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公開番号
2025093370
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023208975
出願日
2023-12-12
発明の名称
動物管理装置、動物用トイレ、動物管理方法、及びプログラム
出願人
旭化成株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
A01K
1/01 20060101AFI20250617BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】動物の排泄物が尿か糞かを判別して管理する装置を提供する。
【解決手段】動物の排泄物から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び第2状態から第1状態に切り替わるまでの検出期間において、センサから出力される信号を取得する取得部と、信号の波形の特徴量と動物の排泄物の関係を示す関係情報と、信号とに基づいて、動物の排泄物種類及び状態の少なくとも一方に関する情報を推定する推定部と、推定部による推定結果を出力する出力部とを備える管理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
動物の排泄物から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、前記少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から前記少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部と、
信号の波形の特徴量と前記動物の排泄物との関係を示す関係情報と、前記信号とに基づいて、前記動物の排泄物の種類及び状態の少なくとも一方に関する情報を推定する推定部と、
前記推定部による推定結果を出力する出力部と、
を備える動物管理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記センサは、前記動物の排泄物を収容する動物用トイレに設けられ、
前記動物用トイレは、糞用の脱臭剤及び尿用の脱臭剤のいずれか一方を噴射する脱臭機能を有し、
前記動物管理装置は、
前記推定結果に基づいて、糞用の脱臭剤及び尿用の脱臭剤のいずれか一方を前記脱臭機能に噴射させる脱臭制御部をさらに備える、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項3】
前記センサは、前記動物の排泄物を収容する動物用トイレに設けられ、
前記動物用トイレは、尿を吸収する砂またはシートを有し、
前記出力部は、
前記推定結果が尿を示す場合、前記砂または前記シートの交換を促すメッセージを出力し、
前記推定結果が糞を示す場合、糞の除去を促すメッセージを出力する、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項4】
前記センサは、前記動物の排泄物を収容する動物用トイレに設けられ、
前記動物用トイレは、尿を吸収するロール状シートと、前記ロール状シートを巻き取る巻取機能とを有し、
前記動物管理装置は、
前記推定結果が尿を示す場合、前記ロール状シートを巻き取るように前記巻取機能を制御する巻取制御部をさらに備え、
前記出力部は、前記推定結果が糞を示す場合、糞の除去を促すメッセージを出力する、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項5】
前記推定結果の履歴情報を生成して、記憶部に記憶させる生成部をさらに備える、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項6】
前記センサは、前記排泄物から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有し、
前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得し、
前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせと前記動物の排泄物との関係を示す前記関係情報と、前記複数の信号とに基づいて、前記動物の排泄物の種類及び状態の少なくとも一方に関する情報を推定する、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項7】
前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含む、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項8】
前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含む、請求項7に記載の動物管理装置。
【請求項9】
前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の動物管理装置。
【請求項10】
前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含む、請求項6に記載の動物管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動物管理装置、動物用トイレ、動物管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ニオイ感知と臭気センサーを備えた自動消臭芳香噴射装置が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2023-005970
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
動物の排泄物が尿か糞かを判別して、管理することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る動物管理装置は、動物の排泄物から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、前記少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から前記少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部を備えてよい。前記動物管理装置は、信号の波形の特徴量と前記動物の排泄物との関係を示す関係情報と、前記信号とに基づいて、前記動物の排泄物の種類及び状態の少なくとも一方に関する情報を推定する推定部を備えてよい。前記動物管理装置は、前記推定部による推定結果を出力する出力部を備えてよい。
【0005】
前記動物管理装置において、前記センサは、前記動物の排泄物を収容する動物用トイレに設けられてよい。前記動物用トイレは、糞用の脱臭剤及び尿用の脱臭剤のいずれか一方を噴射する脱臭機能を有してよい。前記動物管理装置は、前記推定結果に基づいて、糞用の脱臭剤及び尿用の脱臭剤のいずれか一方を前記脱臭機能に噴射させる脱臭制御部をさらに備えてよい。
【0006】
いずれかの前記動物管理装置において、前記センサは、前記動物の排泄物を収容する動物用トイレに設けられてよい。前記動物用トイレは、尿を吸収する砂またはシートを有してよい。前記出力部は、前記推定結果が尿を示す場合、前記砂または前記シートの交換を促すメッセージを出力してよい。前記推定結果が糞を示す場合、糞の除去を促すメッセージを出力してよい。
【0007】
いずれかの前記動物管理装置において、前記センサは、前記動物の排泄物を収容する動物用トイレに設けられてよい。前記動物用トイレは、尿を吸収するロール状シートと、前記ロール状シートを巻き取る巻取機能とを有してよい。前記動物管理装置は、前記推定結果が尿を示す場合、前記ロール状シートを巻き取るように前記巻取機能を制御する巻取制御部をさらに備えてよい。前記出力部は、前記推定結果が糞を示す場合、糞の除去を促すメッセージを出力してよい。
【0008】
いずれかの前記動物管理装置は、前記推定結果の履歴情報を生成して、記憶部に記憶させる生成部をさらに備えてよい。
【0009】
いずれかの前記動物管理装置において、前記センサは、前記排泄物から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有してよい。前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得してよい。前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせと前記動物の排泄物との関係を示す前記関係情報と、前記複数の信号とに基づいて、前記動物の排泄物の種類及び状態の少なくとも一方に関する情報を推定してよい。
【0010】
いずれかの前記動物管理装置において、前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)
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