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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024121697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028938
出願日
2023-02-27
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
19/00 20060101AFI20240830BHJP(車両一般)
要約
【課題】タイヤに取り付けられた電子部品の走行時における耐久性の向上を図る。
【解決手段】カーカス層、トレッド部、および、サイドウォール部を備えたタイヤであって、カーカス層とサイドウォール部との間に電子部品が設けられており、温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定されるサイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、電子部品の長手方向長さL(mm)とが、下記(式1)を満たしているタイヤ。
70℃tanδSW×L≦12 (式1)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カーカス層、トレッド部、および、サイドウォール部を備えたタイヤであって、
前記カーカス層と前記サイドウォール部との間に電子部品が設けられており、
温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、
前記電子部品の長手方向長さL(mm)とが、下記(式1)を満たしていることを特徴とするタイヤ。
70℃tanδSW×L≦12 (式1)
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の損失正接30℃tanδTRが、0.25以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の損失正接30℃tanδTRが、0.15以下であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
温度0℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の損失正接0℃tanδTRが、0.50以上であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤ。
【請求項5】
タイヤ重量(kg)と、
タイヤの最大負荷能力(kg)とが、下記(式2)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ。
タイヤ重量/最大負荷能力<0.0150 (式2)
【請求項6】
タイヤ重量(kg)と、
タイヤの最大負荷能力(kg)とが、下記(式3)を満たしていることを特徴とする請求項5に記載のタイヤ。
タイヤ重量/最大負荷能力<0.0135 (式3)
【請求項7】
前記カーカス層を構成するコードの破断伸びS(%)と、
前記電子部品の長手方向長さL(mm)とが、下記(式4)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ。
S/L≧0.125 (式4)
【請求項8】
前記カーカス層を構成するコードの破断伸びS(%)と、
温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の複素弾性率70℃E
*
SW(MPa)と、
前記電子部品の長手方向長さL(mm)とが、下記(式1)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ。
(S/70℃E
*
SW)/L≧0.025 (式5)
【請求項9】
前記電子部品の長手方向長さL(mm)と、
温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、
前記カーカス層を構成するコードの破断伸びS(%)とが、下記(式6)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタイヤ。
(L×70℃tanδSW)/S≦1.2 (式6)
【請求項10】
温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の複素弾性率30℃E
*
TR(MPa)と、
温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の複素弾性率70℃E
*
SW(MPa)とが、下記(式7)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のタイヤ。
30℃E
*
TR/70℃E
*
SW≧1 (式7)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、RFIDなどの電子部品が埋め込まれたタイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、タイヤの製造/出荷時の情報や走行時の情報などを記録し、外部と通信することを目的として、RFID(Radio Frequency IDentification)用トランスポンダ(以下、単に「RFID」ともいう)などの電子部品をタイヤに埋設することが提案されている(例えば、特許文献1~4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-506676号公報
特表2021-514891号公報
特開2021-084510号公報
特開2021-127114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電子部品を未加硫タイヤの内部に埋め込んだ後、タイヤと一体化した場合、走行時の衝撃荷重などにより電子部品とゴム部材とが剥離して、走行時における電子部品の耐久性を低下させる恐れがある。
【0005】
そこで、本発明は、タイヤに取り付けられた電子部品の走行時における耐久性の向上を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
カーカス層、トレッド部、および、サイドウォール部を備えたタイヤであって、
前記カーカス層と前記サイドウォール部との間に電子部品が設けられており、
温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、
前記電子部品の長手方向長さL(mm)とが、下記(式1)を満たしていることを特徴とするタイヤである。
70℃tanδSW×L≦12 (式1)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、タイヤに取り付けられた電子部品の走行時における耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係るタイヤの構成を示す模式断面図である。
電子部品の形態を示す模式平面図である。
比較例における電子部品の埋め込み位置を説明する模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1]本発明に係るタイヤの特徴
最初に、本発明に係るタイヤの特徴について説明する。
【0010】
1.概要
本発明に係るタイヤは、カーカス層、トレッド部、および、サイドウォール部を備えたタイヤであって、カーカス層とサイドウォール部との間に電子部品が設けられている。そして、温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定されるサイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、電子部品の長手方向長さL(mm)とが、下記(式1)を満たしている。
70℃tanδSW×L≦12 (式1)
(【0011】以降は省略されています)
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