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公開番号2024122201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029625
出願日2023-02-28
発明の名称ダイポールアンテナ及び周波数共用アンテナ
出願人日本電業工作株式会社
代理人個人,個人
主分類H01Q 9/26 20060101AFI20240902BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】低姿勢化したダイポールアンテナなどを提供する。
【解決手段】ダイポールアンテナは、ダイポール素子と、ダイポール素子に接続され、バランとして機能する接続部材と、接続部材が接続された側の反対側に、ダイポール素子に対向して設けられた無給電素子と、を備え、接続部材は、一対の接続導体で構成され、接地部材に接続される部分における接続導体の間隔が、ダイポール素子に接続される部分の接続導体の間隔より広く、無給電素子は、ダイポール素子に沿って延伸する延伸部と、ダイポール素子と延伸部との間に静電容量を付加する容量付加部とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ダイポール素子と、
前記ダイポール素子に接続され、バランとして機能する接続部材と、
前記接続部材が接続された側の反対側に、前記ダイポール素子に対向して設けられた無給電素子と、
を備え、
前記接続部材は、一対の接続導体で構成され、接地部材に接続される部分における当該接続導体の間隔が、前記ダイポール素子に接続される部分の当該接続導体の間隔より広く、
前記無給電素子は、前記ダイポール素子に沿って延伸する延伸部と、当該ダイポール素子と当該延伸部との間に静電容量を付加する容量付加部とを有する
ダイポールアンテナ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記無給電素子における容量付加部は、
前記ダイポール素子の給電点に対向する部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダイポールアンテナ。
【請求項3】
前記接続部材の前記一対の接続部材が構成するバランは、前記ダイポール素子側の前記接地部材に垂直な四角形と、当該接地部材側の当該接地部材の表面に沿った四角形とが合わさった平面形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のダイポールアンテナ。
【請求項4】
第1の周波数帯の電波を送受信する第1のアンテナと、当該第1の周波数帯より高い第2の周波数帯の電波を送受信する第2のアンテナと、を備える周波数共用アンテナであって、
前記第1のアンテナは、
ダイポール素子と、当該ダイポール素子に接続され、バランとして機能する接続部材と、当該接続部材が接続された側の反対側において当該ダイポール素子に対向して設けられた無給電素子と、を備え、
前記接続部材は、一対の接続導体で構成され、接地部材に接続される部分における当該接続導体の間隔が、前記ダイポール素子に接続される部分の当該接続導体の間隔より広く、
前記無給電素子は、前記ダイポール素子に沿って延伸する延伸部と、当該ダイポール素子と当該延伸部との間に静電容量を付加する容量付加部とを有する
周波数共用アンテナ。
【請求項5】
前記第1の周波数帯の電波を送受信する第3のアンテナをさらに備え、
前記第1のアンテナは、前記第1の周波数帯の偏波を送受信し、前記第3のアンテナは、当該第1の周波数帯の当該偏波と交差する偏波を送受信し、
前記第3のアンテナは、
他のダイポール素子と、当該他のダイポール素子に接続され、バランとして機能する他の接続部材と、当該接続部材が接続された側の反対側において当該他のダイポール素子に対向して設けられた他の無給電素子と、を備え、
前記他のダイポール素子は、前記ダイポール素子とクロスダイポールを構成し、
前記他の無給電素子は、他のダイポール素子に沿って延伸する他の延伸部と、前記他のダイポール素子と当該延伸部との間に静電容量を付加する他の容量付加部とを有し、当該他の容量付加部は、前記無給電素子の前記容量付加部と共通に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の周波数共用アンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイポールアンテナ及び周波数共用アンテナに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
移動体通信の発展に伴い、複数の周波数帯の電波が送受信できる周波数共用アンテナが用いられるようになっている。
【0003】
