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公開番号
2024114486
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023020283
出願日
2023-02-13
発明の名称
下枠及び建具
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
3/54 20060101AFI20240816BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】パネル支持部材を容易に取り付けることができる下枠及び建具を提供する。
【解決手段】下枠20は、パネル4の下端部4dが配置される下枠パネル溝24が形成された下枠本体20Zと、下枠パネル溝24に配置される金属製の下部パネル支持部材27と、を備え、下部パネル支持部材27は、パネルを支持するパネル支持面273uを有し、パネル支持面273uには、パネル4の屋内側の面と対向する壁部及び屋外側の面と対向する壁部が設けられていない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
パネルの下端部が配置される下枠パネル溝が形成された下枠本体と、
前記下枠パネル溝に配置される金属製の下部パネル支持部材と、を備え、
前記下部パネル支持部材は、前記パネルを支持するパネル支持面を有し、
前記パネル支持面には、前記パネルの屋内側の面と対向する壁部及び屋外側の面と対向する壁部が設けられていない下枠。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記パネル支持面と前記パネルの下端部との間に配置された加熱発泡材を備える請求項1に記載の下枠。
【請求項3】
前記下枠本体に中空部の前記下枠パネル溝の下方の位置に配置され、前記下枠本体に連結された補強部材を備える請求項1に記載の下枠。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の下枠と、
下端部が前記下枠パネル溝に配置されたパネルと、を備え、
前記パネルは、3枚のガラスが空気層を介して配置されたトリプルガラスである建具。
【請求項5】
屋内外の少なくとも一方に配置された前記ガラスは、金属膜がコーティングされた低放射ガラスであり、
屋内外両側の前記ガラスの間に配置された前記ガラスは、耐熱強化ガラスである請求項4に記載の建具。
【請求項6】
前記パネルが前記下枠に配置されたFIX窓である請求項4に記載の建具。
【請求項7】
前記パネルの幅方向の端部が配置される縦枠パネル溝が形成された縦枠本体と、
前記縦枠パネル溝に配置され、火災時に前記パネルの脱落を規制する側部パネル支持部材と、を有する縦枠を備え、
前記側部パネル支持部材は、前記パネル側に開口する水平断面C字形状を有している請求項4に記載の建具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、下枠及び建具に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、建具のガラスパネルの端部が金具で形成されたパネル支持部材によって支持された建具が知られている。パネル支持部材は、下記の特許文献1に示すようにガラスパネルの端部側に向かって開口するように断面C字状をしていたり、断面L字状をしていたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-142012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の建具のパネル支持部材を枠や框のガラス溝に設置する際には、パネル支持部材の底部から立ち上がっている壁部が、ガラス溝の開口側に取り付けられた気密材等と干渉する可能性がある。パネル支持部材を斜めにして、パネル支持部材の底部側をガラス溝に挿入した後に回転させる必要があり、取り付けに手間がかかるという問題点がある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、パネル支持部材を容易に取り付けることができる下枠及び建具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る下枠は、パネルの下端部が配置される下枠パネル溝が形成された下枠本体と、前記下枠パネル溝に配置される金属製の下部パネル支持部材と、を備え、前記下部パネル支持部材は、前記パネルを支持するパネル支持面を有し、前記パネル支持面には、前記パネルの屋内側の面と対向する壁部及び屋外側の面と対向する壁部が設けられていない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る建具の鉛直断面図である。
一実施形態に係る建具の水平断面図である。
図1のIII部拡大図である。
一実施形態に係る建具の下枠の平面図である。
一実施形態に係る建具の下部パネル支持部材の平面図である。
一実施形態に係る建具の下部パネル支持部材を屋内外方向から見た図。
一実施形態に係る建具の下部パネル支持部材を幅方向から見た図。
一実施形態に係る建具の下部パネル支持部材を設置する軌跡を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態に係る建具について、図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、本開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
建物の開口部に設けられる建具の一例として、FIX窓を用いて説明する。図1及び図2に示すように、FIX窓100は、枠体1と、ガラスパネル4と、を備えている。ガラスパネル4は、枠体1に固定されている。FIX窓100は、特許請求の範囲の建具に対応する。
【0010】
以下の説明では、FIX窓100を正面から見た左右方向を、幅方向と称する。幅方向に直交し水平方向に沿う方向を、屋内外方向と称する。幅方向及び屋内外方向に直交する方向を、上下方向と称する。図面では、幅方向を矢印Xで示し、屋内外方向を矢印Yで示し、上下方向を矢印Zで示す。各構成部材において、幅方向で中心から離れる側を外側と称し、中心に向かう側を内側という場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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