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公開番号
2024115813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021662
出願日
2023-02-15
発明の名称
液晶滴下工法用液晶シール剤及びそれを用いた液晶表示セル
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
G02F
1/1339 20060101AFI20240820BHJP(光学)
要約
【課題】
本発明は特定構造を有するチオール化合物を用いることで、保存安定性、高接着性、低液晶汚染性に優れる液晶滴下工法用液晶シール剤を提供する。
【解決手段】
硬化性化合物とイソシアヌル構造を持つ1級チオール化合物を含有する液晶滴下工法用液晶シール剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
硬化性化合物とイソシアヌル構造を持つ1級チオール化合物を含有する液晶滴下工法用液晶シール剤。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
硬化性化合物とイソシアヌル構造を持つ3官能1級チオール化合物とを含有する液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項3】
前記チオール化合物のチオール当量が160~180g/molである、請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項4】
さらに、熱硬化剤及び/又は熱ラジカル重合開始剤を含有する請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項5】
前記熱ラジカル重合開始剤が分子内に酸素-酸素結合(-O-O-)及び窒素-窒素結合(-N=N-)を含まない熱ラジカル重合開始剤である請求項4に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶表示セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光及び/又は熱によって硬化する液晶シール剤であって、液晶滴下工法に使用される液晶シール剤、及びそれを用いた液晶表示パネルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の液晶表示セルの大型化に伴い、液晶表示セルの製造法として、より量産性の高い、いわゆる液晶滴下工法が提案されていた(特許文献1、特許文献2参照)。具体的には、一方の基板に形成された液晶シール剤の堰の内側に液晶を滴下した後、もう一方の基板を貼り合わせることにより液晶が封止される液晶表示セルの製造方法である。
【0003】
しかし、液晶滴下工法は、未硬化の状態の液晶シール剤が液晶に接触するため、その際に液晶シール剤の成分が液晶に溶解(溶出)して液晶の抵抗値を低下させ、シール近傍の表示不良を発生させるという問題点がある。
【0004】
この課題を解決する為、現在は液晶滴下工法用の液晶シール剤として光熱併用型のものが用いられ、実用化されている(特許文献3、4)。この液晶シール剤を使用した液晶滴下工法では、基板に挟まれた液晶シール剤に光を照射して一次硬化させた後、加熱して二次硬化させることを特徴とする。この方法によれば、未硬化の液晶シール剤を光によって速やかに硬化でき、液晶シール剤成分の液晶への溶解(溶出)を抑えることが可能である。さらに、光硬化のみでは光硬化時の硬化収縮等による接着強度不足という問題も発生するが、光熱併用型であれば加熱による二次硬化によって応力緩和効果が得られ、そういった問題も解消できるという利点を有する。
この光熱硬化型の液晶滴下工法用液晶シール剤が実用化されたことによって、液晶滴下工法は、一般的に用いられる工法となった。
【0005】
しかし最近では、液晶ディスプレイの更なる高精細化、高輝度化、狭額縁化等を目的として、様々な改良がなされており、これに伴う液晶滴下工法用液晶シール剤への要求特性も変化してきている。
その一つが、配向膜への接着強度向上である。これは液晶滴下工法用液晶シール剤が配向膜部分に配置されること、及びその線幅(液晶シール剤の幅)も細くなり、被着面積が小さくなっていることによる。接着性の改善は、重要な課題となりつつあり、十分に満足のいく液晶滴下工法用液晶シール剤が提案されていないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭63-179323号公報
特開平10-239694号公報
特許第3583326号公報
特開2004-61925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は特定構造を有するチオール化合物を用いることで、保存安定性、高接着性、低液晶汚染性に優れる液晶滴下工法用液晶シール剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明は以下の[1]~[6]に関する。なお、本願において「(数値1)~(数値2)」は上下限値を含むことを示す。また、本明細書中、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」及び/又は「メタクリレート」を意味する。
[1]
硬化性化合物とイソシアヌル構造を持つ1級チオール化合物とを含有する液晶滴下工法用液晶シール剤。
[2]
硬化性化合物とイソシアヌル構造を持つ3官能1級チオール化合物を含有する液晶滴下工法用液晶シール剤。
[3]
前記チオール化合物のチオール当量が160~180g/molである、前項[1]又は[2]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[4]
さらに、熱硬化剤及び/又は熱ラジカル重合開始剤を含有する前項[1]から[3]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[5]
前記熱ラジカル重合開始剤が分子内に酸素-酸素結合(-O-O-)及び窒素-窒素結合(-N=N-)を含まない熱ラジカル重合開始剤である前項[4]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[6]
前項[1]から[5]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶表示セル。
【発明の効果】
【0009】
本発明の液晶滴下工法用液晶シール剤は、保存安定性、高接着性、低液晶汚染性に優れるに優れるため、液晶表示素子用液晶シール剤として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願実施例にて用いる接着試験用基板である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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