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公開番号2024115320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020956
出願日2023-02-14
発明の名称店舗管理システムおよび店舗内制御装置
出願人富士電機株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20240819BHJP(計算;計数)
要約【課題】店舗全体の消費電力量のピークが過度に大きくなることを抑制することが可能な店舗管理システムおよび店舗内制御装置を提供する。
【解決手段】この店舗管理システム100では、店舗内制御装置2は、予め設定された動作が開始される動作開始時刻を変更した場合における、単位時間毎の店舗全体の消費電力量の予測値である第1消費電力量予測値を所定の時間範囲内において複数取得し、所定の時間の範囲内における複数の第1消費電力量予測値のうち、第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻を選択し、かつ、特定店舗内機器の特有動作の動作開始時刻を選択した動作開始時刻に変更する動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
店舗内に配置されるとともに、電力で駆動する複数の店舗内機器と、
前記店舗内機器を制御するように構成されている制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の店舗内機器のうちの1つである特定店舗内機器が行う特有動作について、予め設定された動作が開始される動作開始時刻を変更した場合における、単位時間毎の店舗全体の消費電力量の予測値である第1消費電力量予測値を所定の時間範囲内において複数取得し、
前記所定の時間の範囲内における前記複数の第1消費電力量予測値のうち、前記第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻を選択し、かつ、
前記特定店舗内機器の前記特有動作の動作開始時刻を選択した動作開始時刻に変更する動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている、店舗管理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、過去の複数日分の単位時間毎の店舗全体の複数の実測消費電力量に基づいて、前記所定の時間の範囲内における店舗全体の電力量の実測値から前記特定店舗内機器の電力量の実測値を差分した第2消費電力量予測値を単位時間毎に複数取得し、
取得した複数の前記第2消費電力量予測値に、前記動作開始時刻の変更後の前記特定店舗内機器の消費電力量の予測値を加算することにより、前記第1消費電力量予測値を複数取得するように構成されている、請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記店舗全体の単位時間毎の消費電力量の実測値として、過去の複数日分の前記店舗全体の消費電力量の平均値を単位時間毎に取得するとともに、前記特定店舗内機器の単位時間毎の消費電力量の実測値として、過去の複数日分の前記特定店舗内機器の消費電力量の平均値を単位時間毎に取得するように構成されている、請求項2に記載の店舗管理システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記特有動作が1日に複数回行われる場合は、複数の前記特有動作の動作開始時間の各々に対して行う前記動作開始時刻最適化制御を1回で行うように構成されている、請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項5】
前記店舗内機器は、冷却装置を含むショーケースであるとともに、前記特有動作として除霜運転を行うように構成されており、
前記制御部は、前記特有動作の前記除霜運転について、前記動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている、請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定の時間の範囲内として、前記動作開始時刻よりも後の時間の範囲が、前記動作開始時刻よりも前の時間の範囲よりも長く設定されている、請求項5に記載の店舗管理システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記特有動作について、前記動作開始時刻を含む前記所定の時間の範囲内の店舗全体の消費電力量予測値を単位時間毎に複数取得し、前記所定の時間の範囲内の前記複数の店舗全体の消費電力量予測値の最大値が閾値よりも大きい場合に、前記動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている、請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記所定の時間の範囲内における前記複数の第1消費電力量予測値のうち、前記第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻の前記第1消費電力量予測値の最大値が、前記動作開始時刻を変更前の店舗全体の消費電力量予測値以上の場合に、店舗全体の消費電力量が小さくなるように、前記特定店舗内機器における前記特有動作以外の動作、または前記特定店舗内機器以外の店舗内機器の動作を制御するように構成されている、請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項9】
店舗内に配置され、電力で駆動する複数の店舗内機器を制御するとともに、
前記複数の店舗内機器のうちの1つである特定店舗内機器が行う特有動作について、予め設定された動作が開始される動作開始時刻を変更した場合における、単位時間毎の店舗全体の消費電力量の予測値である第1消費電力量予測値を所定の時間範囲内において複数取得し、
