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公開番号2024111975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023016756
出願日2023-02-07
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ自動車株式会社,豊田鉄工株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60R 19/48 20060101AFI20240813BHJP(車両一般)
要約【課題】ショートオーバーハング化に貢献しつつ、ラジエータの上方にまで外気を導入できる車両前部構造を実現する。
【解決手段】車両前部構造は、ラジエータ12と、車両前端に配置されるロアグリル開口14と、前記ロアグリル開口14から前記ラジエータ12に亘って設けられ、前記ロアグリル開口14から導入された外気を前記ラジエータ12に導くエアダクト16と、前記ロアグリル開口14の上方に設けられ、前記エアダクト16の前方壁として形成されるフロントバンパリインフォースメント18と、前記フロントバンパリインフォースメント18の車両後側において、前記エアダクト16の前記前方壁の内側に沿って流れる外気を整流して前記ラジエータ12の上方に導くエアガイド20と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ラジエータと、
車両前端に配置されるロアグリル開口と、
前記ロアグリル開口から前記ラジエータに亘って設けられ、前記ロアグリル開口から導入された外気を前記ラジエータに導くエアダクトと、
前記ロアグリル開口の上方に設けられ、前記エアダクトの前方壁として形成されるフロントバンパリインフォースメントと、
前記フロントバンパリインフォースメントの車両後側において、前記エアダクトの前記前方壁の内側に沿って流れる外気を整流して前記ラジエータの上方に導くエアガイドと、
を備える車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造、特に、ラジエータの上方に外気を導く構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両前部構造において、車両の動力源室に配置されたラジエータに、効率的に外気を導くための様々な構造が提案されている。ラジエータは、車両の動力源(例えば、ガソリンエンジンや電動モータ)を冷却するための部品の一つであり、動力源の温度が高くなりすぎることを防ぐ役割がある。したがって、外部から風を取り入れて、動力源に循環する冷媒(例えば、冷却水)をラジエータ内で冷やす必要がある。そのため、特にグリル開口部からラジエータに亘って設けられるエアダクトおよびその周辺部材の構造には工夫が必要となる。
【0003】
例えば、特許文献1には、低ボンネット化され車体前面の下部にのみグリルが設けられた車両において、外気をラジエータへ導入する前部構造が開示されている。特許文献1の車両の前部構造は、ロアグリルからラジエータに外気を供給するダクトと、シュラウドアッパパネルに形成されたストライカ用開口部と、を利用して、ラジエータ後方に外気を導入する外気導入路を形成している。かかる構成により、ラジエータ後流の環流を防止しつつ、補機への外気導入路をコンパクトに提供できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-145221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、特に電気自動車においては、車体前面にロアグリルのみ設けられ、前輪軸から車体前端までの距離を短くする、いわゆるショートオーバーハング化の傾向がある。ここで、ロアグリル開口部とラジエータとの距離が短い場合、エアダクトの傾斜が急になる。かかる場合、ロアグリル開口部から導入された外気をラジエータの上方にまで上げきれないおそれがある。特に、ラジエータ上部の車幅方向外側の部分には、導入された外気を当てにくい。その結果、適切な冷却効果が得られず、ラジエータの冷却性能が足りなくなるという問題が生じる。
【0006】
また、グリル開口部から導入された外気を車両の上部(例えば、カウルトップやフロントガラス付近)にまで導くために、フロントバンパリインフォースメント(以下、適宜「FrバンパR/F」と称する)とエアダクトとの間に隙間を設ける構造が知られている。しかし、ショートオーバーハング化のためには、当該隙間をなくすことが望ましい。
【0007】
そこで、本明細書では、ショートオーバーハング化に貢献しつつ、ラジエータの上方にまで外気を導入できる車両前部構造を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で開示する車両前部構造は、ラジエータと、車両前端に配置されるロアグリル開口と、前記ロアグリル開口から前記ラジエータに亘って設けられ、前記ロアグリル開口から導入された外気を前記ラジエータに導くエアダクトと、前記ロアグリル開口の上方に設けられ、前記エアダクトの前方壁として形成されるフロントバンパリインフォースメントと、前記フロントバンパリインフォースメントの車両後側において、前記エアダクトの前記前方壁の内側に沿って流れる外気を整流して前記ラジエータの上方に導くエアガイドと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本明細書で開示の車両前部構造によれば、エアガイドを設けることでエアダクトの内側を流れる外気を整流して、当該外気をラジエータの上方に導くことができる。さらに、FrバンパR/Fをエアダクトの一部として使用するため、従来の構造では必要であったFrバンパR/Fとエアダクトとの間の隙間が不要となり、ショートオーバーハング化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両前部構造を模式的に示す側面断面図である。
図1の車両前部構造を斜め後方から見た概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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