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公開番号2024117891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023023962
出願日2023-02-20
発明の名称電動車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60L 15/20 20060101AFI20240823BHJP(車両一般)
要約【課題】電動モータの冷却効率を高めることができる電動車両の制御装置を提供する。
【解決手段】駆動源としての第1モータ31及び第2モータ32を備える電動車両の制御装置であって、第1モータ31及び第2モータ32に供給されるオイルの温度を計測する計測部121と、計測部121により計測されたオイルの温度に基づいて、第1モータ31及び第2モータ32が所定温度に達する時刻を予測する予測部122と、を備え、予測部122によって、第1モータ31及び第2モータ32が所定温度に達する時刻が予測されたら、所定温度に達する時刻よりも前に第1モータ31及び第2モータ32の冷却開始時刻を設定するものであり、オイルの粘度が高いほど、オイルによる第1モータ31及び第2モータ32の冷却開始時刻を早い時刻に設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
駆動源としての電動モータを備える電動車両の制御装置であって、
前記電動モータに供給される冷媒の温度を計測する計測部と、
前記計測部により計測された冷媒の温度に基づいて、前記電動モータが所定温度に達する時刻を予測する予測部と、
を備え、
前記予測部によって、前記電動モータが前記所定温度に達する時刻が予測されたら、前記時刻より前に前記電動モータの冷却開始時刻を設定するものであり、冷媒の粘度が高いほど、冷媒による前記電動モータの冷却開始時刻を早い時刻に設定する、
電動車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電動車両の制御装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、電動車両の駆動源としての電動モータに対し、冷媒ポンプにより冷媒を供給することで、電動モータを冷却する技術が種々提案されている。例えば、特許文献１に記載の装置においては、冷媒の粘度に応じて適切な冷媒ポンプを駆動することで、冷媒ポンプが起動不能となることを有効に防止しつつ、電動モータの冷却効率を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－８４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の技術においては、電動モータの冷却効率をより一層高める上で、なお改善の余地を残していた。
【０００５】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電動モータの冷却効率を高めることができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決する電動車両の制御装置は、駆動源としての電動モータを備える電動車両の制御装置であって、電動モータに供給される冷媒の温度を計測する計測部と、計測部により計測された冷媒の温度に基づいて、電動モータが所定温度に達する時刻を予測する予測部と、を備え、予測部によって、電動モータが所定温度に達する時刻が予測されたら、前記時刻より前に電動モータの冷却開始時刻を設定するものであり、冷媒の粘度が高いほど、冷媒による電動モータの冷却開始時刻を早い時刻に設定する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、電動モータの冷却効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
電動車両の概略構成の一例を示す図である。
第１モータまたは第２モータのモータ温度の時間推移の一例を示すグラフである。
オイルの粘度と所定時間との相関関係の一例を模式的に示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、電動車両の制御装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【００１０】
図１には、本実施形態の制御装置１００を備える電動車両１０の一例が図示されている。本実施形態では、電動車両１０を、単に「車両１０」と称す。
（【００１１】以降は省略されています）

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