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公開番号2025102001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219140
出願日2023-12-26
発明の名称推定装置、推定システム、推定方法、及びプログラム
出願人旭化成株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G01N 1/00 20060101AFI20250701BHJP(測定;試験)
要約【課題】対象物から発生する少なくとも1つの物質の検出結果に基づいてより精度よく対象物の特性を把握する。
【解決手段】推定装置は、対象物から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、基準物に曝される第1状態から、前記対象物に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部と、前記信号の波形の特徴量に基づいて前記対象物の状態を推定する推定部とを備えてよい。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
対象物から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、基準物に曝される第1状態から、前記対象物に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部と、
前記信号の波形の特徴量に基づいて前記対象物の状態を推定する推定部と
を備える推定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記基準物が、予め定められた条件を満たす前記対象物と同一種類の物質、または水である請求項1に記載の推定装置。
【請求項3】
前記センサは、前記対象物から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有し、
前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得し、
前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせに基づいて、前記対象物の状態を推定する、請求項1に記載の推定装置。
【請求項4】
前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含む、請求項1に記載の推定装置。
【請求項5】
前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含む、請求項4に記載の推定装置。
【請求項6】
前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の推定装置。
【請求項7】
前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の推定装置。
【請求項8】
前記対象物は、食品である、請求項1に記載の推定装置。
【請求項9】
前記対象物は、液状の物質である、請求項1に記載の推定装置。
【請求項10】
前記推定部は、前記対象物に異物が混入している状態か否かを、前記対象物の状態として推定する、請求項1に記載の推定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推定装置、推定システム、推定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1-3には、固形発酵物の臭い検出値に基づいて固形発酵物の品質値または発酵状況情報を出力することが記載されている。特許文献4には、空気中に監視対象物質が存在しないかを監視する監視システムおよび監視システムで用いる検出装置が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2022-157743号公報
[特許文献2] 特開2022-157744号公報
[特許文献3] 特開2022-157745号公報
[特許文献4] 国際公開第2018/225776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
対象物から発生する少なくとも1つの物質の検出結果に基づいてより精度よく対象物の特性を把握することが望まれている。しかしながら、温度または湿度といった外的な妨害要因により、例えば対象物内に少量含まれる微量成分による異物の判別は困難なことが多い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る推定装置は、対象物から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、基準物に曝される第1状態から、前記対象物に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部を備えてよい。前記推定装置は、前記信号の波形の特徴量に基づいて前記対象物の状態を推定する推定部を備えてよい。
【0005】
前記推定装置において、前記基準物は、予め定められた条件を満たす前記対象物と同一種類の物質、または水でよい。
【0006】
いずれかの前記推定装置において、前記センサは、前記対象物から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有してよい。前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得してよい。前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせに基づいて、前記対象物の状態を推定してよい。
【0007】
いずれかの前記推定装置において、前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含んでよい。
【0008】
いずれかの前記推定装置において、前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含んでよい。
【0009】
いずれかの前記推定装置において、前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含んでよい。
【0010】
いずれかの前記推定装置において、前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

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