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公開番号2025004121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-14
出願番号2024174672,2023529927
出願日2024-10-04,2022-01-11
発明の名称通信システム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04W 36/14 20090101AFI20250106BHJP(電気通信技術)
要約【課題】更なるシグナリングと中断の低減のためにハンドオーバ手順を強化する方法、ユーザ機器及びネットワークノードを提供する。
【解決手段】モバイル通信システムにおいて、ユーザ機器は、ネットワークノードから、第1のセルから第2のセルへの接続の切り替えに関する、物理セル識別子(PCI)を示す情報及び同期信号/物理報知チャネルブロック(SSB)情報の少なくともいずれかを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する手段と、第1のセルにおける接続を解放する一方で、第1のセルで受信したRRC構成を維持する手段と、接続のRRC再構成無しにセル切り替えを実行し第2のセルを選択する手段と、第2のセルにおいて接続のRRC再構成無しにRRC構成を使用して接続を再確立する手段と、を備え、第2のセルへの切り替えは、メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)によるトリガに従い行われる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークノードから、第1のセルから第2のセルへの接続の切り替えに関する、物理セル識別子(Physical Cell Identity:PCI)を示す情報及び同期信号/物理報知チャネルブロック(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel block:SSB)情報の少なくともいずれかを含む無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージを受信する手段と、
前記第1のセルにおける前記接続を解放する一方で、前記第1のセルで受信したRRC構成を維持する手段と、
前記接続のRRC再構成無しにセル切り替えを実行し前記第2のセルを選択する手段と、
前記第2のセルにおいて前記接続のRRC再構成無しに前記RRC構成を使用して前記接続を再確立する手段と、
を備え、
前記第2のセルへの切り替えは、メディアアクセス制御(Medium Access Control:MAC)制御要素(Control Element:CE)によるトリガに従い行われる、ユーザ機器(user equipment:UE)。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記RRCメッセージは、前記第2のセルを介したランダムアクセス手続のために前記UEが使用すべきリソースを示す情報を含む、請求項1に記載のUE。
【請求項3】
前記RRCメッセージは、前記UEを含む複数のUEの識別子を含む、請求項1又は2に記載のUE。
【請求項4】
前記RRCメッセージは、RRC再構成無しに基地局内セル切り替えが実行されるべきことを示す指示子を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のUE。
【請求項5】
ユーザ機器(user equipment:UE)へ、第1のセルから第2のセルへの接続の切り替えに関する、物理セル識別子(Physical Cell Identity:PCI)を示す情報及び同期信号/物理報知チャネルブロック(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel block:SSB)情報の少なくともいずれかを含む無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージを送信する手段と、
前記UEが前記第1のセルにおける前記接続を解放し、前記接続のRRC再構成無しにセル切り替えを実行し前記第2のセルを選択する場合に、前記第1のセルで受信した無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)構成を維持する手段と、
前記第2のセルにおいて前記接続のRRC再構成無しに前記RRC構成を使用して前記接続を再確立する手段と、
を備え、
前記第2のセルへの切り替えは、メディアアクセス制御(Medium Access Control:MAC)制御要素(Control Element:CE)によるトリガに従い行われる、ネットワークノード。
【請求項6】
前記第2のセルを制御する手段と、
前記第2のセルにおいて前記接続を再確立する前に、前記第1のセルを制御する他のネットワークノードから前記UEのUEコンテキストを受信する手段と、
を備える、請求項5に記載のネットワークノード。
【請求項7】
ゲートウェイ又は基地局を含む、請求項5又は6に記載のネットワークノード。
【請求項8】
ネットワークノードから、第1のセルから第2のセルへの接続の切り替えに関する、物理セル識別子(Physical Cell Identity:PCI)を示す情報及び同期信号/物理報知チャネルブロック(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel block:SSB)情報の少なくともいずれかを含む無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージを受信することと、
前記第1のセルにおける前記接続を解放する一方で、前記第1のセルで受信した無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)構成を維持することと、
