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公開番号2024120722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027729
出願日2023-02-24
発明の名称仕分けシステムおよび仕分け方法
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B65G 1/137 20060101AFI20240829BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】作業者が作業エリアを離れている場合でも、仕分け対象の物品の到着を認識することを可能とする。
【解決手段】制御装置(1)の第1の制御部(12)が、読取装置(3)によって読み取られた識別情報に基づいて仕分け先を決定し、当該決定された仕分け先に紐づけられた携帯端末(2)に対して、物品の受取りに関する情報を第1の無線通信部(11)に送信させる。携帯端末(2)の第2の制御部(22)が、第2の無線通信部(21)によって受信された物品の受取りに関する情報に基づいて、物品が仕分け先に到着する到着タイミングを報知部(24,26,27)に報知させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送する仕分けラインにおいて使用され、前記物品に付与された識別情報を読み取る読取装置と、制御装置と、複数の携帯端末と、を備えた仕分けシステムであって、
前記制御装置は、
前記複数の携帯端末のそれぞれが、前記物品の受取り場所である複数の仕分け先のいずれに紐づけられているかに関する紐づけ情報を記憶する記憶部と、
前記複数の携帯端末との間で無線通信を行う第1の無線通信部と、
前記読取装置によって読み取られた前記識別情報に基づいて仕分け先を決定し、当該決定された仕分け先に紐づけられた携帯端末に対して、前記物品の受取りに関する情報を前記第1の無線通信部に送信させる第1の制御部と、を備え、
前記携帯端末は、
前記制御装置との間で無線通信を行う第2の無線通信部と、
外部へ報知を行う報知部と、
前記第2の無線通信部によって受信された前記物品の受取りに関する情報に基づいて、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着タイミングを前記報知部に報知させる第2の制御部と、を備える、
仕分けシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記報知部は、表示部であって、
前記第1の制御部は、前記物品の受取りに関する情報として、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着時刻を前記第1の無線通信部に送信させ、
前記第2の制御部は、前記到着時刻と現在時刻とを比較し、前記物品が前記決定された仕分け先に到着するまでの時間を順次前記表示部に表示させる、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項3】
前記報知部は、表示部であって、
前記第1の制御部は、前記物品の受取りに関する情報として、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着時刻を前記第1の無線通信部に送信させ、
前記第2の制御部は、前記第2の無線通信部によって受信された前記到着時刻を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項4】
前記報知部は、表示部であって、
前記第1の制御部は、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着時刻を生成し、当該到着時刻と現在時刻とを比較し、前記物品が前記決定された仕分け先に到着するまでの時間を、前記物品の受取りに関連する情報として、順次前記第1の無線通信部に送信させ、
前記第2の制御部は、前記物品が前記決定された仕分け先に到着するまでの時間を順次前記表示部に表示させる、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項5】
前記報知部は、ブザーであって、
前記第2の制御部は、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着タイミングで前記ブザーに報知させる、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項6】
前記報知部は、バイブレータであって、
前記第2の制御部は、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着タイミングで前記バイブレータを振動させる、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項7】
前記携帯端末はさらに、前記物品の受け取り完了を入力する入力部を備え、
前記第2の制御部は、前記入力部によって前記物品の受け取り完了が入力されたときに、前記第2の無線通信部に応答を送信させ、
前記第1の制御部は、前記第1の無線通信部を介して前記応答を受信したときに、当該応答を送信した携帯端末に対応する作業者の活動実績をカウントする、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項8】
前記携帯端末はさらに、当該携帯端末が、前記複数の仕分け先のいずれに紐づけられるかに関する紐づけ情報を入力する入力部を備え、
前記第2の制御部は、前記入力部によって当該紐づけ情報が入力されたときに、当該紐づけ情報を前記第2の無線通信部に送信させ、
