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公開番号2024110435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023014953
出願日2023-02-03
発明の名称冷熱エネルギー利用方法および冷熱エネルギー利用装置
出願人株式会社MARS Company
代理人個人
主分類F17C 7/04 20060101AFI20240808BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】液化ガスの冷熱エネルギーを有効活用することができる冷熱エネルギー利用方法および冷熱エネルギー利用装置を提供する。
【解決手段】冷熱エネルギー利用装置200は、LNGとの熱交換により二酸化炭素N1を冷却する第1熱交換ユニット300と、二酸化炭素N1との熱交換によりブラインN2を冷却する第2熱交換ユニット400と、を有する。また、冷熱エネルギー利用装置200は、LNGを貯留するタンク110と、タンク110から送出されたLNGを気化する気化器120と、を有するプラント160に接続して用いられ、タンク110から第1熱交換ユニット300にLNGが導入される。また、第1熱交換ユニット300に導入されたLNGは、液状のまま気化器120の上流側においてプラント160に戻される。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
液化ガスとの熱交換により一次冷媒を冷却する第1熱交換ステップと、
前記一次冷媒との熱交換により二次冷媒を冷却する第2熱交換ステップと、を有することを特徴とする冷熱エネルギー利用方法。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記液化ガスを貯留するタンクと、前記タンクから送出された前記液化ガスを気化する気化器と、を有するプラントに接続して用いられ、
前記第1熱交換ステップでは、前記タンクから前記液化ガスが導入される請求項1に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項3】
前記第1熱交換ステップの用に供された前記液化ガスは、液状の状態で前記気化器の上流側において前記プラントに戻される請求項2に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項4】
前記第1熱交換ステップは、前記液化ガスとの熱交換により前記一次冷媒を冷却する一次冷媒冷却ステップと、
前記一次冷媒冷却ステップにより少なくとも一部がガス化した前記液化ガスを凝縮する凝縮ステップと、を有する請求項3に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項5】
前記第1熱交換ステップは、前記一次冷媒冷却ステップに先立って、前記液化ガスを減圧する減圧ステップをさらに有する請求項4に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項6】
前記凝縮ステップでは、前記一次冷媒冷却ステップを経ていない前記液化ガスとの熱交換により、前記一次冷媒冷却ステップを経た前記液化ガスを凝縮する請求項4に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項7】
前記第2熱交換ステップで冷却された前記二次冷媒を用いて対象物を冷却する対象物冷却ステップをさらに有する請求項1に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項8】
前記第2熱交換ステップで冷却された前記二次冷媒を用いて、前記対象物冷却ステップで冷却された前記対象物を冷却状態のまま保管する保管ステップをさらに有する請求項7に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項9】
前記第2熱交換ステップでは、前記二次冷媒の一部を凍結させてスラリー状とする請求項7または8に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【請求項10】
前記対象物は、蓄冷材であり、
前記対象物冷却ステップでは、未凍結の前記蓄冷材を凍結し、
前記保管ステップでは、前記蓄冷材を凍結状態のまま保管する請求項8に記載の冷熱エネルギー利用方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷熱エネルギー利用方法および冷熱エネルギー利用装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、LNG(液化天然ガス)を気化する気化器が開示されている。この気化器は、オープンラック式気化器(ORV)であり、複数の熱交換パネルと、各熱交換パネルを下端で並列に接続する下部マニホールドと、各熱交換パネルを上端で並列に接続する上部マニホールドと、を有する。また、各熱交換パネルは、鉛直方向に延在する複数の伝熱管と、各伝熱管を下端で接続した下部ヘッダー管と、各伝熱管を上端で接続した上部ヘッダー管と、を有する。また、気化器は、各伝熱管の外表面に供給するための海水を貯めるトラフと、トラフに海水を供給する海水供給手段と、を有する。
【0003】
このような気化器では、LNGが下部マニホールドから下部ヘッダー管を介して各伝熱管内に導入される。一方、海水供給手段によりトラフに貯められた海水は、トラフから溢流して伝熱管の外表面を濡らしながら垂下する。伝熱管内に導入されたLNGは、伝熱管の外部を流通する海水により加熱されて気化することによりNG(天然ガス)となり伝熱管内を上昇する。そして、このNGは、上部ヘッダー管を介して上部マニホールドへ導出される。このように、特許文献1の気化器は、海水との熱交換によってLNGを加熱して気化することによりNGを生成するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-148253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的なプラントでは、特許文献1の気化器の上流側にLNGを一時的に貯留するタンクが配置されており、このタンクから送出されたLNGを気化器によって気化する。そのため、このようなプラントでは、タンクに貯留されたLNG、つまり、気化器で気化される前のLNGの冷熱エネルギーを利用することができない。
【0006】
本発明の目的は、気化される前の液化ガスの冷熱エネルギーを有効活用することのできる冷熱エネルギー利用方法および冷熱エネルギー利用装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的は、下記の本発明により達成される。
【0008】
(1) 液化ガスとの熱交換により一次冷媒を冷却する第1熱交換ステップと、
前記一次冷媒との熱交換により二次冷媒を冷却する第2熱交換ステップと、を有することを特徴とする冷熱エネルギー利用方法。
【0009】
(2) 前記液化ガスを貯留するタンクと、前記タンクから送出された前記液化ガスを気化する気化器と、を有するプラントに接続して用いられ、
前記第1熱交換ステップでは、前記タンクから前記液化ガスが導入される上記(1)に記載の冷熱エネルギー利用方法。
【0010】
(3) 前記第1熱交換ステップの用に供された前記液化ガスは、液状の状態で前記気化器の上流側において前記プラントに戻される上記(2)に記載の冷熱エネルギー利用方法。
(【0011】以降は省略されています)

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