前記接続のRRC再構成無しにセル切り替えを実行し前記第2のセルを選択することと、
前記第2のセルにおいて前記接続のRRC再構成無しに前記RRC構成を使用して前記接続を再確立することと、
を含み、
前記第2のセルへの切り替えは、メディアアクセス制御(Medium Access Control:MAC)制御要素(Control Element:CE)によるトリガに従い行われる、ユーザ機器(user equipment:UE)における方法。
【請求項9】
ユーザ機器(user equipment:UE)へ、第1のセルから第2のセルへの接続の切り替えに関する、物理セル識別子(Physical Cell Identity:PCI)を示す情報及び同期信号/物理報知チャネルブロック(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel block:SSB)情報の少なくともいずれかを含む無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージを送信することと、
前記UEが前記第1のセルにおける前記接続を解放し、前記接続のRRC再構成無しにセル切り替えを実行し前記第2のセルを選択する場合に、前記第1のセルで受信した無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)構成を維持することと、
前記第2のセルにおいて前記接続のRRC再構成無しに前記RRC構成を使用して前記接続を再確立することと、
を含み、
前記第2のセルへの切り替えは、メディアアクセス制御(Medium Access Control:MAC)制御要素(Control Element:CE)によるトリガに従い行われる、ネットワークノードにおける方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)規格又は等価物若しくはその派生物に従って動作する無線通信システム及びその装置に関する。本開示は、非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Networks:NTN)を採用する、いわゆる「5G」(又は「Next Generation(次世代)」)システムにおけるハンドオーバに関する改善に特に関連するが、これに限定するものではない。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP規格の下では、NodeB(又はLTEにおいては「eNB」、5Gにおいては「gNB」)は基地局であり、これを介して通信装置(ユーザ機器又は「UE」)はコアネットワークに接続し、他の通信装置又は遠隔サーバと通信する。通信装置は、例えば、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ、携帯情報端末、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、eブックリーダなどのモバイル通信装置であってもよい。このようなモバイル装置(又は一般的には固定式の装置)は、典型的には、ユーザによって操作される(したがって、それらは多くの場合、ユーザ機器、「UE」と総称される)が、IoT装置及び同様のMTC装置をネットワークに接続することも可能である。簡単にするために、本願では、このような基地局を指す場合に基地局という用語を用い、このような通信装置を指す場合にモバイル装置又はUEという用語を用いる。
【0003】
3GPP規格の最新の発展動向は、いわゆる「5G」又は「新しい無線(New Radio:NR)」規格であり、これらは例えばマシンタイプコミュニケーション(Machine Type Communications:MTC)、モノのインターネット(Internet of Things:IoT)/産業用のモノのインターネット(Industrial Internet of Things:IIoT)通信、車両通信及び自律走行車、高解像度ビデオストリーミング、及び/又は、スマートシティサービスなどの様々なアプリケーション及びサービスをサポートすることが期待される、進化する通信技術をいう。3GPPは、いわゆる3GPPの次世代(Next Generation:NextGen)無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)及び3GPPの次世代コア(NextGen core:NGC)ネットワークを通じて、5Gをサポートすることを意図している。5Gネットワークの種々の詳細は、例えば、NGMN(Next Generation Mobile Networks)アライアンスによる「NGMN 5G White Paper:NGMN 5G白書」V1.0に記載されており、その文献はhttps://www.ngmn.org/5g-white-paper.htmlから入手可能である。
【0004】
エンドユーザ通信装置は、一般にユーザ機器(User Equipment:UE)と呼ばれ、人間によって操作されてもよいし、自動化された(MTC/IoT)装置を含んでもよい。5G/NR通信システムの基地局は、一般に、NR基地局(New Radio Base Station:NR-BS)又は「gNB」と呼ばれるが、それらは、より典型的には、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)基地局(一般に「4G」基地局とも呼ばれる)に関連付けられた用語「eNB」(又は5G/NR eNB)を用いて呼ばれることもあることが理解されるであろう。3GPP TS(Technical Specification:技術仕様書)38.300 V16.4.0及びTS 37.340 V16.4.0は、とりわけ、以下のノードを定義する。
gNB:UEに向けてNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルの終端を提供し、NGインタフェースを介して5Gコアネットワーク(5G core network:5GC)に接続されるノード。
