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公開番号
2024118555
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023024897
出願日
2023-02-21
発明の名称
在庫管理システム及び在庫管理方法
出願人
テルモ株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20240826BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】血液製剤の在庫を管理するための在庫管理システム及び在庫管理方法を提供する。
【解決手段】血液製剤の在庫を管理するための在庫管理システム10であって、医療機関の血液製剤の在庫量と使用予定情報とから、医療機関の適正在庫量に対する不足量を算出し、不足量を医療機関に通知して医療機関に早期発注を促す。また、在庫管理システム10は、医療機関から生産機関への発注情報と、医療機関の使用予定情報とから医療機関の需要を先取りして取得し、生産機関の生産計画に反映する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
血液製剤の在庫を管理するための在庫管理システムであって、
医療機関に設置された第1端末を通じて、前記血液製剤の使用予定に関する使用予定情報を取得する使用情報取得部と、
前記医療機関の前記血液製剤の在庫量と前記使用予定情報とに基づいて、前記医療機関における前記血液製剤の適正在庫量に対する不足量を算出する不足量算出部と、
前記不足量を前記第1端末に通知する通知部と、
前記医療機関から前記血液製剤を生産する生産機関への発注情報を取得する発注情報取得部と、
前記発注情報と前記生産機関の在庫量とに基づいて、前記生産機関における前記血液製剤の適正在庫量を満たすための追加生産量を算出する生産量算出部と、
前記生産機関における前記追加生産量を生産するための生産計画を生成する生産計画部と、
前記生産計画を前記生産機関に設置された第2端末に送信する第2通知部と、
を備えた、在庫管理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1記載の在庫管理システムであって、
前記使用情報取得部は、複数の前記医療機関の各々に設置された前記第1端末を通じて、複数の前記医療機関の前記使用予定情報を取得し、
前記不足量算出部は、前記医療機関毎に前記不足量を算出し、
前記通知部は、前記不足量が発生する前記医療機関に設置された前記第1端末に前記不足量を通知し、
前記発注情報取得部は、複数の前記医療機関から複数の前記発注情報を取得し、
前記生産量算出部は、複数の前記発注情報と前記生産機関の在庫量とに基づいて前記追加生産量を算出する、在庫管理システム。
【請求項3】
請求項1記載の在庫管理システムであって、前記使用情報取得部は、前記第1端末を通じて、予定されている手術に関するオペ情報を取得し、前記オペ情報から、前記血液製剤の使用予定日と、前記血液製剤の種類と、前記血液製剤の使用量と、を前記使用予定情報として取得する、在庫管理システム。
【請求項4】
請求項1記載の在庫管理システムであって、前記使用情報取得部は、前記第1端末を通じて、前記血液製剤の容器に付された表示体の情報を前記使用予定情報として取得する、在庫管理システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の在庫管理システムであって、前記医療機関が前記第1端末に前記発注情報を入力すると、前記生産機関の前記第2端末に前記発注情報が送信される、在庫管理システム。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1項に記載の在庫管理システムであって、前記生産計画部は、前記追加生産量が発生した場合は、前記血液製剤の生産に必要な原料調達量と、原料調達期間を算出し、前記追加生産量が発生する前の生産計画を更新する、在庫管理システム。
【請求項7】
在庫管理システムを用いた血液製剤の在庫管理方法であって、前記在庫管理システムは、
使用情報取得部が、医療機関に設置された第1端末を通じて、前記血液製剤の使用予定に関する使用予定情報を取得する工程と、
不足量算出部が、前記医療機関の前記血液製剤の在庫量と前記使用予定情報とに基づいて、前記医療機関における前記血液製剤の適正在庫量に対する不足量を算出する工程と、
通知部が、前記不足量を前記第1端末に通知する工程と、
発注情報取得部が、前記医療機関から前記血液製剤を生産する生産機関への発注情報を取得する工程と、
生産量算出部が、前記発注情報と前記生産機関の在庫量とに基づいて、前記生産機関における前記血液製剤の適正在庫量を満たすための追加生産量を算出する工程と、
生産計画部が、前記追加生産量が発生した場合に、前記生産機関における前記追加生産量を生産するための生産計画を生成する工程と、
第2通知部が、前記生産計画を前記生産機関に設置された第2端末に送信する工程と、
を行う在庫管理方法。
【請求項8】
