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公開番号2024120000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2024097982,2020178484
出願日2024-06-18,2020-10-23
発明の名称蓋体及び蓋体の製造方法
出願人株式会社KY7
代理人
主分類B65D 43/10 20060101AFI20240827BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】密閉性に優れた蓋体及び蓋体の製造方法を提供する。
【解決手段】蓋体が、曲げ成型体で形成され、外周縁に折り曲げ部を有する天面部と、前記折り曲げ部で前記天面部に連続し前記天面部の空間を囲繞する周面部5とを有する天蓋2を備え、前記周面部の内周面は、前記空間に露出する露出領域を有し、前記周面部は、前記露出領域に凹面7aを形成する凹部7を1つ又は複数形成しており、1つ又は複数の前記凹部は、前記周面部の部分のうち前記露出領域の下端部よりも、前記周面部の厚み方向に圧縮されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外周縁に折り曲げ部を有する天面部と、前記折り曲げ部で前記天面部に対して上端を連続させた周面部とを有し、曲げ成型体で形成された天蓋を備え、
前記周面部の内周面は、該周面部と前記天面部とで囲まれた空間に向かって露出する露出領域を有し、
前記周面部は、前記露出領域に凹面を形成する凹部を1つ又は複数形成しており、
1つ又は複数の前記凹部は、前記周面部の部分のうちの前記露出領域の下端よりも、前記周面部の厚み方向に圧縮されており、
前記天面部には、前記折り曲げ部と前記周面部との境界に近い位置に隆起部が形成されている、
蓋体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
外周縁に折り曲げ部を有する天面部と、前記天面部に対して上端を連続させた周面部とを有し、曲げ成型体で形成された天蓋と、
前記周面部の外周面に接合され前記天蓋を囲繞する環状の外壁材と、を備え、
前記曲げ成型体は、天蓋用ブランク材の曲げ成型により形成され、
前記天蓋用ブランク材は、フィルム材からなり、
前記周面部の内周面は、該周面部と前記天面部とで囲まれた空間に向かって露出する露出領域を有し、
前記周面部は、前記露出領域に凹面を形成する少なくとも1つの凹部を有し、
前記外壁材のうち前記凹部に対応した対応部が、前記外壁材のうち前記露出領域の下端に対応する部分よりも、前記外壁材の厚み方向に圧縮されており、
前記天面部には、前記折り曲げ部と前記周面部との境界に近い位置に隆起部が形成されている、
蓋体。
【請求項3】
さらに前記周面部の外周面に接合された環状の外壁材を備え、
前記外壁材が前記天蓋を囲繞する、
請求項1に記載の蓋体。
【請求項4】
前記外壁材は、前記周面部の外周面に面接合される、
請求項2又は3に記載の蓋体。
【請求項5】
前記外壁材は、外壁用ブランク材の2つの端部を重ね合わせた環状構造を有しており、
前記外壁用ブランク材は、紙系素材からなる、
請求項2又は3に記載の蓋体。
【請求項6】
前記外壁材のうち前記凹部に対応した対応部が、前記外壁材のうち前記露出領域の下端に対応する部分よりも、前記外壁材の厚み方向に圧縮されている、
請求項2又は3に記載の蓋体。
【請求項7】
前記外壁材の上端は、前記天面部の上面よりも上方側に延び出ている、
請求項2又は3に記載の蓋体。
【請求項8】
前記隆起部の下面側に凹状湾曲部が形成されている、
請求項1又は2に記載の蓋体。
【請求項9】
前記凹状湾曲面は、前記容器に形成された開口縁部がはまりこむ大きさに形成されている、請求項1又は2に記載の蓋体。
【請求項10】
前記凹部は、1つ形成されており、
該凹部は、前記露出領域の全域にわたって前記凹面を1つ形成する、
請求項1又は2に記載の蓋体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体及び蓋体の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
コーヒーなどの飲料や総菜などの内容物を収容する容器に装着可能な蓋体として、紙系素材からなる蓋体が提案されている。
【0003】
蓋体としては、天蓋を有し天蓋の外周に環状の壁材を取り付けた構造を有するものが知られている。通常、こうした蓋体が、容器に着脱自在に取り付けられる。蓋体が容器に取り付けられた状態では、容器の開口部が天蓋で覆われ、容器の胴部の開口縁部は壁材に接触する。壁材と開口縁との接触部分で係止部が形成される。
【0004】
蓋体に用いられる環状の壁材としては、帯状の紙片を環状に丸めて紙片の端部同士を重ね合わせて重なり部を形成し、重なり部を構成する端部同士を接合したものが提案されている。しかしながら重なり部で段差が形成されるため、壁材の重なり部付近において蓋体と容器との係止部に隙間が生じ、容器を傾斜させた際等にその隙間から意図せず内容物が漏れ出る事態を生じることがある。
【0005】
そこで、蓋体を容器に装着した状態で、重なり部の段差と容器との間に生じる隙間を低減することが要請される。
【0006】
