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公開番号2024112455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017464
出願日2023-02-08
発明の名称液体比率の測定方法それを用いた吹付材料の品質管理方法
出願人太平洋マテリアル株式会社
代理人
主分類B28C 7/02 20060101AFI20240814BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】リバウンドの発生が少なく、簡便に施工現場において使用できる液体比率の測定方法及びそれを用いた吹付材料の品質管理方法を提供すること。
【解決手段】固形材料を圧送して供給する固形材料供給部及び液体ポンプから液体材料を圧送して供給する液体材料供給部を圧送方向に対してこの順で備え、圧送しながら固形材料に液体材料を添加混合して吹付材料を吐出する吐出装置を用いた吹付材料の製造方法において、下記式を用いる吹付材料の液体比率の測定方法。
(式)
吹付材料吐出量:吹付材料注入口及び空気排出口を有する蓋を備える円筒状の貯蔵容器に、吹付材料を一定の吐出時間吹き付けて回収し、回収した吹付材料の質量
液体量:吐出時間において液体材料ポンプから圧送された液体の質量
固形分量:吹付材料吐出量-液体量
吹付材料の液体比率(質量%)=(液体量/固形分量)×100
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固形材料を圧送して供給する固形材料供給部及び液体ポンプから液体材料を圧送して供給する液体材料供給部を圧送方向に対してこの順で備え、圧送しながら前記固形材料に前記液体材料を添加混合して吹付材料を吐出する吐出装置を用いた吹付材料の製造方法において、下記式を用いる前記吹付材料の液体比率の測定方法。
(式)
吹付材料吐出量:吹付材料注入口及び空気排出口を有する蓋を備える円筒状の貯蔵容器に、前記吹付材料を一定の吐出時間吹き付けて回収し、回収した前記吹付材料の質量
液体量:前記吐出時間において前記液体材料ポンプから圧送された液体の質量
固形分量:前記吹付材料吐出量-前記液体量
吹付材料の液体比率(質量%)=(前記液体量/前記固形分量)×100
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記吹付材料注入口から噴射される前記吹付材料の噴射角が0~90度である、請求項1に記載の測定方法。
【請求項3】
前記吹付材料注入口から噴射される前記吹付材料の噴射方向が30~130度である、請求項1又は2に記載の測定方法。
【請求項4】
前記吹付材料注入口までの距離割合が10~80%である、請求項1又は2に記載の測定方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の測定方法により算出した前記吹付材料の液体比率に基づき、前記液体材料吐出量を調整する、吹付材料の品質管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体比率の測定方法それを用いた吹付材料の品質管理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリート構造物の補修・耐火施工には、セメントモルタルやロックウールが施工されることが多い。その施工方法は用途や規模に応じて様々であり、左官工法や吹付工法等が知られている。
【0003】
左官工法は、練混ぜたモルタル等を直接構造物に充填、塗り付ける工法である。左官工法は、手軽である点や作業するのに必要なスペースが小さい点が利点であるが、大断面を補修する際には時間がかかるなど欠点もある。一方吹付工法は、練混ぜたモルタル等を圧縮空気にて吹き付ける工法で大断面を短時間で補修できるが、様々な機械が必要であり、練混ぜプラントの設置等の欠点がある。
【0004】
吹付工法の中には、固形材料と液体材料を別々に調整して吹付ノズル(施工部位)まで圧縮空気にて圧送を行いノズル内で瞬時に練り混ぜたモルタルを吹き付ける乾式吹付工法がある(例えば、特許文献1)。この乾式吹付工法は、練混ぜプラントから離れた場所にモルタルを打設できることが長所として挙げられるため、暗渠、水路、トンネル、交通制限のかかる道路等の特殊作業環境において利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-283335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、吹付工法において品質管理のために液体比率(固形成分に対する液体の割合)を測定することがある。吹付材料の液体比率の測定方法として、電子レンジ等を用いて乾燥重量を測定する方法や、フレキシブルコンテナバッグ等に回収して液体ポンプ等の排出量から簡易的に算出する方法等が挙げられる。しかしながら、電子レンジ等の電子機器を施工場所に持ち込むことは容易ではなく、またフレキシブルコンテナバッグ等への回収もリバウンド等が生じるおそれがあり作業環境の面で改善点があった。
【0007】
したがって、本発明は、リバウンドの発生が少なく、簡便に施工現場において使用できる液体比率の測定方法及びそれを用いた吹付材料の品質管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが上記課題について鋭意検討した結果、特定の構造を持つ貯蔵容器に吹付材料を回収することで、リバウンドもなく現場で液体比率の測定を行えることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]固形材料を圧送して供給する固形材料供給部及び液体ポンプから液体材料を圧送して供給する液体材料供給部を圧送方向に対してこの順で備え、圧送しながら固形材料に液体材料を添加混合して吹付材料を吐出する吐出装置を用いた吹付材料の製造方法において、下記式を用いる吹付材料の液体比率の測定方法。
(式)
吹付材料吐出量:吹付材料注入口及び空気排出口を有する蓋を備える円筒状の貯蔵容器に、吹付材料を一定の吐出時間吹き付けて回収し、回収した吹付材料の質量
液体量:吐出時間において液体材料ポンプから圧送された液体の質量
固形分量:吹付材料吐出量-液体量
吹付材料の液体比率(質量%)=(液体量/固形分量)×100
[2]吹付材料注入口から噴射される吹付材料の噴射角が0~90度である、[1]に記載の測定方法。
[3]吹付材料注入口から噴射される吹付材料の噴射方向が30~130度である、[1]又は[2]に記載の測定方法。
[4]吹付材料注入口までの距離割合が10~80%である、[1]又は[2]に記載の測定方法。
[5][1]又は[2]に記載の測定方法により算出した吹付材料の液体比率に基づき、液体材料吐出量を調整する、吹付材料の品質管理方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、リバウンドの発生が少なく、簡便に施工現場において使用できる液体比率の測定方法及びそれを用いた吹付材料の品質管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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