前記第1の制御部は、前記第1の無線通信部を介して当該紐づけ情報を受信したときに、前記記憶部に記憶される前記紐づけ情報を更新する、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項9】
前記携帯端末はさらに、当該携帯端末を使用する作業者の健康状態に関連する情報を取得するセンサを備え、
前記第2の制御部は、前記センサによって得られた前記作業者の健康状態に関連する情報を前記第2の無線通信部に送信させる、請求項1に記載の仕分けシステム。
【請求項10】
前記携帯端末は、ウェアラブルデバイスである、請求項1~9のいずれか1項に記載の仕分けシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、仕分けシステムおよび仕分け方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、荷物などの物品を作業者の元に搬送する仕分けラインにおいて、作業者が物品に添付されたラベルを目視で読み取って、自身が処理すべき物品(仕分け対象)であるかを判断していた。また、仕分け対象の物品が到着したときに作業者が配置されている場所のランプを点灯させて、作業者に仕分け対象の物品が到着したことを知らせることも行われていた。これに関連する技術として、下記の特許文献1に開示された発明がある。
【0003】
特許文献1には、端末が荷物に貼られた伝票番号を読み取ってサーバへ送信し、サーバから伝票番号に紐づいた配達先住所データを受信して、配達先住所データが配達先エリア情報内の住所か否かを判断することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-091402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
仕分けラインにおいて、作業者が作業時にエリア間を移動することがあり、上述のようなランプを点灯させて仕分け対象の物品が到着したことを知らせたとしても、作業者がランプ点灯を見逃してしまい、物品を的確に受け取れないといった問題がある。また、特許文献1に開示された発明を用いたとしても、このような問題を解決することができない。
【0006】
本発明の一態様は、作業者が作業エリアを離れている場合でも、仕分け対象の物品の到着を認識することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る仕分けシステムは、物品を搬送する仕分けラインにおいて使用され、前記物品に付与された識別情報を読み取る読取装置と、制御装置と、複数の携帯端末と、を備えた仕分けシステムであって、前記制御装置は、前記複数の携帯端末のそれぞれが、前記物品の受取り場所である複数の仕分け先のいずれに紐づけられているかに関する紐づけ情報を記憶する記憶部と、前記複数の携帯端末との間で無線通信を行う第1の無線通信部と、前記読取装置によって読み取られた前記識別情報に基づいて仕分け先を決定し、当該決定された仕分け先に紐づけられた携帯端末に対して、前記物品の受取りに関する情報を前記第1の無線通信部に送信させる第1の制御部と、を備え、前記携帯端末は、前記制御装置との間で無線通信を行う第2の無線通信部と、外部へ報知を行う報知部と、前記第2の無線通信部によって受信された前記物品の受取りに関する情報に基づいて、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着タイミングを前記報知部に報知させる第2の制御部と、を備える。
【0008】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る仕分け方法は、物品を搬送する仕分けラインにおいて使用され、搬送される物品に付与された識別情報を読み取る読取装置と、制御装置と、複数の携帯端末と、を備えたシステムにおける仕分け方法であって、前記複数の携帯端末のそれぞれが、前記物品の受取り場所である複数の仕分け先のいずれかに紐づけ可能であり、前記制御装置が、前記読取装置によって読み取られた前記識別情報に基づいて仕分け先を決定する工程と、前記制御装置が、当該決定された仕分け先に紐づけられた携帯端末に対して、前記物品の受取りに関する情報を送信する工程と、前記携帯端末が、受信した前記物品の受取りに関する情報に基づいて、前記物品が、前記決定された仕分け先に到着する到着タイミングを外部へ報知する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、作業者が作業エリアを離れている場合でも、仕分け対象の物品の到着を認識することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る仕分けシステムが適用される仕分けラインの一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る仕分けシステムの概略構成の一例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る携帯端末の一例であるスマートウォッチのメニュー画面の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る携帯端末の一例であるスマートウォッチの作業表示画面の一例を示す図(その1)である。
本発明の一実施形態に係る携帯端末の一例であるスマートウォッチの作業表示画面の一例を示す図(その2)である。
本発明の一実施形態に係る制御装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る携帯端末の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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