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公開番号2024112619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017790
出願日2023-02-08
発明の名称ロック装置及び収納装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 83/30 20140101AFI20240814BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】回動体とロック体とを連結する連結部でのがたつきを抑制したロック装置を提供する。
【解決手段】ロック装置は、ロック体12の端部側を回動体に対して回動可能に連結する連結部30を備える。少なくともいずれかの連結部30は、回転体形状の凸部32bと、凸部32bの外周面を保持する円筒面状の保持壁部43と保持壁部43に対向する弾性変形可能な弾性壁部44と少なくとも弾性壁部44に突設された抜止部46とを備え凸部32bを回動可能に受ける挿入部33bと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置であって、
回動可能であり、前記第一部材と前記第二部材との一方に位置する回動体と、
前記第一部材と前記第二部材との他方に設けられた対をなすロック受け部に対してそれぞれ移動により一端部側が挿脱される対をなすロック体と、
一方の前記ロック体の他端部側を前記回動体の回動中心に対して一側に回動可能に連結し、他方の前記ロック体の他端部側を前記回動体の回動中心に対して他側に回動可能に連結する連結部と、を備え、
少なくともいずれかの前記連結部は、
前記回動体と前記ロック体との一方に設けられた回転体形状の凸部と、
この凸部の外周面を保持する円筒面状の保持壁部と、この保持壁部に対向する弾性変形可能な弾性壁部と、少なくとも前記弾性壁部に突設された抜止部と、を備え、前記回動体と前記ロック体との他方に凹設されて前記凸部を回動可能に受ける挿入部と、を有する
ことを特徴とするロック装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
抜止部は、弾性壁部及び保持壁部にそれぞれ突設されている
ことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
【請求項3】
挿入部は、凸部の前記挿入部内での位置を規制する規制壁部を、保持壁部と弾性壁部との対向方向に対して交差する方向に対向して備える
ことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
【請求項4】
凸部は、スピンドル形状である
ことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
【請求項5】
開口部を有する第一部材である本体部と、
前記開口部を開閉可能な第二部材である蓋部材と、
前記本体部と前記蓋部材とのいずれかに設けられ、前記開口部を閉じた状態で前記蓋部材を前記本体部にロックする請求項1ないし4いずれか一記載のロック装置と、
を備えることを特徴とする収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置及びこれを備えた収納装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に搭載されるグローブボックスなどの開閉装置において、第一部材である本体部に対して第二部材である蓋体を開閉可能にロックするロック装置が用いられる。このようなロック装置は、ロック体である長尺の一対のロッドの先端部がロック受け部に付勢された状態で挿入されて蓋体をロックしており、乗員などの使用者が操作ハンドルをスライドまたは回動させることで、この操作ハンドルの操作に応じてロッドが付勢に抗してロック受け部から長手方向に退避することにより、ロックが解除される。
【0003】
一対のロッドを操作ハンドルの操作に連動させるために、回動可能な回動体であるロータが用いられる。ロータの回動中心を基準として互いに反対側の位置にロッドの他端部がそれぞれ回動可能に連結され、操作ハンドルの操作により生じる外力を受けてロータが回動することにより、一対のロッドが互いに反対方向に移動することで、これらロッドの一端部がロック受け部からそれぞれ退避するように構成されている。ロータとロッドの他端部とは、一方に設けられた球状の凸部が他方に凹設された挿入部に挿入され、挿入部の内壁部に突設された抜止部である弾性爪によって保持されることで連結されている(例えば、特許文献1ないし3参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
再公表特許第2012/132546号 (第4-10頁、図1-4)
再公表特許第2015/163282号 (第4-7頁、図1-4)
特開2019-23379号公報 (第4-10頁、図1-4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の構成の場合、凸部の位置を規制する挿入部の内壁部が、ロッドの長手方向に対向する一対と、ロッドの幅方向に対向する一対と、に平面状に設定されていることにより、球状の凸部の外周面と内壁部との接触保持面積が大きく取れないため、凸部と挿入部とのがたつきが生じないように、さらなる対策が必要となる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、回動体とロック体とを連結する連結部でのがたつきを抑制したロック装置及びこれを備えた収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載のロック装置は、第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置であって、回動可能であり、前記第一部材と前記第二部材との一方に位置する回動体と、前記第一部材と前記第二部材との他方に設けられた対をなすロック受け部に対してそれぞれ移動により一端部側が挿脱される対をなすロック体と、一方の前記ロック体の他端部側を前記回動体の回動中心に対して一側に回動可能に連結し、他方の前記ロック体の他端部側を前記回動体の回動中心に対して他側に回動可能に連結する連結部と、を備え、少なくともいずれかの前記連結部は、前記回動体と前記ロック体との一方に設けられた回転体形状の凸部と、この凸部の外周面を保持する円筒面状の保持壁部と、この保持壁部に対向する弾性変形可能な弾性壁部と、少なくとも前記弾性壁部に突設された抜止部と、を備え、前記回動体と前記ロック体との他方に凹設されて前記凸部を回動可能に受ける挿入部と、を有するものである。
【0008】
請求項2記載のロック装置は、請求項1記載のロック装置において、抜止部は、弾性壁部及び保持壁部にそれぞれ突設されているものである。
【0009】
請求項3記載のロック装置は、請求項1記載のロック装置において、挿入部は、凸部の前記挿入部内での位置を規制する規制壁部を、保持壁部と弾性壁部との対向方向に対して交差する方向に対向して備えるものである。
【0010】
請求項4記載のロック装置は、請求項1記載のロック装置において、凸部は、スピンドル形状であるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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