前記所定の時間の範囲内における前記複数の第1消費電力量予測値のうち、前記第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻を選択し、かつ、
前記特定店舗内機器の前記特有動作の動作開始時刻を選択した動作開始時刻に変更する動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている、店舗内制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、店舗管理システムに関し、特に、消費電力量の予測を行う店舗管理システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消費電力量の予測を行う店舗管理システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器とを用いた冷凍サイクルが構成された冷熱機器の除霜運転を制御する運転管理装置が開示されている。特許文献1の運転管理装置は、記憶部と、消費電力予測部と、除霜シフト制御部とを備えている。特許文献1では、記憶部に記憶されている除霜終了後の冷熱機器のプルダウン(冷却)に要する消費電力に、消費電力予測部が予測した店舗の少なくとも複数の冷凍サイクルの消費電力を含む所定時刻毎の消費電力を加えた合計予測消費電力が、店舗により予め設定されている消費電力の上限値を超えないように、除霜シフト制御部が、除霜運転開始時刻または除霜終了時刻を変更するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-52952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、除霜後のプルダウン(冷却)のように店舗内に配置される機器の特有の動作に基づいて冷熱機器の消費電力量が大きく増加し、店舗全体の消費電力量のピークが過度に大きくなる場合がある。この場合、消費電力量のピークの大きさに応じた耐久性のある設備を準備する必要がある。また、消費電力量のピークの大きさに応じて基本電気料金が設定される場合がある。そのため、消費電力量のピークが過度に大きくなることを抑制するために、冷熱機器および他の機器の消費電力量を抑制するといった対策が必要となる。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1のように消費電力の上限値を超えないように除霜運転開始時刻または除霜終了時刻を変更する場合、消費電力量の上限値は超えないが、消費電力量のピークが生じる位置がシフトされるだけであり、消費電力量のピークが過度に大きい状態が維持される場合がある。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、店舗全体の消費電力量のピークが過度に大きくなることを抑制することが可能な店舗管理システムおよび店舗内制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による店舗管理システムは、店舗内に配置されるとともに、電力で駆動する複数の店舗内機器と、店舗内機器を制御するように構成されている制御部と、を備え、制御部は、複数の店舗内機器のうちの1つである特定店舗内機器が行う特有動作について、予め設定された動作が開始される動作開始時刻を変更した場合における、単位時間毎の店舗全体の消費電力量の予測値である第1消費電力量予測値を所定の時間範囲内において複数取得し、所定の時間の範囲内における複数の第1消費電力量予測値のうち、第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻を選択し、かつ、特定店舗内機器の特有動作の動作開始時刻を選択した動作開始時刻に変更する動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている。
【0009】
この発明の第1の局面による店舗管理システムでは、上記のように、制御部は、予め設定された動作が開始される動作開始時刻を変更した場合における、単位時間毎の店舗全体の消費電力量の予測値である第1消費電力量予測値を所定の時間範囲内において複数取得し、所定の時間の範囲内における複数の第1消費電力量予測値のうち、第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻を選択し、かつ、特定店舗内機器の特有動作の動作開始時刻を選択した動作開始時刻に変更する動作開始時刻最適化制御を行うように構成されている。これにより、第1消費電力量予測値の最大値が最小となる動作開始時刻を選択して変更することにより、特有動作により消費電力量が増加した場合の店舗全体の消費電力量を最小にすることができる。この結果、店舗全体の消費電力量のピークが過度に大きくなることを抑制することができる。
【0010】
上記第1の局面による店舗管理システムにおいて、好ましくは、制御部は、過去の複数日分の単位時間毎の店舗全体の複数の実測消費電力量に基づいて、所定の時間の範囲内における店舗全体の電力量の実測値から特定店舗内機器の電力量の実測値を差分した第2消費電力量予測値を単位時間毎に複数取得し、取得した複数の第2消費電力量予測値に、動作開始時刻の変更後の特定店舗内機器の消費電力量の予測値を加算することにより、第1消費電力量予測値を複数取得するように構成されている。このように構成すれば、過去の複数日分の単位時間毎の店舗全体の複数の実測消費電力量に基づいて第2消費電力量予測値を取得することにより、制御部は、実際の電力量との誤差が小さい第2消費電力量予測値を精度よく取得することができるため、制御部は、第1消費電力量予測値を精度よく取得することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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