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公開番号2024119266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026045
出願日2023-02-22
発明の名称障子
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 1/36 20060101AFI20240827BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】意匠性の低下を抑制することができる障子を提供すること。
【解決手段】障子4は、面材41と、面材41の外周部が挿入される面材挿入用溝48を有する框42,44,45,46と、面材挿入用溝48に収納され、面材41の外周部を保持するガスケット49と、を備え、面材挿入用溝48における面材41に対向する一対の開口縁には、面材41に近づく方向に突出し、ガスケット49を隠す隠蔽部481がそれぞれ形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
面材と、
前記面材の外周部が挿入される面材挿入用溝を有する框と、
前記面材挿入用溝に収納され、前記面材の外周部を保持するガスケットと、を備え、
前記面材挿入用溝における前記面材に対向する一対の開口縁には、前記面材に近づく方向に突出し、前記ガスケットを隠す隠蔽部がそれぞれ形成されている障子。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1に記載の障子において、
前記面材挿入用溝の溝底面と前記ガスケットとの間には、セッティングブロックが配置されている障子。
【請求項3】
請求項2に記載の障子において、
前記框は、当該框における長手方向の一端から前記面材挿入用溝に前記ガスケットを挿入可能に構成され、
前記セッティングブロックにおける前記長手方向の一端側に位置する部位には、前記ガスケットの挿入方向に向かうにしたがって前記溝底面から離れるように傾斜する挿入補助傾斜面が設けられている障子。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の障子において、
前記面材挿入用溝は、前記溝底面と、前記溝底面から一対の前記隠蔽部のそれぞれの突出基端にかけて設けられた一対の溝側面と、により構成され、
前記一対の溝側面は、前記隠蔽部の突出基端から前記溝底面に近づくにしたがって互いに近づくように傾斜する開口側側面と、前記開口側側面の前記溝底面側に位置し、互いに平行な底側側面と、をそれぞれ備えている障子。
【請求項5】
請求項4に記載の障子において、
前記ガスケットは、前記面材の端面と前記セッティングブロックとの間に位置する基部と、前記基部から前記開口側側面と前記面材との間にそれぞれ位置するように延びる一対の対向部と、前記一対の対向部のそれぞれから互いに近づく方向に延びて前記面材に当接する一対の当接部と、を備え、
前記一対の当接部は、変形可能に形成されている障子。
【請求項6】
請求項5に記載の障子において、
前記基部は、前記セッティングブロックに線接触または点接触する基部側接触部を備えている障子。
【請求項7】
請求項5に記載の障子において、
前記一対の対向部は、前記開口側側面に線接触または点接触する対向部側接触部を備えている障子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、障子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2つの窓装置を水平方向に連結して、壁の開口部に設置する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の構成において、各窓装置は、上部フレームと、下部フレームと、中間フレームと、2本の側部フレームと、2枚の透光板と、を備えている。一方の透光板は、上部フレーム、中間フレームおよび2本の側部フレームにより四周が囲まれており、他方の透光板は、中間フレーム、下部フレームおよび2本の側部フレームにより四周が囲まれている。上部フレーム、下部フレーム、中間フレームおよび2本の側部フレームにおける見込み方向の中央には、透光板の端部を受け入れる受入溝が設けられている。受入溝には、透光板の端部を保持するガスケットが嵌め込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-84687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のような構成では、ガスケットが外部に露出しているため、窓装置の意匠性が低下してしまう。
【0005】
本発明の目的は、意匠性の低下を抑制することができる障子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の障子は、面材と、前記面材の外周部が挿入される面材挿入用溝を有する框と、前記面材挿入用溝に収納され、前記面材の外周部を保持するガスケットと、を備え、前記面材挿入用溝における前記面材に対向する一対の開口縁には、前記面材に近づく方向に突出し、前記ガスケットを隠す隠蔽部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、意匠性の低下を抑制することができる障子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における室内窓の縦断面図である。
実施形態における室内窓の横断面図である。
実施形態における面材挿入用溝付近の縦断面図である。
実施形態における面材挿入用溝、セッティングブロックおよびガスケットの斜視図である。
実施形態における障子の組み立て方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
〔室内窓の構成〕
以下、本発明の実施形態の建具である室内窓について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の室内窓の縦断面図である。図2は、室内窓の横断面図である。図3は、面材挿入用溝付近の縦断面図である。図4は、面材挿入用溝、セッティングブロックおよびガスケットの斜視図である。
図1および図2に示す室内窓1は、室内空間を第1室内空間と第2室内空間に仕切る躯体である壁Fの躯体開口部としての壁開口部F1に設置される。本実施形態では、1枚の壁Fの壁開口部F1を塞ぐ腰高窓状に設置された室内窓1を例示するが、室内窓1は、左右方向の片側が開放されるように設置される構成(片側オープン納まり型)、下端が床に接触するように設置される構成(床設置型)、片側オープン納まり型と床設置型を組み合わせた構成、または、コーナー方立を介して互い直交するように設置される構成であっても良い。また、室内窓1と同じ構成を、屋外と屋内とを仕切る窓に適用しても良い。
【0010】
室内窓1は、壁開口部F1の上面F2に固定される上枠2と、上枠2に連結されるとともに壁開口部F1の下面F3に固定される障子ユニット3と、を備えている。障子ユニット3は、見付け方向に連結された一対の障子4を備えている。一対の障子4は、上段に位置する上段FIX窓40Aと、下段に位置する下段FIX窓40Bと、をそれぞれ備えている。なお、一対の障子4は、3段以上のFIX窓を備えていても良い。
なお、壁Fの壁面に沿った水平方向をX軸方向、壁面に沿った上下方向をY軸方向、壁面に直交する方向をZ軸方向とする。そして、X軸方向において、室内窓1を第1空間から見て左側の方向をX1方向、右側の方向をX2方向とし、Y軸方向において、上方向をY1方向、下方向をY2方向とし、Z軸方向において第2空間から第1空間に向かう方向をZ1方向、第1空間から第2空間に向かう方向をZ2方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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