ng-eNB:UEに向けてE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルの終端を提供し、NGインタフェースを介して5GCに接続されるノード。
En-gNB:UEに向けてNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルの終端を提供し、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)におけるセカンダリノードとして動作するノード。
NG-RANノード:gNB又はng-eNBの何れか。
【0005】
3GPPは、また、5Gとの関連で、衛星と地上との統合ネットワークインフラの規定にも取り組んでいる。非地上系ネットワーク(Non-terrestrial networks:NTN)という用語は、航空機又は宇宙船(airborne or spaceborne vehicle)を伝送に使用するネットワーク又はネットワークのセグメントを指す。衛星は、静止地球軌道(Geostationary Earth Orbit:GEO)にある、又は地球低軌道(Low Earth Orbits:LEO)、地球中軌道(Medium Earth Orbits:MEO)、及び高度楕円軌道(Highly Elliptical Orbits:HEO)などの非静止地球軌道(Non-Geostationary Earth Orbit:NGEO)にある宇宙船を指す。航空機は、無人航空システム(Unmanned Aircraft Systems:UAS)を包含する高高度プラットフォーム(High Altitude Platforms:HAPs)を指し、UASは、テザードUAS(tethered UAS)、対空気軽量のUAS(Lighter than Air UAS)、及び対空気重量のUAS(Heavier than Air UAS)を含み、これらはすべて典型的には8~50kmの高度にて準定常で動作する。
【0006】
3GPP 技術報告書(Technical Report:TR)38.811 V15.4.0は、このような非地上系ネットワークをサポートするためのNew Radioに関する研究である。本研究は、とりわけ、NTN展開シナリオ及び関連するシステムパラメータ(アーキテクチャ、高度、軌道など)、及び非地上系ネットワーク(伝搬条件、モビリティなど)に対する3GPPチャネルモデルの適応の説明を含む。3GPP TR 38.821 V16.0.0は、NTNについての更なる詳細を提供する。
非地上系ネットワークは、次のことが期待される。
- サービスが提供されていないエリア又はサービスが十分ではないエリアにおいて5Gのサービス展開を促進するのを助け、地上系ネットワークの性能をアップグレードする。
- ユーザ機器に対して又は移動プラットフォーム(例えば、旅客航空機、船舶、高速列車、バス)に対してサービスの継続性を提供することによりサービスの信頼性を強化する。
- 特に、重要な通信、将来の鉄道/海事/航空通信ために、あらゆる場所でのサービス可用性を高める。
- ネットワークエッジに向けて又はユーザ機器に直接的にデータを配信するための効率的なマルチキャストリソース/ブロードキャストリソースの提供を通じて、5Gネットワークのスケーラビリティを可能にする。
NTNクアクセスは、典型的には、(とりわけ)以下の要素を特徴とする。
- NTN端末。3GPP UEを指す場合もあり、又は衛星が3GPP UEに直接サービスを提供しない場合には衛星システムに固有のUEを指す場合もある。
- ユーザ機器と宇宙プラットフォーム/航空プラットフォームとの間の無線リンク(それは地上ベースのRANとの無線リンクに加えられてもよい)を指すサービスリンク。
- 宇宙プラットフォーム又は航空プラットフォーム。
- コアネットワークに衛星又は航空アクセスネットワークを接続するゲートウェイ(「NTNゲートウェイ」)。ゲートウェイの大半が基地局と共に同一場所に配置されるであろうことが理解されるであろう。
- ゲートウェイと宇宙プラットフォーム/航空プラットフォームとの間の無線リンクを指すフィーダリンク。
【0007】
衛星又は航空機は、それぞれのNTNセルを提供するために所与のエリア上にいくつかのビームを生成してもよい。ビームは、典型的には、地球の表面上に楕円のフットプリントを有する。
【0008】
3GPPは、次の3つのタイプのNTNビーム又はセルをサポートする方針である。
- 常に同じ地理的エリアをカバーするビームを特徴とする地球固定セル(例えば、GEO衛星及びHAPS)。
- ある有限期間中にある地理的エリアをカバーし、別の期間中に異なる地理的エリアをカバーする(例えば、ステアラブルビームを生成するNGEO衛星)ビームを特徴とする準地球固定セル。
- ある瞬間にある地理的エリアをカバーし、別の瞬間に異なる地理的エリアをカバーするビームを特徴とする地球移動セル(例えば、固定又は非ステアラブルビームを生成するNGEO衛星)。
【0009】
例えばGEO、UASなどの所与の地球点に対して仰角/方位角について固定された位置を維持する衛星又は航空機では、ビームフットプリントは地球に固定される。
【0010】
地球の周りを周回する(例えばLEO)又は地球の周りの楕円軌道上の(例えばHEO)衛星では、ビームフットプリントが地球上を移動し、その軌道上で衛星又は航空機が移動する場合がある。代替的に、ビームフットプリントは、一時的に地球固定(又は準地球固定)とすることができ、その場合には、衛星又は航空機の移動を補償するために、適切なビームポインティングメカニズム(機械的又は電子的なステアリング)が用いられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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