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公開番号2024121300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028325
出願日2023-02-27
発明の名称窒化物半導体素子
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 33/32 20100101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 Al組成比率が0.8以上と高いAlGaNが窒化物半導体層の最上層に用いられていても、窒化物半導体素子の駆動時にAlGaNの変質が起きにくく長寿命な窒化物半導体素子を得る。
【解決手段】 窒化物半導体素子は、AlxGa1-xN(x≧0.8)で形成された窒化物半導体層と、窒化物半導体層上に形成された電極と、窒化物半導体層上の一部に形成された保護層と、電極及び保護層の上の一部に形成された金属配線と、を備え、金属配線の平面視での全ての外形線は、保護層の外形線の内側に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
Al

Ga
1-x
N(x≧0.8)で形成された窒化物半導体層と、
前記窒化物半導体層上に形成された電極と、
前記窒化物半導体層上の一部に形成された保護層と、
前記電極及び前記保護層の上の一部に形成された金属配線と、
を備え、
前記金属配線の平面視での全ての外形線は、前記保護層の外形線の内側に位置している
窒化物半導体素子。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記窒化物半導体層の前記電極と反対側の面に配置された基板を備え、
前記窒化物半導体層の前記基板から最も離れた最上層が、前記Al

Ga
1-x
N(x≧0.8)で形成されている
請求項1に記載の窒化物半導体素子。
【請求項3】
前記保護層は、前記電極を構成する材料と同様の元素を含む材料により形成されている
請求項1又は2に記載の窒化物半導体素子。
【請求項4】
前記保護層の上に形成された絶縁層を備え、
前記絶縁層の上に前記金属配線が形成されている
請求項1又は2に記載の窒化物半導体素子。
【請求項5】
前記保護層は、前記電極及び前記絶縁層と同様の元素を含む材料により形成されている
請求項4に記載の窒化物半導体素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化物半導体素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
窒化物半導体素子は発光ダイオードや薄膜トランジスタなどに応用されており、その材料としてはAl、Ga及びNの混晶であるAlGaNが広範に用いられている(特許文献1,2)。AlGaNを用いた窒化物半導体素子は材料となる薄膜母材にAlGaNを用いているが、バンドギャップを大きくするためにAl/(Al+Ga)で示されるIII族組成比率(Al組成比率)を高くしたAlGaNが一般的に用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-117299号広報
特開2022-103163号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、発明者らが鋭意検討を行った結果、Al組成比率の高いAlGaNを用いた窒化物半導体素子に電気を流して使用すると、大気中の水や酸素とAlGaNとが反応して変質し、窒化物半導体素子に電気が流れなくなる問題があることが分かった。この現象は、特にAl組成比率が0.8を越えるAlGaNを窒化物半導体層の最上層として用いた場合に顕著であることが分かった。
【0005】
上述した課題を解決するために、本開示は、Al組成比率が0.8以上と高いAlGaNが窒化物半導体層の最上層に用いられていても、窒化物半導体素子の駆動時にAlGaNの変質が起きにくく長寿命な窒化物半導体素子を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本開示の一態様に係る窒化物半導体素子は、Al

Ga
1-x
N(x≧0.8)で形成された窒化物半導体層と、窒化物半導体層上に形成された電極と、窒化物半導体層上の一部に形成された保護層と、電極及び保護層の上の一部に形成された金属配線と、を備え、金属配線の平面視での全ての外形線は、保護層の外形線の内側に位置している。
【発明の効果】
【0007】
本開示の窒化物半導体素子によれば、Al組成比率が0.8以上と高いAlGaNが窒化物半導体層の最上層に用いられていても、窒化物半導体素子の駆動時にAlGaNの変質が起きにくく長寿命な窒化物半導体素子を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の一構成例を示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の一構成例の第1導電型半導体層上に形成された電極近傍の構成を拡大して示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の他の構成例の第1導電型半導体層上に形成された電極近傍の構成を拡大して示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の他の構成例の第2導電型半導体層上に形成された電極近傍の構成を拡大して示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の第1の変形例の構成例を示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の第2の変形例の構成例を示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の第2の変形例の他の構成例を示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子の第3の変形例の構成例を示す断面図である。
本開示の比較例の窒化物半導体素子の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態を通じて本開示に係る窒化物半導体素子を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明に限定されない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
1.第一実施形態
以下、本開示の第一実施形態に係る窒化物半導体素子について、図1から図6を参照して説明する。なお、本実施形態の窒化物半導体素子は、例えば紫外線発光素子である。
以下、窒化物半導体素子1の構成を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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