特許ウォッチ

公開番号2024124117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032063
出願日2023-03-02
発明の名称吸着具
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類A47G 29/00 20060101AFI20240905BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】接着面に対して着脱する際に使用者の手指を掛けやすいだけでなく、壁面と協働して上側に薄板状の物品を立て掛けるための好適な構成を有した吸着具を提供する。
【解決手段】吸着具Bは、保持体3に磁石4を保持させてなるものである。吸着具Bは、保持体3における周縁部の全周に亘って保持体3の中心部cx方向に凹ませた溝Vが設けられている。かかる構成の吸着具Bは、吸着面に対して着脱する際に使用者の手指を掛けやすいだけでなく、吸着面と協働して上側に薄板状の物品Uを立て掛けるための好適な構成を有したものとなっている。
【選択図】図38
特許請求の範囲【請求項１】
保持体に磁石を保持させてなる吸着具であって、
前記保持体における周縁部の全周に亘って前記保持体の中心部方向に凹ませた溝が設けられている吸着具。
続きを表示（約 450 文字）【請求項２】
前記保持体の前側に向かって、前記溝が漸次深くなるように形成されている請求項１記載の吸着具。
【請求項３】
前記溝が、前記保持体における前部寄りの位置に設けられている請求項１記載の吸着具。
【請求項４】
前記溝が、第一溝形成面を有した前溝形成壁と、第二溝形成面を有した後溝形成壁とによって形成されたものであり、
前記第二溝形成面が、前記保持体の中心部方向に向かって漸次前側に位置するように傾斜したものである請求項１記載の吸着具。
【請求項５】
前記第一溝形成面における前後方向の位置が全域に亘って略同じに設定されている請求項４記載の吸着具。
【請求項６】
前記前溝形成壁における外周端縁部の位置及び前記後溝形成壁における外周端縁部の位置が略揃うように構成されている請求項４記載の吸着具。
【請求項７】
前記保持体の背面側に、前方に向かって凹ませた磁石配設部が設けられている請求項１記載の吸着具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、磁石を用いた吸着具に関する。
続きを表示（約 760 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、磁石を用いた種々の吸着具が知られている（例えば、特許文献１を参照）。
【０００３】
従来のものには、壁面との間に隙間を設けることにより紙片を支持可能な構成をなしているものが存在する。
【０００４】
ところが、従来のものは、紙片の下端部は壁面に対して極めて近接したものとなるため、紙片を使用者等が閲覧し易い姿勢に支持させることが難しいものとなっていた。
【０００５】
しかも、従来のものは、短手方向の端部にのみ隙間が設けられるようになっているため、使用可能な姿勢が限られたものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
実用新案登録第２５０３０４７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、接着面に対して着脱する際に使用者の手指を掛けやすいだけでなく、壁面と協働して上側に薄板状の物品を立て掛けるための好適な構成を有した吸着具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【０００９】
請求項１に記載の発明は、保持体に磁石を保持させてなる吸着具であって、前記保持体における周縁部の全周に亘って前記保持体の中心部方向に凹ませた溝が設けられている吸着具である。
【００１０】
請求項２に記載の発明は、前記保持体の前側に向かって、前記溝が漸次深くなるように形成されている請求項１記載の吸着具である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許