請求項7記載の在庫管理方法であって、
前記使用情報取得部は、複数の前記医療機関の各々に設置された前記第1端末を通じて、複数の前記医療機関の前記使用予定情報を取得し、
前記不足量算出部は、前記医療機関毎に前記不足量を算出し、
前記通知部は、前記不足量が発生する前記医療機関に設置された前記第1端末に前記不足量を通知し、
前記発注情報取得部は、複数の前記医療機関から複数の前記発注情報を取得し、
前記生産量算出部は、複数の前記発注情報と前記生産機関の在庫量とに基づいて前記追加生産量を算出する、在庫管理方法。
【請求項9】
請求項7記載の在庫管理方法であって、前記使用情報取得部は、前記第1端末を通じて、予定されている手術に関するオペ情報を取得し、前記オペ情報から、前記血液製剤の使用予定日と、前記血液製剤の種類と、前記血液製剤の使用量と、を前記使用予定情報として取得する、在庫管理方法。
【請求項10】
請求項7記載の在庫管理方法であって、前記使用情報取得部は、前記第1端末を通じて、前記血液製剤の容器に付された表示体の情報を前記使用予定情報として取得する、在庫管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液製剤の在庫を管理する在庫管理システム及び在庫管理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
血液製剤は、生産機関で製造される。生産機関は、医療機関の発注に基づいて、在庫にある血液製剤を医療機関に発送する。医療機関では、血液製剤の在庫管理と発注の自動化が進められている。
【0003】
特許文献1には、医療機関が血液製剤の必要量を集計し、医療機関が保持する血液製剤の在庫量が、適正在庫量を下回る場合には、生産機関に発注を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-114200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
生産機関は、期限切れによる無駄を防ぐために血液製剤の在庫量が限定される。ところが、医療機関の発注タイミングは、医療機関によってまちまちであり、発注の多くが、使用当日又は前日に行われている。そのため、生産機関は、医療機関の発注に適切に対応することが困難となっている。
【0006】
本発明は、上記した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)以下の開示の第1の態様は、血液製剤の在庫を管理するための在庫管理システムであって、医療機関に設置された第1端末を通じて、前記血液製剤の使用予定に関する使用予定情報を取得する使用情報取得部と、前記医療機関の前記血液製剤の在庫量と前記使用予定情報とに基づいて、前記医療機関における前記血液製剤の適正在庫量に対する不足量を算出する不足量算出部と、前記不足量を前記第1端末に通知する通知部と、前記医療機関から前記血液製剤を生産する生産機関への発注情報を取得する発注情報取得部と、前記発注情報と前記生産機関の在庫量とに基づいて、前記生産機関における前記血液製剤の適正在庫量を満たすための追加生産量を算出する生産量算出部と、前記生産機関における前記追加生産量を生産するための生産計画を生成する生産計画部と、前記生産計画を前記生産機関に設置された第2端末に送信する第2通知部と、を備えた、在庫管理システムである。
【0008】
上記項目(1)の在庫管理システムは、医療機関の適正在庫量に基づいた円滑な発注を可能とする。また、上記の在庫管理システムは、医療機関の早期発注を促すことで、生産機関の発注への対応を容易にする。
【0009】
(2)上記項目(1)記載の在庫管理システムであって、前記使用情報取得部は、複数の前記医療機関の各々に設置された前記第1端末を通じて、複数の前記医療機関の前記使用予定情報を取得し、前記不足量算出部は、前記医療機関毎に前記不足量を算出し、前記通知部は、前記不足量が発生する医療機関に設置された前記第1端末に前記不足量を通知し、前記発注情報取得部は、複数の前記医療機関から複数の前記発注情報を取得し、前記生産量算出部は、複数の前記発注情報と前記生産機関の在庫量とに基づいて追加生産量を算出してもよい。上記項目(2)の在庫管理システムは、血液製剤の需要を使用予定情報として先取りして取得することで、生産機関の生産計画に反映できる。そのため、在庫管理システムは、生産機関の生産計画の精度を高め、生産機関の余剰在庫を抑制し、期限切れによる血液製剤の廃棄量を低減できる。
【0010】
(3)上記項目(1)又は(2)記載の在庫管理システムであって、前記使用情報取得部は、前記第1端末を通じて、予定されている手術に関するオペ情報を取得し、前記オペ情報から、前記血液製剤の使用予定日と、前記血液製剤の種類と、前記血液製剤の使用量と、を前記使用予定情報として取得してもよい。上記項目(3)の在庫管理システムは、オペ情報から血液製剤の使用予定情報を取得できるため、より早く使用予定情報を取得できる。
(【0011】以降は省略されています)
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