特許ウォッチ

公開番号2024114279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019944
出願日2023-02-13
発明の名称小物類収納具
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類A45C 11/34 20060101AFI20240816BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】棒状小物類を含む小物類の出し入れが容易で且つ脱落し難い構成の小物類収納具を提供する。
【解決手段】小物類収納具の第一収納部1は、第一収納空間s1に対して小物類Tを出し入れする第一開口部1kが設けられたものである。第一開口部1kは、収納部構成基材Bにおける一方側部分である内側部分UPと他方側部分である外側部分SPとが重なるように形成されるとともに内側部分UPと外側部分SPとの間に連結手段が設けられていない構成のものである。内側部分UPと外側部分SPの双方の内面側に、第一収納空間s1に収納された小物類Tが外部空間に脱落しないように抑制する第一、第二脱落抑制部D1、D2が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
収納部構成基材により棒状小物類を含む小物類を収納するための収納空間が形成された収納部を備えてなる小物類収納具であって、
前記収納部は、前記収納空間に対して前記小物類を出し入れする開口部が設けられたものであり、
前記開口部は、前記収納部構成基材における一方側部分と他方側部分とが重なるように形成されるとともに前記一方側部分と前記他方側部分との間に連結手段が設けられていない構成のものであり、
前記一方側部分と前記他方側部分の双方又は何れかの内面側に、前記収納空間に収納された前記小物類が外部空間に脱落しないように抑制する脱落抑制部が設けられている小物類収納具。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
前記脱落抑制部は、前記収納部構成基材を折り返すことにより形成された折り返し部分を含んで構成されている請求項１記載の小物類収納具。
【請求項３】
前記脱落抑制部は、前記折り返し部分と、この折り返し部分に取り付けられた脱落抑制部材とを備えたものである請求項２記載の小物類収納具。
【請求項４】
前記脱落抑制部材が、帯状のものである請求項３記載の小物類収納具。
【請求項５】
前記脱落抑制部材が、前記収納部構成基材と比較して厚み寸法が大きく設定されたものである請求項３記載の小物類収納具。
【請求項６】
前記脱落抑制部材が、前記折り返し部分を挟み込むように取り付けられている請求項３記載の小物類収納具。
【請求項７】
前記収納部構成基材が、メッシュ素材により構成されたものである請求項１記載の小物類収納具。
【請求項８】
前記収納部が、単一の前記収納部構成基材により形成されている請求項１記載の小物類収納具。
【請求項９】
前記脱落抑制部が、基端縁よりも前記収納部の底面部に近接するように位置付けられる先端縁を有する請求項２記載の小物類収納具。
【請求項１０】
前記収納部が、平面視において第一方向に長手をなした略矩形状のものであり、
前記開口部が、前記第一方向に延び設けられるとともに当該第一方向に対して交差する第二方向に開放し得るものである請求項１記載の小物類収納具。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、小物類を収納し得る小物類収納具に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、開口部を閉じるためのファスナーが設けられていないシリコン製のペンケースが知られている（例えば、非特許文献１を参照）。
【０００３】
このようなのものは、シリコン樹脂を用いた成形品であるため、材料の選択や大きさのバリエーションを設定し難いものとなっていた。
【０００４】
しかも、従来のものは、小物類を出し入れするための開口部が、収納空間と外部空間との間を連通するスリット状の孔を露出したものであるため、収納空間に収納された小物類が外部に脱落し易いものとなっていた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００５】
サンスター文具株式会社、「ＮｏＦＦ，ＳＩＬＩＣＯＮＥＰＥＮＣＡＳＥ」、[ｏｎｌｉｎｅ]、［令和５年１月２１日検索］、インターネット＜ＵＲＬ: ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｓｕｎ－ｓｔａｒ－ｓｔ．ｊｐ／ｉｔｅｍｓ／２２０７０５１３２４５５／＞
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、棒状小物類を含む小物類の出し入れが容易で且つ脱落し難い構成の小物類収納具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【０００８】
請求項１に記載の発明は、収納部構成基材により棒状小物類を含む小物類を収納するための収納空間が形成された収納部を備えてなる小物類収納具であって、前記収納部は、前記収納空間に対して前記小物類を出し入れする開口部が設けられたものであり、前記開口部は、前記収納部構成基材における一方側部分と他方側部分とが重なるように形成されるとともに前記一方側部分と前記他方側部分との間に連結手段が設けられていない構成のものであり、前記一方側部分と前記他方側部分の双方又は何れかの内面側に、前記収納空間に収納された前記小物類が外部空間に脱落しないように抑制する脱落抑制部が設けられている小物類収納具である。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、前記脱落抑制部は、前記収納部構成基材を折り返すことにより形成された折り返し部分を含んで構成されている請求項１記載の小物類収納具である。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、前記脱落抑制部は、前記折り返し部分と、この折り返し部分に取り付けられた脱落抑制部材とを備えたものである請求項２記載の小物類収納具である。
（【００１１】以降は省略されています）

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