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公開番号
2024120699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027687
出願日
2023-02-24
発明の名称
ウェザーストリップ
出願人
東海興業株式会社
代理人
個人
主分類
B60J
10/25 20160101AFI20240829BHJP(車両一般)
要約
【課題】雨水の流下経路の途中で突出リップ部が切れている場合でも、雨水の車内側への浸入を防止できる固定窓板用のウェザーストリップを提供する。
【解決手段】対向する車外側側壁部11及び車内側側壁部12と、両側壁部11,12同士を連結する頂壁部13と、車外側側壁部11から突出する車外側リップ部14と、頂壁部13から突出する突出リップ部16とを有する。外形は、縦辺部10vと、上辺部10uと、下辺部10dと、上辺部10uと下辺部10dとの間に存在する中辺部10sと、を有する環状である。突出リップ部16は、上辺部10uから中辺部10sの中途部まで形成され、雨水の流下経路の途中で切れている。突出リップ部16が切れた端末において、突出リップ部16から車外側側壁部11にかけて遮蔽片19が車外側に向けて形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
車両ドアの窓開口部へ、昇降可能な昇降窓板と共に昇降不能に取り付けられる、固定窓板の外周を囲むように取り付けられるウェザーストリップであって、
前記昇降窓板側に配置される縦辺部と、前記縦辺部の上端部から車両前後方向に延びる上辺部と、前記縦辺部の下端部から車両前後方向に延びる下辺部と、前記昇降窓板と反対側で前記上辺部と前記下辺部との間に存在する中辺部と、を有する環状であり、
互いに対向する車外側側壁部及び車内側側壁部と、該両側壁部同士を連結する頂壁部と、前記車外側側壁部の先端縁から車外側に向かって突出する車外側リップ部と、前記頂壁部の外面から突出する突出リップ部と、を一体に有し、
前記突出リップ部は、前記上辺部から前記中辺部の中途部まで形成されており、
前記中辺部の中途部に存在する前記突出リップ部の端末部において、前記突出リップ部から前記車外側側壁部にかけて遮蔽片が車外側に向けて形成されている、ウェザーストリップ。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記車両ドアへ取り付けた状態において、前記遮蔽片と前記車外側リップ部とでドアパネルが挟持される、請求項1に記載のウェザーストリップ。
【請求項3】
前記車両ドアへ取り付けた状態において、前記中辺部のうち前記突出リップ部が存在しない部位では、前記車両ドアの構成部材が配置されている、請求項1又は請求項2に記載のウェザーストリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ドアの窓開口部へ昇降不能に取り付けられる固定窓板の外周を囲むように取り付けられる、環状のウェザーストリップに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両ドアの窓開口部には、昇降可能な昇降窓板(ウィンドガラス)と共に、昇降不能な固定窓板(パーティションガラス)も配設されることがある。この場合、固定窓板の全周を取り囲むように環状のウェザーストリップを取り付け、このウェザーストリップを車両ドアのドアパネル(窓枠)へ取り付けることで固定窓板が配設される。これにより、固定窓板とドアパネルとの隙間がウェザーストリップによってシールされる。
【0003】
このようなウェザーストリップとして、例えば下記特許文献1が開示されている。特許文献1のウェザーストリップは、互いに対向する車外側側壁部(取り付け基部14の車室外側W2の側壁14S2)及び車内側側壁部(取り付け基部14の車室内側W1の側壁14S1)と、両側壁部同士を連結する頂壁部(取り付け基部14の底壁14T)と、車外側側壁部の先端縁から車外側に向かって突出する車外側リップ部(車室外側リップ16)と、車内側側壁部の先端縁から車内側に向かって突出する車内側リップ部(車室内側リップ15)とを有する。また、頂壁部の外面が斜め下方を向く部位(特許文献1の図3で示される後ろ側ウエザストリップ部11D)では、頂壁部の外面から突出する突出リップ部(シールリップ23)も有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-11941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種のウェザーストリップでは、車外側からドアパネルと車外側リップ部との間に雨水が浸入すると、基本的に車外側リップ部と車外側側壁部との間に形成された溝に沿って雨水が流れ、車外に排出されるよう想定されている。このとき、雨水の流下経路において頂壁部の外面に突出リップ部が形成されている場合は、突出リップ部もドアパネルに弾接していることで、車外側側壁部を超えるような多量の雨水が浸入したとしても、突出リップ部によって堰き止められることで、雨水が車内側へ浸入することが効果的に防止される。
【0006】
しかし、車両によっては突出リップ部を雨水の流下経路全体に形成できない場合もある。例えば、車両ドアの構成上、雨水の流下経路の一部に車両ドアの構成部材を配置せざるを得ない場合がある。この場合、突出リップ部が形成されている部位では雨水を堰き止められるが、雨水の流下経路の途中で突出リップ部が切れていると、その切れた部分(突出リップ部の端末)から雨水が車内側へ浸入してしまうおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、雨水の流下経路の途中で突出リップ部が切れている場合でも、雨水の車内側への浸入を防止できる固定窓板用のウェザーストリップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのための手段として、本発明は次の手段を採る。
(1)車両ドアの窓開口部へ、昇降可能な昇降窓板と共に昇降不能に取り付けられる、固定窓板の外周を囲むように取り付けられるウェザーストリップであって、
前記昇降窓板側に配置される縦辺部と、前記縦辺部の上端部から車両前後方向に延びる上辺部と、前記縦辺部の下端部から車両前後方向に延びる下辺部と、前記昇降窓板と反対側で前記上辺部と前記下辺部との間に存在する中辺部と、を有する環状であり、
互いに対向する車外側側壁部及び車内側側壁部と、該両側壁部同士を連結する頂壁部と、前記車外側側壁部の先端縁から車外側に向かって突出する車外側リップ部と、前記頂壁部の外面から突出する突出リップ部と、を一体に有し、
前記突出リップ部は、前記上辺部から前記中辺部の中途部まで形成されており、
前記中辺部の中途部に存在する前記突出リップ部の端末部において、前記突出リップ部から前記車外側側壁部にかけて遮蔽片が車外側に向けて形成されている、ウェザーストリップ。
(2)前記車両ドアへ取り付けた状態において、前記遮蔽片と前記車外側リップ部とでドアパネルが挟持される、(1)に記載のウェザーストリップ。
(3)前記車両ドアへ取り付けた状態において、前記中辺部のうち前記突出リップ部が存在しない部位では、前記車両ドアの構成部材が配置されている、(1)又は(2)に記載のウェザーストリップ。
【発明の効果】
【0009】
(1)の手段では、突出リップ部が前記上辺部から前記中辺部の中途部までしか形成されていない。すなわち、雨水の流下経路の途中で突出リップ部が切れている。そこで、この突出リップ部が切れた端末部において、前記突出リップ部から前記車外側側壁部にかけて遮蔽片を車外側に向けて形成している。これにより、本来突出リップ部によって堰き止められるべき雨水を遮蔽片によって堰き止め、本来の雨水流下経路、すなわち車外側側壁部と車外側リップ部との間の溝に流下させることで、雨水が車内側へ浸入することを防止できる。
【0010】
(2)の手段によれば、遮蔽片と車外側リップ部とでドアパネルを挟持することで、ウェザーストリップのがたつきを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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