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公開番号2024120205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023026841
出願日2023-02-24
発明の名称CADライセンス管理装置、CADライセンス管理装置の制御方法、および、CADライセンス管理装置の制御プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/0639 20230101AFI20240829BHJP(計算;計数)
要約【課題】より無駄の少ない保有ライセンス数の管理が可能になるCADライセンス管理装置等を提供する。
【解決手段】CADライセンス管理装置は、CADソフトの保有ライセンス数を取得する保有ライセンス数取得手段と、ユーザにより入力される、CADソフトの使用希望日付と使用時間帯と、設計対象の製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付ける予約要求受け付け手段と、製品の設計完了納期を含む製品情報を取得する製品情報取得手段と、製品情報に基づいて、製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出する必要設計時間算出手段と、保有ライセンス数および必要設計時間に基づいて、ユーザ毎に予約要求を予定表に割り当てる予約要求割り当て手段と、予約要求の割り当て結果に基づいて、予約要求に対して保有ライセンス数が不足しているか判定するライセンス数調整手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ＣＡＤソフト（ＣｏｍｐｕｔｅｒＡｉｄｅｄＤｅｓｉｇｎＳｏｆｔ）の保有ライセンス数を取得する保有ライセンス数取得手段と、
ユーザにより入力される予約要求であって、前記ＣＡＤソフトの使用を希望する日付である使用希望日付と、前記使用希望日付における使用時間帯と、設計対象の製品を識別する製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付ける予約要求受け付け手段と、
前記製品識別情報に対応する製品に関する情報であって、前記製品の設計完了納期を含む製品情報を取得する製品情報取得手段と、
前記製品情報に基づいて、前記製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出する必要設計時間算出手段と、
前記保有ライセンス数および前記必要設計時間に基づいて、前記ユーザごとに前記予約要求を予定表に割り当てる予約要求割り当て手段と、
前記予約要求の割り当て結果に基づいて、前記予約要求に対して前記保有ライセンス数が不足しているか判定するライセンス数調整手段と、
を備えるＣＡＤライセンス管理装置。
続きを表示（約 2,000 文字）【請求項２】
前記製品情報は、
前記製品の製造のために設計が必要になる設計対象部品に関する情報である設計対象部品情報をさらに含み、
前記必要設計時間算出手段は、
前記製品情報および前記設計対象部品情報に基づいて、前記必要設計時間を算出する、
請求項１に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項３】
前記ライセンス数調整手段は、
前記割り当て結果において、前記製品の設計完了納期を超過する前記予約要求があった場合に、前記保有ライセンス数が不足していると判定する、
ことを特徴とする請求項１または２に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項４】
前記ライセンス数調整手段は、
前記保有ライセンス数が不足していると判定した際に、前記保有ライセンス数の追加を促す通知を前記保有ライセンス数の管理者に向けて送信する、
ことを特徴とする請求項３に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項５】
前記ライセンス数調整手段は、
前記保有ライセンス数が不足していると判定した際に、前記製品の設計完了納期に第１の日数以上の余裕がある第１の予約要求を前記予約要求から抽出し、
前記第１の予約要求を行った前記ユーザに対し、前記第１の予約要求の変更を打診する通知を送信する、
を備えることを特徴とする請求項３に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項６】
前記ライセンス数調整手段は、
前記第１の予約要求の変更を打診する通知の送信から予め定めた第１の期間の間に前記第１の予約要求の変更が行われなかった際に、
前記保有ライセンス数の追加を促す通知を前記保有ライセンス数の管理者に向けて送信する、
ことを特徴とする請求項５に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項７】
前記設計対象部品情報が、前記設計対象部品の設計に要する時間の基準となる基準設計時間を含み、
前記必要設計時間算出手段が、
前記基準設計時間に基づいて、前記必要設計時間を算出する、
ことを特徴とする請求項２に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項８】
前記必要設計時間算出手段が、
前記ユーザのスキルを定量化した情報であるユーザスキル情報を取得し、
前記ユーザスキル情報に基づいて前記基準設計時間に乗じるユーザスキル係数を設定し、
前記基準設計時間に前記ユーザスキル係数を乗じた値に基づいて、前記必要設計時間を算出する、
ことを特徴とする請求項７に記載のＣＡＤライセンス管理装置。
【請求項９】
ＣＡＤソフトの保有ライセンス数を管理するＣＡＤライセンス管理装置の制御方法であって、
ＣＡＤライセンス管理装置が、
ＣＡＤソフトの前記保有ライセンス数を取得し、
ユーザにより入力される予約要求であって、前記ＣＡＤソフトの使用を希望する日付である使用希望日付と、前記使用希望日付における使用時間帯と、設計対象の製品を識別する製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付け、
前記製品識別情報に対応する製品に関する情報であって、前記製品の設計完了納期を含む製品情報を取得し、
前記製品情報に基づいて、前記製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出し、
前記保有ライセンス数および前記必要設計時間に基づいて、前記ユーザごとに前記予約要求を予定表に割り当て、
前記予約要求の割り当て結果に基づいて、前記予約要求に対して前記保有ライセンス数が不足しているか判定する、
ことを特徴とするＣＡＤライセンス管理装置の制御方法。
【請求項１０】
ＣＡＤソフトの保有ライセンス数を管理するＣＡＤライセンス管理装置の制御プログラムであって、
ＣＡＤソフトの前記保有ライセンス数を取得する処理と、
ユーザにより入力される予約要求であって、前記ＣＡＤソフトの使用を希望する日付である使用希望日付と、前記使用希望日付における使用時間帯と、設計対象の製品を識別する製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付ける処理と、
