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公開番号
2024116730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-28
出願番号
2023022511
出願日
2023-02-16
発明の名称
窒化物半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
21/337 20060101AFI20240821BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ゲート耐圧を高くすることと、オン抵抗を低減することとを両立できる。
【解決手段】窒化物半導体装置10は、電子走行層16と、電子供給層18と、ゲート層22と、ゲート電極24と、ソース電極28およびドレイン電極と、パッシベーション層26と、を備える。ゲート層22は、ゲート層22、ソース電極28、およびドレイン電極が並ぶ方向である第1方向におけるソース電極28側の端部に位置するゲート層側面22Cを含む。パッシベーション層26は、第1方向においてソース電極28に対向するパッシベーション第1側面26Cを含む。窒化物半導体装置10は、ゲート層側面22Cおよびパッシベーション第1側面26Cを覆うとともに、ゲート層22とソース電極28との間を絶縁するソース絶縁体膜61をさらに備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
窒化物半導体によって構成された電子走行層と、
前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、
前記電子供給層上に形成され、アクセプタ型不純物を含む窒化物半導体によって構成されたゲート層と、
前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、
前記ゲート層を挟むように配置され、前記電子供給層の上面に接するソース電極およびドレイン電極と、
前記電子供給層、前記ゲート層、および前記ゲート電極の上に形成されたパッシベーション層と、を備え、
前記電子供給層の上面において、前記ゲート層、前記ソース電極、および前記ドレイン電極が並ぶ方向を第1方向としたとき、
前記ゲート層は、前記第1方向における前記ソース電極側の端部に位置するゲート層側面を含み、
前記パッシベーション層は、前記第1方向において前記ソース電極に対向するパッシベーション第1側面を含み、
前記ゲート層側面および前記パッシベーション第1側面を覆うとともに、前記ゲート層と前記ソース電極との間を絶縁するソース絶縁体膜をさらに備える、窒化物半導体装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記パッシベーション第1側面は、前記ゲート層側面の上に位置している、請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項3】
前記パッシベーション層は、
少なくとも前記電子供給層における前記ゲート層よりも前記ドレイン電極側の領域の上に形成された第1パッシベーション層と、
前記第1パッシベーション層の上に形成された第2パッシベーション層とを含む、請求項1または請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項4】
前記第2パッシベーション層は、前記ゲート層における前記ゲート電極よりも前記ソース電極側の領域の上に形成されたソース側部分を有し、
前記パッシベーション第1側面は、前記第2パッシベーション層の前記ソース側部分における前記ソース電極側の端部に位置する側面である、請求項3に記載の窒化物半導体装置。
【請求項5】
前記第2パッシベーション層の前記ソース側部分は、前記第1パッシベーション層よりも厚い請求項4に記載の窒化物半導体装置。
【請求項6】
前記ゲート電極は、前記第1方向における前記ソース電極側の端部に位置する電極側面を含み、
前記第1パッシベーション層は、前記第1方向における前記ソース電極側の端部に位置する第1側面を含み、
前記第1パッシベーション層の前記第1側面は、前記ゲート電極の前記電極側面の上に位置しており、
前記第2パッシベーション層の前記ソース側部分は、前記ゲート電極の前記電極側面および前記第1パッシベーション層の前記第1側面に接している、請求項4に記載の窒化物半導体装置。
【請求項7】
前記第1パッシベーション層および前記第2パッシベーション層は、異なる材料により構成されている、請求項3に記載の窒化物半導体装置。
【請求項8】
前記第1パッシベーション層は、SiN層であり、
前記第2パッシベーション層は、SiO
2
層である、請求項7に記載の窒化物半導体装置。
【請求項9】
前記第1パッシベーション層と前記第2パッシベーション層との間に形成されるとともに前記ソース電極に電気的に接続されているフィールドプレート電極をさらに備え、
前記フィールドプレート電極は、前記第1方向における前記ゲート層から前記ドレイン電極の間に少なくとも一部が形成されている、請求項3に記載の窒化物半導体装置。
【請求項10】
前記ソース電極は、前記第2パッシベーション層の上に形成されるソースフィールドプレート部を含み、
前記ソースフィールドプレート部の前記ドレイン電極側の端部は、前記フィールドプレート電極よりも前記ドレイン電極の近くに位置している、請求項9に記載の窒化物半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、窒化物半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、窒化ガリウム(GaN)等のIII族窒化物半導体(以下、単に「窒化物半導体」と言う場合がある)を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT)の製品化が進んでいる。HEMTは、半導体ヘテロ接合の界面付近に形成された二次元電子ガス(2DEG)を導電経路(チャネル)として使用する。HEMTを利用したパワーデバイスは、典型的なシリコン(Si)パワーデバイスと比較して低オン抵抗および高速・高周波動作を可能にしたデバイスとして認知されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の窒化物半導体装置は、窒化ガリウム(GaN)層によって構成された電子走行層と、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)層によって構成された電子供給層とを含む。