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公開番号2024111414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023015911
出願日2023-02-06
発明の名称保存庫の棚構造
出願人大和冷機工業株式会社
代理人個人
主分類F25D 25/02 20060101AFI20240809BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】 奥壁に棚柱がある保存庫においてもスライド棚を提供する。
【解決手段】 側壁12a,12bと奥壁12cとを有する業務用冷蔵庫10に、高さ方向に延設されて所定の間隔を空けて複数の差込穴21a1~21d1が形成される棚柱21a~21dと、この棚柱21a~21dの差込穴21a1~21d1に係合して所定高さ位置に固定されるクリップ22と、クリップ22にて所定の高さ位置にて支持される棚30とを備えており、棚柱21a,21bは側壁12a,12bにおける前方側にて左右に一対配設されると共に、棚柱21c,21dは奥壁12cに所定の間隔を空けて一対配設され、奥壁12cの棚柱棚柱21a,21bに対してクリップ22を介して所定高さ位置にて水平方向に固定されるリアフレーム40を備えている。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
側壁と奥壁とを有する保存庫内に、高さ方向に延設されて所定の間隔をあけて複数の差込穴が形成される棚柱と、この棚柱の差込穴に係合して所定高さ位置に固定されるクリップと、前記クリップにて所定の高さ位置にて支持される棚とを備える保存庫の棚構造であって、
前記棚柱は、前記保存庫の側壁における前方側にて左右に一対配設されると共に、前記奥壁に所定の間隔をあけて一対配設され、
前記奥壁の前記棚柱に対して前記クリップを介して所定高さ位置にて水平方向に固定されるとともに、両端が前記側壁に到達するリアフレームを備えることを特徴とする保存庫の棚構造。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記クリップにて所定高さ位置に支持されて前記側壁に沿って配置されるサイドレールを備え、
前記リアフレームは、水平方向に延設されて左右の前記側壁に到達しており、前記サイドレールの後端を前記リアフレームの左右の端部にて上下動不能に支持することを特徴とする前記請求項1に記載の保存庫の棚構造。
【請求項3】
前記サイドレールは、前記側壁に対面する基礎壁と、前記基礎壁の上端から前記側壁から離れる側に延出される上壁と、前記基礎壁の下端から前記側壁から離れる側に延出される下壁とを備えることを特徴とする前記請求項1または前記請求項2のいずれかに記載の保存庫の棚構造。
【請求項4】
前記サイドレールの前記上壁の端部から前記側壁の側に向けて斜めに延設される傾斜壁を備えるともに、前記傾斜壁には、前記基礎壁を前記側壁と平行にする位置で前記棚柱の差込穴に係止することで上方への移動を固定させる傾斜係止片を形成してあることを特徴とする請求項3に記載の保存庫の棚構造。
【請求項5】
前記サイドレールの前記下壁は、前記クリップが上面に有する水平片と当接して載置され、前記傾斜壁は、前記下壁の下面を前記クリップの上面に押しつけることで、前記基礎壁と前記下壁の位置を保持させることを特徴とする請求項3に記載の保存庫の棚構造。
【請求項6】
前記サイドレールの前記下壁の前記基礎壁と反対側の端部を前記保存庫の庫内側の斜め上方に向けて折り曲げ加工していることを特徴とする請求項3に記載の保存庫の棚構造。
【請求項7】
前記棚を囲んで支持可能な矩形の枠形状支持枠は、左右枠と、前枠と、後枠とから構成され、
前記左右枠と前記前枠は、前記棚を上方から挿入して支持可能な断面L字形状を有し、L字形状の垂直壁面は前記棚の枠部の外側に近接して支持し、内側に向けて張り出すL字形状の水平壁面は前記棚の枠部を下方から支持し、
前記後枠は、前記棚を前方から後方に向けて押し入れ可能な概略断面コの字型の断面形状を有しており、
コの字型の断面は、前記棚の枠部を外側から支えるコの字型とした垂直の壁面と、
前記棚の枠部を下方から支える垂直の壁面の下端より内側に向けて張り出す水平の壁面と、
前記棚の枠部を上方から挟んで支持する垂直の壁面の上端より内側に向けて張り出す水平の壁面とを有し、
前記前枠は、前記棚の枠部を支持する断面L字形状とされるとともに、
前記断面L字形状の上端から前方に向かって湾曲しつつ、手前の斜め下にむけて屈曲された断面形状となって、この湾曲している部分には下方から指先を挿入することができる程度の空間を備え、
前記左右枠の後部側の側面には、前記サイドレールのコの字型とした溝部内側でサイド上壁の内側面か、サイド下壁の内側面のいずれかに当接して回転可能なローラー部が取り付けられており、
前記左右枠前部側の底面下側は、前記サイドレールのローラー部またはフランジブッシュに支持されていることを特徴とする請求項3に記載の保存庫の棚構造。
【請求項8】
前記リアフレームは、前後方向に弾性変形可能で、前記サイドレールは、前記リアフレームに当接して前方側に付勢されると共に、前記側壁に支持される前記棚柱の前記差込穴に挿入される側面係合片を備え、当該側面係合片は、前記差込穴の前方側の縁部に対して係止する凹部を有していることを特徴とする請求項2に記載の保存庫の棚構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保存庫の棚構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