前記製品識別情報に対応する製品に関する情報であって、前記製品の設計完了納期を含む製品情報を取得する処理と、
前記製品情報に基づいて、前記製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出する処理と、
前記保有ライセンス数および前記必要設計時間に基づいて、前記ユーザごとに前記予約要求を予定表に割り当てる処理と、
前記予約要求の割り当て結果に基づいて、前記予約要求に対して前記保有ライセンス数が不足しているか判定する処理と、
を前記ＣＡＤライセンス管理装置に実行させることを特徴とするＣＡＤライセンス管理装置の制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ＣＡＤライセンス管理装置等に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
企業や団体などがＣＡＤ（ＣｏｍｐｕｔｅｒＡｉｄｅｄＤｅｓｉｇｎ）ソフトを利用する場合、一般的に、同時にＣＡＤソフトを利用することが必要なユーザ数のライセンスが購入される。この際、購入ライセンス数が少なければ、費用が節約される。しかし、ＣＡＤソフトの使用が必要な際に、ＣＡＤソフトを使えないユーザが生じる恐れがある。一方、購入ライセンス数が多ければ、ＣＡＤソフトの使用に余裕ができるが、使用されないライセンスが生じることがある。つまり、費用に無駄が生じるという問題がある。このため、購入ライセンス数を最小限とし、効率よくユーザにライセンスを割り当てるためのライセンス管理装置が検討されている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、優先度の高いユーザ（特許文献１では業務チーム）に優先的に使用権を与えるライセンス管理装置の技術が開示されている。この技術では、上限ライセンス数を超える人が同時にツール（ソフトウェア）を利用しないように、ライセンス管理装置がライセンス割当の管理を行う。また、ライセンス管理装置が、業務チームの業務優先度が登録された業務優先度テーブルを備える。そして、使用するライセンス数が上限に達し、ライセンス要求が競合した場合、優先度の高い者から順にライセンス上限数分のユーザがライセンス付与先に選ばれる。このようにすることで、業務チーム群全体でのスケジュールの遅れを減らすのに役立つとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００２－２５８９６２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
業務の繁忙期などでは、全体の業務を遂行するのに、保有ライセンス数を追加する必要が生じ得る。費用の観点から、この際、必要最小限の追加とすることが望ましい。特許文献１の技術では、ライセンス要求と同時に、ライセンス数が足りているか否かは、ライセンス要求の数で判定されている。この判定に基づいてライセンス数が追加されると、一時的にしかないライセンス要求数のピークに応じるライセンス数を追加してしまう恐れがある。このような追加を行うと、ライセンス要求数が減ったときに、ライセンスが余り、費用が無駄になってしまうという問題がある。
【０００６】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、より無駄の少ない保有ライセンス数の管理が可能になるＣＡＤライセンス管理装置等を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するため、本発明のＣＡＤライセンス管理装置は、ＣＡＤソフトの保有ライセンス数を取得する保有ライセンス数取得手段と、ユーザにより入力される予約要求であって、前記ＣＡＤソフトの使用を希望する日付である使用希望日付と、前記使用希望日付における使用時間帯と、設計対象の製品を識別する製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付ける予約要求受け付け手段と、前記製品識別情報に対応する製品に関する情報であって、前記製品の設計完了納期を含む製品情報を取得する製品情報取得手段と、前記製品情報に基づいて、前記製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出する必要設計時間算出手段と、前記保有ライセンス数および前記必要設計時間に基づいて、前記ユーザごとに前記予約要求を予定表に割り当てる予約要求割り当て手段と、前記予約要求の割り当て結果に基づいて、前記予約要求に対して前記保有ライセンス数が不足しているか判定するライセンス数調整手段と、を備える。
【０００８】
また、本発明のＣＡＤライセンス管理装置の制御方法は、ＣＡＤソフトの保有ライセンス数を管理するＣＡＤライセンス管理装置の制御方法であって、ＣＡＤライセンス管理装置が、ＣＡＤソフトの前記保有ライセンス数を取得し、ユーザにより入力される予約要求であって、前記ＣＡＤソフトの使用を希望する日付である使用希望日付と、前記使用希望日付における使用時間帯と、設計対象の製品を識別する製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付け、前記製品識別情報に対応する製品に関する情報であって、前記製品の設計完了納期を含む製品情報を取得し、前記製品情報に基づいて、前記製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出し、前記保有ライセンス数および前記必要設計時間に基づいて、前記ユーザごとに前記予約要求を予定表に割り当て、前記予約要求の割り当て結果に基づいて、前記予約要求に対して前記保有ライセンス数が不足しているか判定する。
【０００９】
また、本発明のＣＡＤライセンス管理装置の制御プログラムは、ＣＡＤソフトの保有ライセンス数を管理するＣＡＤライセンス管理装置の制御プログラムであって、ＣＡＤソフトの前記保有ライセンス数を取得する処理と、ユーザにより入力される予約要求であって、前記ＣＡＤソフトの使用を希望する日付である使用希望日付と、前記使用希望日付における使用時間帯と、設計対象の製品を識別する製品識別情報とを含む前記予約要求を受け付ける処理と、前記製品識別情報に対応する製品に関する情報であって、前記製品の設計完了納期を含む製品情報を取得する処理と、前記製品情報に基づいて、前記製品の設計を完了するのに必要な必要設計時間を算出する処理と、前記保有ライセンス数および前記必要設計時間に基づいて、前記ユーザごとに前記予約要求を予定表に割り当てる処理と、前記予約要求の割り当て結果に基づいて、前記予約要求に対して前記保有ライセンス数が不足しているか判定する処理と、を前記ＣＡＤライセンス管理装置に実行させる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の効果は、より無駄の少ない保有ライセンス数の管理が可能になるＣＡＤライセンス管理装置等を提供できることである。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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