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公開番号
2024121463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028587
出願日
2023-02-27
発明の名称
盗難抑制装置、盗難抑制方法及び盗難抑制プログラム
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
B60R
25/102 20130101AFI20240830BHJP(車両一般)
要約
【課題】正規ユーザが車両を始動させた後に車両が盗まれることを抑制可能な盗難抑制装置を提供する。
【解決手段】盗難抑制装置は、車両10に搭載された少なくとも一つの車載デバイス11,12,13,20,30,40から通信機24を介して車外装置60へ車両の盗難に関する証拠データを提供するシステムに適用され、監視部210,410,60と、実行部230,410,60と、を備える。監視部は、少なくとも一つの車載デバイス及び通信機のうちの少なくとも一つの状態を監視して、車外装置へ証拠データを提供不能な状態が発生している場合に、車両の盗難が発生していることを判定する。実行部は、監視部により、盗難発生と判定された場合に、盗難抑制処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両(10)に搭載された少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)から通信機(24)を介して車外装置(60)へ前記車両の盗難に関する証拠データを提供するシステムに適用される盗難抑制装置(20,40,60)であって、
前記少なくとも一つの車載デバイス及び前記通信機のうちの少なくとも一つの状態を監視して、前記車外装置へ前記証拠データを提供不能な状態が発生している場合に、前記車両の盗難が発生していることを判定するように構成された監視部(210,410,60)と、
前記監視部により前記車両の盗難が発生していることが判定された場合に、盗難抑制処理を実行するように構成された実行部(230,410,60)と、を備える、
盗難抑制装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)は、前記車両のエンジン(14)又は走行用モータ(14)を制御するように構成された第1制御装置(40)、前記車両(10)のドアの開閉を検出するように構成されたドアセンサ(13)、前記車両の室内を撮影するように構成されたカメラ(11)、GPS信号を受信するように構成されたGPS受信機(12)、前記第1制御装置と定期的に通信するように構成された第2制御装置(20)、及び前記ドアセンサを制御するように構成された第3制御装置のうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の盗難抑制装置。
【請求項3】
前記監視部(210,410,60)は、前記車両の正規ユーザが前記車両のドアを開けた後の時点、及び/又は前記車両のエンジンを始動した後の時点を含む少なくとも一つの判定タイミングを設定し、設定した前記少なくとも一つの判定タイミングにおいて、前記証拠データを提供不能な状態が発生している場合に、前記車両の盗難が発生していることを判定するように構成されている、
請求項1に記載の盗難抑制装置。
【請求項4】
前記監視部(210,410,60)は、前記ドアが開けられてから第1時間が経過するまでの間に、前記少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)のうちのいずれかの故障を検知した場合に、前記車両の盗難が発生していることを判定するように構成されている、
請求項3に記載の盗難抑制装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)は、複数の車載デバイスを含み、
前記監視部(210,410,60)は、第2時間内に、前記複数の車載デバイスのうちの2つ以上の故障を検知した場合に、前記車両の盗難が発生していることを判定するように構成されている、
請求項3に記載の盗難抑制装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)は、前記車両のエンジン(14)又は走行用モータ(14)を制御するように構成された第1制御装置(40)と、前記第1制御装置と定期的に通信するように構成された第2制御装置(20)とを含み、
前記監視部(410)は、前記ドアが開いてから第3時間が経過するまでの間に、前記第2制御装置から前記第1制御装置への通信途絶を検知した場合に、前記車両の盗難が発生していることを判定するように構成されている、
請求項3に記載の盗難抑制装置。
【請求項7】
前記盗難抑制処理は、前記車両の運転継続を困難にさせる、
請求項3に記載の盗難抑制装置。
【請求項8】
前記少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)は、複数の車載デバイスを含み、
前記監視部(210,410,60)により、前記複数の車載デバイスのうちのいずれかが前記証拠データを提供不能であると判定された場合に、前記複数の車載デバイスのうちの残りの車載デバイスから前記通信機(24)を介して前記車外装置(60)へ前記証拠データを提供させるように構成された送信制御部(220)を更に備える、
