコントローラは、前記退避動作において、前記第1メモリセルに前記第2ビットとして書き込まれるべき第1書き込みデータが前記第1バッファに記憶されていることに応じ、
前記第1バッファから前記第1書き込みデータを読み出し、
前記第1バッファから読み出した前記第1書き込みデータを前記第3メモリセルに書き込む、ように更に構成されている、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項4】
第2バッファを更に備え、
前記不揮発性メモリは、少なくとも1ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第4メモリセルを更に含み、
前記メモリコントローラは、
前記第1ビットデータに少なくとも対応する第1誤り訂正符号を生成し、
前記第1誤り符号を前記第2バッファに書き込み、
前記退避動作において、
前記第1ビットデータ及び前記第1書き込みデータの少なくとも1つに基づく第2誤り訂正符号を生成し、
前記第2バッファに記憶されている前記第1誤り訂正符号を前記不揮発性メモリへ書き込まずに、前記第4メモリセルに前記第2誤り訂正符号を書き込む、ように更に構成されている、
請求項3に記載のメモリシステム。
【請求項5】
前記メモリコントローラは、
第1テーブルを用いて前記不揮発性メモリを管理し、
前記退避動作において、前記第1テーブルに前記第1ビットデータの情報が登録されていることに応じ、前記第2メモリセルへの前記第1ビットデータの書き込みを省略する、ように更に構成されている、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項6】
前記メモリコントローラは、
前記第1バッファから前記第3メモリセルに書き込まれたデータを第2テーブルを用いて管理し、前記第1メモリセルから前記第2メモリセルに書き込まれたデータを第3テーブルを用いて管理し、
前記退避動作において、
前記第2テーブルに前記第1書き込みデータの情報が登録されていないことに応じ、前記第3メモリセルに前記第1書き込みデータを書き込み、
前記第3テーブルに前記第1ビットデータの情報が登録されていないことに応じ、前記第2メモリセルに前記第1ビットデータを書き込む、ように更に構成されている、
請求項3に記載のメモリシステム。
【請求項7】
前記メモリコントローラは、前記第3メモリセルに前記第1書き込みデータを書き込んだ後、前記第2テーブルに前記第1書き込みデータの情報を登録する、ように更に構成されている、
請求項6に記載のメモリシステム。
【請求項8】
前記メモリコントローラは、前記第2メモリセルに前記第1ビットデータを書き込んだ後、前記第3テーブルに前記第1ビットデータの情報を登録する、ように更に構成されている、
請求項6に記載のメモリシステム。
【請求項9】
第2バッファを更に備え、
前記不揮発性メモリは、第3ビット及び第4ビットを含む複数ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第5メモリセルを更に含み、
前記メモリコントローラは、前記第1ビットデータと、前記第5メモリセルに前記第3ビットとして記憶されている第2ビットデータと、に少なくとも対応する第3誤り訂正符号を生成し、
前記第3誤り符号を前記第2バッファに書き込む、ように更に構成されている、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項10】
第1バッファを更に備え、
前記メモリコントローラは、前記退避動作において、
前記第5メモリセルに前記第4ビットとして書き込まれるべき第2書き込みデータが前記第1バッファに記憶されていることに応じ、前記第1ビットデータ、前記第2ビットデータ、及び前記第2書き込みデータの少なくとも1つに基づく第4誤り訂正符号を生成する、ように更に構成されている、
請求項9に記載のメモリシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、メモリシステムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
メモリシステムとして、NAND型フラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリを搭載したSSD(Solid State Drive)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9342410号明細書
米国特許第9696918号明細書
米国特許第9946496号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施形態は、データの信頼性を向上できるメモリシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係るメモリシステムは、不揮発性メモリと、メモリコントローラと、を備える。不揮発性メモリは、第1ビット及び第2ビットを含む複数ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第1メモリセルと、少なくとも1ビットのデータを不揮発に記憶するように構成された第2メモリセルと、を含む。メモリコントローラは、ホストからコマンドを受信したことに応じ退避動作を実行し、退避動作において、第1メモリセルが第1ビットとして第1ビットデータを記憶し、且つ、第1メモリセルが第2ビットとしてデータを記憶していないことに応じ、第1ビットデータを第2メモリセルに書き込んだ後に、コマンドに対する完了応答をホストに送信する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るメモリシステムを含む情報処理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるメモリチップの基本的な構成を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図である。