このような隙間を軽減する方法としては、例えば、特許文献1に示すように、重なり部の段差を含む部分に樹脂を塗布して段差を埋める技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2015-227170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に提案された技術を適用した蓋体のように、蓋体の重なり部上に樹脂が塗布されてしまうと、樹脂を塗布された部分とそれ以外の部分との間で側壁の肉厚み差が大きくなることがある。したがってその肉厚み差に応じて蓋体と容器との間に隙間が生じる可能性があることから、蓋体を取り付けた容器を傾斜させた際に蓋体と容器との係止部から内容物が漏れ出ることを抑制する点で、さらなる密閉性の改善の余地がある。また、蓋体の壁材の重なり部付近とそれ以外の部分とで剛性差がさらに拡大しやすくなり、蓋体を容器に装着する際に蓋体の壁材の重なり部付近とそれ以外の部分との境界付近で歪みや折れが生じやすくなる可能性がある。蓋体に歪みや折れが生じると密閉性が損なわれる可能性がある点からも、さらなる密閉性の改善の余地がある。また、特許文献1に提案された技術では、容器の内容物が液体であるような場合には、樹脂に含まれる成分が液体に入り込むことへの配慮もさらに必要となってくる。
【0009】
本発明の目的は、密閉性に優れた蓋体及び蓋体の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、
(1)外周縁に折り曲げ部を有する天面部と、前記折り曲げ部で前記天面部に対して上端を連続させた周面部とを有し、曲げ成型体で形成された天蓋を備え、前記周面部の内周面は、該周面部と前記天面部とで囲まれた空間に向かって露出する露出領域を有し、前記周面部は、前記露出領域に凹面を形成する凹部を1つ又は複数形成しており、1つ又は複数の前記凹部は、前記周面部の部分のうちの前記露出領域の下端よりも、前記周面部の厚み方向に圧縮されており、前記天面部には、前記折り曲げ部と前記周面部との境界に近い位置に隆起部が形成されている、蓋体、
(2)外周縁に折り曲げ部を有する天面部と、前記天面部に対して上端を連続させた周面部とを有し、曲げ成型体で形成された天蓋と、前記周面部の外周面に接合され前記天蓋を囲繞する環状の外壁材と、を備え、前記曲げ成型体は、天蓋用ブランク材の曲げ成型により形成され、前記天蓋用ブランク材は、フィルム材からなり、前記周面部の内周面は、該周面部と前記天面部とで囲まれた空間に向かって露出する露出領域を有し、前記周面部は、前記露出領域に凹面を形成する少なくとも1つの凹部を有し、前記外壁材のうち前記凹部に対応した対応部が、前記外壁材のうち前記露出領域の下端に対応する部分よりも、前記外壁材の厚み方向に圧縮されており、前記天面部には、前記折り曲げ部と前記周面部との境界に近い位置に隆起部が形成されている、蓋体、
(3)さらに前記周面部の外周面に接合された環状の外壁材を備え、前記外壁材が前記天蓋を囲繞する、上記(1)に記載の蓋体、
(4)前記外壁材は、前記周面部の外周面に面接合される、上記(2)又は(3)に記載の蓋体、
(5)前記外壁材は、外壁用ブランク材の2つの端部を重ね合わせた環状構造を有しており、前記外壁用ブランク材は、紙系素材からなる、上記(2)又は(3)に記載の蓋体、
(6)前記外壁材のうち前記凹部に対応した対応部が、前記外壁材のうち前記露出領域の下端に対応する部分よりも、前記外壁材の厚み方向に圧縮されている、上記(2)又は(3)に記載の蓋体、
(7)前記外壁材の上端は、前記天面部の上面よりも上方側に延び出ている、上記(2)又は(3)に記載の蓋体、
(8)前記隆起部の下面側に凹状湾曲部が形成されている、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(9)前記凹状湾曲面は、前記容器に形成された開口縁部がはまりこむ大きさに形成されている、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(10)前記凹部は、1つ形成されており、該凹部は、前記露出領域の全域にわたって前記凹面を1つ形成する、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(11)前記凹部は、複数形成されており、複数の該凹部が、前記天蓋の上下方向に周期的に前記凹面を複数形成している、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(12)前記凹面は、前記露出領域の下端よりも上側寄りに形成される、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(13)前記凹部は、前記周面部の周方向に沿って環状に形成されている、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(14)前記周面部の下端は、前記周面部の上端よりも前記天面部の中心寄りに位置している、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(15)前記周面部の前記露出領域には、容器の開口縁部に係止させる係止部が形成されている、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(16)前記曲げ成型体は、天蓋用ブランク材の曲げ成型により形成され、前記天蓋用ブランク材は、紙系素材からなる、上記(1)に記載の蓋体、
(17)前記周面部の下端には、外方向に延出したフランジ部が設けられている、上記(1)又は(2)に記載の蓋体、
(18)紙系素材からなる天蓋用ブランク材の外周縁部を固定した状態で前記天蓋用ブランク材が曲げ成型されることで、折り曲げ部で連続する天面部と周面部と前記折り曲げ部と前記周面部との境界に近い位置に形成される隆起部を有する天蓋を一体的に形成する賦形工程と、所定の凹面に対応した凸形状を周面に有するローラを用いて前記周面部の所定位置を圧縮することで、前記周面部の内周面に前記凹面を形成した凹部を形成する圧縮工程と、を有する、蓋体の製造方法、
を要旨とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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