業務用の冷蔵庫や冷凍庫には、庫内に棚が設置されており、利用者が棚の高さ位置を変更できるようになっている。
棚の高さ位置を変更可能とするため、庫内の側壁や奥壁には高さ方向に概ね一定の間隔で差込穴を形成した棚柱を複数設置した上で、各棚柱の同じ高さ位置にクリップと呼ばれる係止片を差し込み、同じ高さ位置の複数の係止片の上で棚の縁部を支えるようにしている。
【0003】
特許文献1に示す発明は、庫内における両側壁の前方側と後方側に計四つの棚柱を設置し、それぞれ前後の棚柱で側壁に沿って前後方向に連続するサイドレールを支持させるとともに、このサイドレールにて棚を前後方向にスライド可能に支持している。
特許文献2においては、「固定レール60、70を取り付けたら、それ等の間にスペーサ57を挿入する。このようにすると、スペーサ57は、固定レール60、70の内側への変形を防止する。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平06-101958号公報
実開平06-073687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
業務用の冷蔵庫や冷凍庫には、側壁だけで棚柱を支持するもの以外に、前方側は側壁の棚柱で支持し、後方側は奥壁の棚柱で支持するものもある。上述した特許文献1に示す発明のものは、後方側でスライドレールを支持する棚柱が側壁に必要であり、後方側の側壁に棚柱を備えていないものには適用できない。
また、庫内左右両側面に引っかける引出し装置は、潜在的に、引き出し時に脱落してしまいやすい。
本発明は、奥壁に棚柱がある保存庫においてもスライド可能な棚構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、側壁と奥壁とを有する保存庫内に、高さ方向に延設されて所定の間隔をあけて複数の差込穴が形成される棚柱と、この棚柱の差込穴に係合して所定高さ位置に固定されるクリップと、前記クリップにて所定の高さ位置にて支持される棚とを備える保存庫の棚構造であって、前記棚柱は、前記保存庫の側壁における前方側にて左右に一対配設されると共に、前記奥壁に所定の間隔をあけて一対配設され、前記奥壁の前記棚柱に対して前記クリップを介して所定高さ位置にて水平方向に固定されるとともに、両端が前記側壁に到達するリアフレームを備える構成としてある。
上記構成において、前記保存庫の側壁における前方側にて前記棚柱が左右に一対配設されているとともに、前記奥壁にも所定の間隔をあけて前記棚柱が一対配設されている。そして、リアフレームは前記奥壁の前記棚柱に対して前記クリップを介して所定高さ位置にて水平方向に固定されており、その両端が前記側壁に到達している。
【0007】
本発明の他の実施形態においては、前記クリップにて所定高さ位置に支持されて前記側壁に沿って配置されるサイドレールを備え、前記リアフレームは、水平方向に延設されて左右の前記側壁に到達しており、前記サイドレールの後端を前記リアフレームの左右の端部にて上下動不能に支持する構成としてある。
上記構成において、前記保存庫の側壁における前方側にて左右に一対の前記棚柱が配設されており、前記サイドレールは前方側にて前記クリップにて前記側壁に沿って配置されつつ所定高さ位置に支持される。一方、前記リアフレームは水平方向に延設されて左右の前記側壁に到達し、前記リアフレームの左右の端部にて前記サイドレールの後端を上下動不能に支持する。
【0008】
本発明の他の実施形態においては、前記サイドレールは、前記側壁に対面する基礎壁と、前記基礎壁の上端から前記側壁から離れる側に延出される上壁と、前記基礎壁の下端から前記側壁から離れる側に延出される下壁とを備える構成としてある。
上記構成において、前記基礎壁と前記上壁と前記下壁とによって断面コの字型となるように形成されており、前記基礎壁が前記側壁に対面することで、前記上壁と前記下壁とが前記基礎壁の高さだけ隔ててほぼ平行に並び、保存庫の内側に対面する溝状の部位を形成する。
【0009】
本発明の他の実施形態においては、前記サイドレールの前記上壁の端部から前記側壁の側に向けて斜めに延設される傾斜壁を備えるともに、前記傾斜壁には、前記基礎壁を前記側壁と平行にする位置で前記棚柱の差込穴に係止することで上方への移動を固定させる傾斜係止片を形成した構成としてある。
上記構成において、前記基礎壁を前記側壁と平行に接する位置では、前記サイドレールの前記上壁の端部から前記側壁の側に向けて斜めに延設される傾斜壁に形成される前記傾斜係止片が、前記棚柱の差込穴に係止することで、上方への移動を固定させる。
【0010】
本発明の他の実施形態においては、前記サイドレールの前記下壁は、前記クリップが上面に有する水平片と当接して載置され、前記傾斜壁は、前記下壁の下面を前記クリップの上面に押しつけることで、前記基礎壁と前記下壁の位置を保持させる構成としてある。
上記構成において、前記サイドレールの前記下壁は、前記クリップが上面に有する水平片と当接して載置され、前記傾斜壁は、前記下壁の下面を前記クリップの上面に押しつけることで、前記基礎壁と前記下壁の位置を保持させる。
(【0011】以降は省略されています)

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