特許文献1には、平面部を有する反射部材と、一対の放射部と、一方側が一対の当該放射部の対向する部分に接続され他方側が前記反射部材に接続されるバラン部とを有し、一対の当該放射部により第1の周波数帯の第1の偏波の電波を送受信する第1のダイポールアンテナ及び第3のダイポールアンテナと、一対の当該放射部により当該第1の周波数帯の当該第1の偏波と異なる第2の偏波の電波を送受信する第2のダイポールアンテナ及び第4のダイポールアンテナと、をそれぞれが備え、当該反射部材の前記平面部に列状に配列された複数の第1のアンテナと、複数の前記第1のアンテナの配列に沿って、前記反射部材の前記平面部に対して配列され、前記第1の周波数帯より高い第2の周波数帯の電波をそれぞれが送受信する複数の第2のアンテナと、を備え、前記第1のダイポールアンテナ、前記第2のダイポールアンテナ、前記第3のダイポールアンテナ及び前記第4のダイポールアンテナは、それぞれの一対の前記放射部の対向する側の反対側が前記反射部材の前記平面部側又は当該平面部側の反対側に折り曲がった折曲部を有し、当該折曲部の有する面状の結合部が対向することにより、互いに容量結合するアレイアンテナが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2020/016995号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、低周波数帯の電波を送受信する低周波数帯アンテナは、高周波数帯の電波を送受信する高周波数帯アンテナに比べて姿勢が高く、高周波数帯アンテナを低周波数帯アンテナに近接させて配置すると、高周波数帯アンテナの特性が低周波数帯アンテナの影響を受けて著しく劣化することがある。
本発明は、低姿勢化したダイポールアンテナなどを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明が適用されるダイポールアンテナは、ダイポール素子と、ダイポール素子に接続され、バランとして機能する接続部材と、接続部材が接続された側の反対側に、ダイポール素子に対向して設けられた無給電素子と、を備え、接続部材は、一対の接続導体で構成され、接地部材に接続される部分における接続導体の間隔が、ダイポール素子に接続される部分の接続導体の間隔より広く、無給電素子は、ダイポール素子に沿って延伸する延伸部と、ダイポール素子と延伸部との間に静電容量を付加する容量付加部とを有する。
【0007】
このようなダイポールアンテナにおいて、無給電素子における容量付加部は、ダイポール素子の給電点に対向する部分に設けられていることを特徴とすることができる。
【0008】
また、このようなダイポールアンテナにおいて、接続部材の一対の接続部材が構成するバランは、ダイポール素子側の接地部材に垂直な四角形と、接地部材側の接地部材の表面に沿った四角形とが合わさった平面形状であることを特徴とすることができる。
【0009】
他の観点から捉えると、本発明が適用される周波数共用アンテナは、第1の周波数帯の電波を送受信する第1のアンテナと、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯の電波を送受信する第2のアンテナと、を備える周波数共用アンテナであって、第1のアンテナは、ダイポール素子と、ダイポール素子に接続され、バランとして機能する接続部材と、接続部材が接続された側の反対側においてダイポール素子に対向して設けられた無給電素子と、を備え、接続部材は、一対の接続導体で構成され、接地部材に接続される部分における接続導体の間隔が、ダイポール素子に接続される部分の接続導体の間隔より広く、無給電素子は、ダイポール素子に沿って延伸する延伸部と、ダイポール素子と延伸部との間に静電容量を付加する容量付加部とを有する。
【0010】
このような周波数共用アンテナにおいて、第1の周波数帯の電波を送受信する第3のアンテナをさらに備え、第1のアンテナは、第1の周波数帯の偏波を送受信し、第3のアンテナは、第1の周波数帯の偏波と交差する偏波を送受信し、第3のアンテナは、他のダイポール素子と、他のダイポール素子に接続され、バランとして機能する他の接続部材と、接続部材が接続された側の反対側において他のダイポール素子に対向して設けられた他の無給電素子と、を備え、他のダイポール素子は、ダイポール素子とクロスダイポールを構成し、他の無給電素子は、他のダイポール素子に沿って延伸する他の延伸部と、他のダイポール素子と延伸部との間に静電容量を付加する他の容量付加部とを有し、他の容量付加部は、無給電素子の容量付加部と共通に設けられていることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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