これら電子走行層と電子供給層とのヘテロ接合の界面付近において電子走行層中に2DEGが形成される。また、特許文献1の窒化物半導体装置では、アクセプタ型不純物を含むゲート層(例えばp型GaN層)が、電子走行層上であってゲート電極の直下の位置に設けられている。この構成では、ゲート層の直下の領域において、ゲート層が電子走行層と電子供給層との間のヘテロ接合界面付近における伝導帯のバンドエネルギーを持ち上げることによりゲート層の直下のチャネルが消失し、ノーマリーオフが実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-73506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されるようなHEMTにおいて、より確実なノーマリーオフ動作を達成するためには、十分な大きさのゲート耐圧を高くすることが望ましい。しかしながら、HEMTのゲート耐圧を高くすることと、低オン抵抗を両立させることは難しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様である窒化物半導体装置は、窒化物半導体によって構成された電子走行層と、前記電子走行層上に形成され、前記電子走行層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された電子供給層と、前記電子供給層上に形成され、アクセプタ型不純物を含む窒化物半導体によって構成されたゲート層と、前記ゲート層上に形成されたゲート電極と、前記ゲート層を挟むように配置され、前記電子供給層の上面に接するソース電極およびドレイン電極と、前記電子供給層、前記ゲート層、および前記ゲート電極の上に形成されたパッシベーション層と、を備え、前記電子供給層の上面において、前記ゲート層、前記ソース電極、および前記ドレイン電極が並ぶ方向を第1方向としたとき、前記ゲート層は、前記第1方向における前記ソース電極側の端部に位置するゲート層側面を含み、前記パッシベーション層は、前記第1方向において前記ソース電極に対向するパッシベーション第1側面を含み、前記ゲート層側面および前記パッシベーション第1側面を覆うとともに、前記ゲート層と前記ソース電極との間を絶縁するソース絶縁体膜をさらに備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様である窒化物半導体装置によれば、ゲート耐圧を高くすることと、オン抵抗を低減することとを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、窒化物半導体装置の例示的な概略平面図である。
図2は、図1の2-2線断面図である。
図3は、図2の窒化物半導体装置におけるソース電極およびゲート電極の周辺の拡大断面図である。
図4は、図1の窒化物半導体装置の例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図5は、図4に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図6は、図5に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図7は、図6に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図8は、図7に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図9は、図8に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図10は、図9に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図11は、図10に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図12は、図11に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図13は、図12に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図14は、図13に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図15は、図14に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図16は、図15に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図17は、図16に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図18は、図17に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図19は、図18に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図20は、図19に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図21は、図20に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図22は、図21に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図23は、図22に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図24は、図23に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図25は、図24に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図26は、図25に続く例示的な製造工程を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本開示における窒化物半導体装置の実施形態を説明する。
なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
【0010】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図していない。
(【0011】以降は省略されています)
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