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公開番号2024117298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023320
出願日2023-02-17
発明の名称金属光沢を発現する膜、その膜を生成する塗料およびそれらに用いることができる新規な共重合体
出願人国立大学法人千葉大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 185/00 20060101AFI20240822BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】新たな色調の金属光沢を発現する膜、その膜を生成する塗料およびそれらに用いることができる新規な共重合体を提供する。
【解決手段】ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を重合体の主鎖に含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を重合体の主鎖に含むことを特徴とする金属光沢を発現する膜。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記重合体は、前記複素環式化合物を含む共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の金属光沢を発現する膜。
【請求項3】
前記共重合体は、前記複素環式化合物と、セレン以外のヘテロ原子を有する複素環式化合物とが共重合した共重合体であることを特徴とする請求項2に記載の金属光沢を発現する膜。
【請求項4】
前記セレン以外のヘテロ原子を有する複素環式化合物が、ヘテロ原子として硫黄を有する複素環式化合物であることを特徴とする請求項3に記載の金属光沢を発現する膜。
【請求項5】
前記セレンを有する複素環式化合物は、3-アルコキシセレノフェンであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の金属光沢を発現する膜。
【請求項6】
前記セレン以外のヘテロ原子を有する複素環式化合物は、3-アルコキシチオフェンであることを特徴とする請求項3または4に記載の金属光沢を発現する膜。
【請求項7】
ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を主鎖に含む重合体から実質的になる色材と、溶媒とを含むことを特徴とする金属光沢を発現する膜を生成する塗料。
【請求項8】
前記重合体は、前記複素環式化合物を含む共重合体であることを特徴とする請求項7に記載の金属光沢を発現する膜を生成する塗料。
【請求項9】
前記共重合体は、前記複素環式化合物と、セレン以外のヘテロ原子を有する複素環式化合物とが共重合した共重合体であることを特徴とする請求項8に記載の金属光沢を発現する膜を生成する塗料。
【請求項10】
前記セレン以外のヘテロ原子を有する複素環式化合物が、ヘテロ原子として硫黄を有する複素環式化合物であることを特徴とする請求項9に記載の金属光沢を発現する膜を生成する塗料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属光沢を発現する膜、その膜を生成する塗料およびそれらに用いることができる新規な共重合体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
金属は、一般に硬く、例えば、家電や自動車等の機械的強度が必要な部品に使用されているだけでなく、金属光沢を有するため、質感に優れ、家具や雑貨等、日常生活のありとあらゆる物品において使用されている。しかしながら、金属は、材料そのものが高価であるだけでなく、加工も容易ではないことから、金属製の物品は高価になる傾向がある。
【0003】
安価に金属光沢を有する物品を製造する方法として、例えば、高分子化合物やガラスから造形された物品の表面に金属の薄膜を被覆する金属めっきや、微粒子またはフレーク状の金属を添加した塗料を物品の表面に塗布する等の表面処理技術が用いられている。
【0004】
しかしながら、金属めっきは、表面処理を行うことができる材質に制限があり、金属を添加した塗料は、塗料中におけるポリマーバインダーと金属との比重の違いにより、金属粒子が沈降し、塗膜にしたときに斑が生じやすくなってしまうといった課題がある。
【0005】
そこで、金属以外の非金属物質を用いて金属光沢を発現させることにより、上記課題を解決することが行われている。金属光沢を示す非金属物質に関する技術として、例えば特許文献1には、例えば酸化剤を用いて3-メトキシチオフェンの重合体を合成し、その重合体を溶媒に溶解させて塗料とし、それをガラス基板上に塗布することにより、金色または銅色の光沢を有する膜が得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6308624号公報(第8頁~第10頁、第11図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1においては、重合体の主鎖がチオフェンのみから構成されるため、側鎖(置換基)の構成によらず得られる膜が金色または銅色の光沢であった。このような金属光沢膜には、様々な色調の金属光沢を発現するものが求められており、発明者らの研究から、ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を重合体の主鎖に含ませることで、新たな色調の金属光沢を発現する膜を見出すに至った。
【0008】
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、新たな色調の金属光沢を発現する膜、その膜を生成する塗料およびそれらに用いることができる新規な共重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明の一観点に係る金属光沢を発現する膜は、
ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を重合体の主鎖に含むことを特徴としている。
この特徴によれば、ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を重合体の主鎖に含むことにより、赤紫色または黒紫色掛かった新たな色調の金属光沢を発現する膜を得ることができる。
【0010】
前記重合体は、前記複素環式化合物を含む共重合体であることを特徴としている。
この特徴によれば、ヘテロ原子としてセレンを有する複素環式化合物を共重合体の主鎖に含むことにより、赤紫色または黒紫色掛かった新たな色調の金属光沢を発現する膜を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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