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公開番号2024118257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024599
出願日2023-02-20
発明の名称情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム
出願人株式会社IHIエアロスペース
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 21/60 20130101AFI20240823BHJP(計算;計数)
要約【課題】格納したデータの安全性を高める情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システム1は、複数の情報処理装置2を備える。第1情報処理装置は、対象データを符号化する指示を、1以上の第2情報処理装置に出力する。第2情報処理装置は、第1情報処理装置からの指示に基づいて対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行し、符号化済データを、2以上の第3情報処理装置のそれぞれに格納する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の情報処理装置を備え、
前記複数の情報処理装置のうちの1台の情報処理装置である第1情報処理装置は、対象データを符号化する指示を、前記複数の情報処理装置のうちの1以上の情報処理装置である第2情報処理装置に出力し、
前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置からの指示に基づいて前記対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行し、符号化済データを、前記複数の情報処理装置のうちの2以上の情報処理装置である第3情報処理装置のそれぞれに格納する、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1情報処理装置は、
前記対象データを分割して複数の分割データを生成し、
前記対象データを符号化する指示と前記複数の分割データのうち少なくとも1つの分割データとを合わせて、前記第2情報処理装置に出力する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2情報処理装置は、
前記対象データの符号化を、3以上のアプリケーションそれぞれで並列に実行させ、
前記3以上のアプリケーションのそれぞれによって得られた符号化済データのうち、最も多くのアプリケーションで一致した符号化済データを前記第3情報処理装置に格納する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
複数の情報処理装置を備え、
前記複数の情報処理装置のうちの1台の情報処理装置である第1情報処理装置は、符号化済データから対象データを復元する指示を、前記複数の情報処理装置のうちの1以上の情報処理装置である第2情報処理装置に出力し、
前記第2情報処理装置は、前記複数の情報処理装置のうちの2以上の情報処理装置である第3情報処理装置のそれぞれに格納されている前記符号化済データを取得し、前記符号化済データから前記対象データを復元する処理の少なくとも一部を実行する、
情報処理システム。
【請求項5】
前記第2情報処理装置は、
前記対象データの復元を、3以上のアプリケーションそれぞれで並列に実行させ、
前記3以上のアプリケーションによって復元された復元データのうち、最も多くのアプリケーションで一致した復元データを前記対象データの復元結果として出力する、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1情報処理装置は、前記第2情報処理装置としての1台以上の情報処理装置を、前記複数の情報処理装置の中から、前記複数の情報処理装置それぞれの状態に基づいて選択する、請求項1から5までのいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
クライアント装置から対象データを符号化する指示を取得するインタフェースと、
前記クライアント装置からの指示に基づいて前記対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行するプロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、符号化済データを、前記インタフェースを介して、2以上のデータ格納装置のそれぞれに格納する、情報処理装置。
【請求項8】
クライアント装置から、符号化済データから対象データを復元する指示を取得するインタフェースと、
前記クライアント装置からの指示に基づいて、前記インタフェースを介して、2以上のデータ格納装置のそれぞれに格納されている前記符号化済データを取得し、
前記符号化済データから前記対象データを復元する処理の少なくとも一部を実行するプロセッサと
を備える、情報処理装置。
【請求項9】
クライアント装置から対象データを符号化する指示を、インタフェースを介して取得することと、
前記クライアント装置からの指示に基づいて、前記対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行することと、
符号化済データを、2以上のデータ格納装置のそれぞれに、前記インタフェースを介して格納することと
をプロセッサに実行させる情報処理プログラム。
【請求項10】
クライアント装置から、符号化済データから対象データを復元する指示を、インタフェースを介して取得することと、
前記クライアント装置からの指示に基づいて、2以上のデータ格納装置のそれぞれに格納されている前記符号化済データを、前記インタフェースを介して取得することと、
前記符号化済データから前記対象データを復元する処理の少なくとも一部を実行することと
をプロセッサに実行させる情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メインコントローラがデータを分散処理して分散データを生成して分散して保管するシステムが知られている。例えば特許文献1には、分散データを復元するために用いる分散情報を、分散データと対応づけてシェアホルダに保管するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-134841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているシステムにおいて、各シェアホルダから分散データと分散情報とがまとめて不正に取得されることによって、元のデータが不正に復元されて流出するリスクが高まる。データの安全性の向上が求められる。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、格納したデータの安全性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る情報処理システムは、複数の情報処理装置を備える。前記複数の情報処理装置のうちの1台の情報処理装置である第1情報処理装置は、対象データを符号化する指示を、前記複数の情報処理装置のうちの1以上の情報処理装置である第2情報処理装置に出力する。前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置からの指示に基づいて前記対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行し、符号化済データを、前記複数の情報処理装置のうちの2以上の情報処理装置である第3情報処理装置のそれぞれに格納する。
【0007】
本開示の一実施形態に係る情報処理システムは、複数の情報処理装置を備える。前記複数の情報処理装置のうちの1台の情報処理装置である第1情報処理装置は、符号化済データから対象データを復元する指示を、前記複数の情報処理装置のうちの1以上の情報処理装置である第2情報処理装置に出力する。前記第2情報処理装置は、前記複数の情報処理装置のうちの2以上の情報処理装置である第3情報処理装置のそれぞれに格納されている前記符号化済データを取得し、前記符号化済データから前記対象データを復元する処理の少なくとも一部を実行する。
【0008】
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、クライアント装置から対象データを符号化する指示を取得するインタフェースと、前記クライアント装置からの指示に基づいて前記対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行するプロセッサとを備える。前記プロセッサは、符号化済データを、前記インタフェースを介して、2以上のデータ格納装置のそれぞれに格納する。
【0009】
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、クライアント装置から、符号化済データから対象データを復元する指示を取得するインタフェースと、プロセッサとを備える。前記プロセッサは、前記クライアント装置からの指示に基づいて、前記インタフェースを介して、2以上のデータ格納装置のそれぞれに格納されている前記符号化済データを取得し、前記符号化済データから前記対象データを復元する処理の少なくとも一部を実行する。
【0010】
本開示の一実施形態に係る情報処理プログラムは、クライアント装置から対象データを符号化する指示を、インタフェースを介して取得することと、前記クライアント装置からの指示に基づいて、前記対象データを符号化する処理の少なくとも一部を実行することと、符号化済データを、2以上のデータ格納装置のそれぞれに、前記インタフェースを介して格納することとをプロセッサに実行させる。
(【0011】以降は省略されています)

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