図4は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるメモリセルトランジスタがSLCである場合の閾値電圧分布とデータの割り当てとを示す図である。
図5は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるメモリセルトランジスタがQLCである場合の閾値電圧分布とデータの割り当てとを示す図である。
図6は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるメモリセルアレイのメモリ領域の構成の一例を示すテーブルである。
図7は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるライトバッファの構成の一例を示す図である。
図8は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれるパリティバッファの構成の一例を示す図である。
図9は、第1実施形態に係るメモリシステムに含まれる退避フラグテーブルの構成の一例を示す図である。
図10は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける書き込み動作の一例を示すシーケンス図である。
図11は、第1実施形態に係るメモリシステムにおいて、第1書き込み動作によるメモリセルトランジスタの閾値電圧分布の変化を示す図である。
図12は、第1実施形態に係るメモリシステムにおいて、第2書き込み動作によるメモリセルトランジスタの閾値電圧分布の変化を示す図である。
図13は、第1実施形態に係るメモリシステムにおいて、第1書き込み動作及び第2書き込み動作が実行される順序の一例を示す図である。
図14は、第1実施形態に係るメモリシステムにおいて、第1書き込み動作及び第2書き込み動作が実行される順序の別な一例を示す図である。
図15は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図16は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける書き込みデータの退避処理の一例を示すフローチャートである。
図17は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける書き込みデータの退避処理の一例を示すフローチャートである。
図18は、第1実施形態に係るメモリシステムにおけるパリティデータの退避処理の一例を示すフローチャートである。
図19は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第1具体例を示す図である。
図20は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第2具体例を示す図である。
図21は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第3具体例を示す図である。
図22は、第1実施形態に係るメモリシステムにおける退避フラグテーブルのエントリ削除を示す図である。
図23は、第2実施形態に係るメモリシステムに含まれる退避フラグテーブルの構成の一例を示す図である。
図24は、第2実施形態に係るメモリシステムにおける書き込みデータの退避処理の一例を示すフローチャートである。
図25は、第2実施形態に係るメモリシステムにおける書き込みデータの退避処理の一例を示すフローチャートである。
図26は、第2実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第1具体例を示す図である。
図27は、第2実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第2具体例を示す図である。
図28は、第2実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第3具体例を示す図である。
図29は、第2実施形態に係るメモリシステムに含まれるライトバッファ用退避フラグテーブルのエントリ削除を示す図である。
図30は、第2実施形態に係るメモリシステムに含まれるユーザデータ領域用退避フラグテーブルのエントリ削除を示す図である。
図31は、第3実施形態に係るメモリシステムにおけるパリティデータの退避処理の一例を示すフローチャートである。
図32は、第3実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第1具体例を示す図である。
図33は、第3実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第2具体例を示す図である。
図34は、第4実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第1具体例を示す図である。
図35は、第4実施形態に係るメモリシステムにおける退避動作の第2具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。図面は模式的なものである。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付す。参照符号を構成する文字の後の数字は、同様の構成を有する要素同士を区別するために用いられる。
【0008】
以下に、実施形態に係るメモリシステムについて説明する。
【0009】
1 構成
1.1 情報処理装置の構成
1.1.1 データ処理装置の構成
まず、図1を参照して、情報処理システム1の構成の一例について説明する。図1は、情報処理システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
【0010】
図1に示すように、情報処理システム1は、ホスト2及びメモリシステム3を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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