請求項3に記載の盗難抑制装置。
【請求項9】
前記車両(10)の正規ユーザによる前記車両の始動を含む前記正規ユーザの前記車両へのアクセスの履歴を記憶するように構成された記憶部(22)を更に備え、
前記実行部(230,410,60)は、前記履歴に前記車両の始動が含まれており、且つ、前記車両の始動の後において、前記監視部により前記車両の盗難が発生していることが判定された場合に、前記盗難抑制処理を実行するように構成されている、
請求項1に記載の盗難抑制装置。
【請求項10】
前記車両(10)の正規ユーザによる前記車両の始動を含む前記正規ユーザの前記車両へのアクセスの履歴を記憶するように構成された記憶部(22)と、
前記車両の移動を検出するように構成された移動検出部(210,410,60)と、を更に備え、
前記実行部(230,410,60)は、前記移動検出部により前記車両の移動が検出され、且つ、前記履歴に前記車両の移動の検出前における前記車両の始動が含まれていない場合に、前記盗難抑制処理を実行するように構成されている、
請求項1に記載の盗難抑制装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の盗難を抑制する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の車両盗難通報装置は、キーロック解除センサと、窓ガラス破壊センサと、エンジンОNセンサと、を備え、キーロックの強制解除又は窓ガラス破壊を検知した場合に、車両の所有者の携帯電話機へ通知し、さらに、エンジンОNを検知した場合に、警備会社へ通報する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-99713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記車両盗難通報装置は、正規ユーザが車両のキーを解除して車両を始動させた後に車両が盗まれた場合には、盗難に対応することができない。
本開示の1つの局面は、正規ユーザが車両を始動させた後に車両が盗まれることを抑制可能な盗難抑制装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの局面の盗難抑制装置は、車両(10)に搭載された少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)から通信機(24)を介して車外装置(60)へ車両の盗難に関する証拠データを提供するシステムに適用され、監視部(210,410,60)と、実行部(230,410,60)と、を備える。監視部は、少なくとも一つの車載デバイス及び通信機のうちの少なくとも一つの状態を監視して、車外装置へ証拠データを提供不能な状態が発生している場合に、車両の盗難が発生していることを判定する。実行部は、監視部により、盗難発生と判定された場合に、盗難抑制処理を実行する。
【0006】
本開示の1つの局面の盗難抑制装置によれば、正規ユーザが車両を始動させた後に車両が盗まれた場合でも、証拠データが車外装置へ提供されるため、盗難の証拠が残る。また、車載デバイスや通信機の状態が監視されているため、窃盗犯が証拠データを残さないように車載デバイスや通信機を破壊した場合には、盗難抑制処理が実行される。したがって、上記盗難抑制装置は、正規ユーザが車両を始動させる前だけでなく、正規ユーザが車両を始動させた後であっても、車両が盗まれることを抑制できる。
【0007】
本開示の別の1つの局面の盗難抑制方法は、車両(10)に搭載された少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)から通信機(24)を介して車外装置(60)へ車両の盗難に関する証拠データを提供するシステムに適用される処理装置(20,40,60)により実行され、少なくとも一つの車載デバイス及び通信機のうちの少なくとも一つの状態を監視し、車外装置へ証拠データを提供不能な状態が発生している場合に、車両の盗難が発生していることを判定し、車両の盗難が発生していることが判定された場合に、盗難抑制処理を実行する。
【0008】
処理装置が上記盗難抑制方法を実行することにより、上記盗難抑制装置と同様の効果を奏する。
【0009】
本開示の別の1つの局面の盗難抑制プログラムは、車両(10)に搭載された少なくとも一つの車載デバイス(11,12,13,20,30,40)から通信機(24)を介して車外装置(60)へ車両の盗難に関する証拠データを提供するシステムに適用される処理装置(20,40,60)に、少なくとも一つの車載デバイス及び通信機のうちの少なくとも一つの状態を監視することと、車外装置へ証拠データを提供不能な状態が発生している場合に、車両の盗難が発生していることを判定することと、車両の盗難が発生していることが判定された場合に、盗難抑制処理を実行することと、を実行させる。
【0010】
処理装置が上記盗難抑制プログラムを実行することにより、上記盗難抑制装置と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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