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公開番号
2024107958
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-09
出願番号
2023012171
出願日
2023-01-30
発明の名称
照明装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人平田国際特許事務所
主分類
H05B
45/20 20200101AFI20240802BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】少ない配線数でフルカラー発光できる照明装置を提供する。
【解決手段】赤、緑、青のいずれかの色の光を発する第1光源、第2光源、及び、第3光源を有する灯体としてのLED灯体10と、LED灯体10に電力供給を行なう2本の配線21、22によりLED灯体10の点灯状態を制御する点灯制御部20と、を備え、青色LED11のアノード11a側は配線21に接続され、青色LED11のカソード11b側は配線22に接続され、緑色LED12のカソード12b側は配線21に接続され、緑色LED12のアノード12a側は配線22に接続されている。赤色LED13のアノード13a側は配線21に接続され、赤色LED13のカソード13b側はスイッチング素子としてのトランジスタ50を介して配線22に接続されている。点灯制御部20は、配線21及び配線22の電位の組み合わせにより、LED灯体10の点灯状態を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
赤、緑、青のいずれかの色の光を発する第1光源、第2光源、及び、第3光源を有する灯体と、
前記灯体に電力供給を行なう2本の第1配線、第2配線により前記灯体の点灯状態を制御する点灯制御部と、を備え、
前記第1光源の第1アノード側は前記第1配線に接続され、前記第1光源の第1カソード側は前記第2配線に接続され、前記第2光源の第2カソード側は前記第1配線に接続され、前記第2光源の第2アノード側は前記第2配線に接続され、前記第3光源の第3アノード側は前記第1配線に接続され、前記第3光源の第3カソード側はスイッチング素子を介して前記第2配線に接続され、
前記点灯制御部は、前記第1配線及び前記第2配線の電位の組み合わせにより、前記灯体の点灯状態を制御する、照明装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記第1光源及び前記第2光源は、前記第1配線及び前記第2配線の電位の組み合わせにより点灯状態を制御され、前記第3光源は、前記第1配線及び前記第2配線の電位の組み合わせにより前記スイッチング素子のスイッチング制御を介して点灯状態を制御される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1光源、前記第2光源は、それぞれ、前記第1配線と前記第2配線の間に直列にダイオードが接続されている、請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第3光源は、赤色を発する赤色灯体である、請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記灯体は、車両のステアリングに搭載され、ステアリングロールコネクタを介して前記車両の車両本体に配置された前記点灯制御部と電気的に接続されている、請求項1又は2に記載の照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、導光体と、孔を有するベースと、前記孔の周囲にバルブ点灯用に配置された配線と、前記孔の周縁に係止されて、前記配線とは絶縁状態でベースに固定された可変色LEDランプと、から構成され、前記可変色LEDランプの光を前記導光体端面に照射する、車両に搭載される照明装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この照明装置は、基板のほぼ中央に赤色LEDを配置し、その両脇に緑色LED及び青色LEDを配置したLED灯体を有する構成である。LED灯体の各LEDは透明な樹脂66でカバーされている。
【0003】
このような構成により、各LEDに発光部外から電流を供給する3本の配線と各LEDから発光部外に電流を放出するグランド線の計4本の配線から成り、点灯制御部(制御装置)により各LEDの点灯状態を制御することができる。すなわち、LED灯体を構成する各LEDの発光をそれぞれの3本の電力配線により電流制御することにより、LEDランプは任意の色に制御でき、フルカラーで発光させることができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-221058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成によれば、異なる色を発する3つのLEDに対して、LED灯体外からLED灯体に電流を供給する配線を3本必要とする。また、このような構成の照明装置を自動車等に設置する場合は、配線数が多くなり、配線の設置スペースや重量、コスト等に制約が生じる、という問題があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、少ない配線数でフルカラー発光できる照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明は、赤、緑、青のいずれかの色の光を発する第1光源、第2光源、及び、第3光源を有する灯体と、前記灯体に電力供給を行なう2本の第1配線、第2配線により前記灯体の点灯状態を制御する点灯制御部と、を備え、前記第1光源の第1アノード側は前記第1配線に接続され、前記第1光源の第1カソード側は前記第2配線に接続され、前記第2光源の第2カソード側は前記第1配線に接続され、前記第2光源の第2アノード側は前記第2配線に接続され、前記第3光源の第3アノード側は前記第1配線に接続され、前記第3光源の第3カソード側はスイッチング素子を介して前記第2配線に接続され、前記点灯制御部は、前記第1配線及び前記第2配線の電位の組み合わせにより、前記灯体の点灯状態を制御する、照明装置を提供する。
[2]前記第1光源及び前記第2光源は、前記第1配線及び前記第2配線の電位の組み合わせにより点灯状態を制御され、前記第3光源は、前記第1配線及び前記第2配線の電位の組み合わせにより前記スイッチング素子のスイッチング制御を介して点灯状態を制御される構成であってもよい。
[3]また、前記第1光源、前記第2光源は、それぞれ、前記第1配線と前記第2配線の間に直列にダイオードが接続されている構成であってもよい。
[4]また、前記第3光源は、赤色を発する赤色灯体であってもよい。
[5]また、前記灯体は、車両のステアリングに搭載され、ステアリングロールコネクタを介して前記車両の車両本体に配置された前記点灯制御部と電気的に接続されている構成であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、少ない配線数でフルカラー発光できる照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る照明装置の構成を示す回路構成図であり、図1(b)は、グランド線を車両等の金属ボデーとした場合の構成を示す回路構成図である。
図2(a)は、本発明の実施の形態に係る照明装置の発光色を調整する調色制御における配線X、配線Yの電位の組み合わせと、その時のLEDの点灯状態を示す表であり、図2(b)は、緑色のLEDを発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色G(緑色)の関係を示す図であり、図2(c)は、青色のLEDを発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色B(青色)の関係を示す図であり、図2(d)は、赤色のLEDを発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色R(赤色)の関係を示す図である。
図3は、本発明の実施の形態に係る照明装置において、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)以外の任意の色を発光させるフルカラー照明をする場合の例を示すものであり、図3(a)は、点灯色として水色を発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色B、Gの関係を示し、点灯色B、Gが混色して水色が点灯する例を示す図であり、図3(b)は、点灯色として紫色を発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色B、Rの関係を示し、点灯色B、Rが混色して紫色が点灯する例を示す図であり、図3(c)は、点灯色として黄色を発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色G、Rの関係を示し、点灯色G、Rが混色して黄色が点灯する例を示す図であり、図3(d)は、点灯色として白色を発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形を示す横軸時間の波形図と点灯色G、R、Bの関係を示し、点灯色G、R、Bが混色して白色が点灯する例を示す図である。
図4は、本発明の実施の形態に係る照明装置を赤色で発光させる場合において、その発光光量をパルス幅の比(デューティ比)により調整する調光制御の場合を示す図であり、図4(a)は、デューティ比5%で発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形図であり、図4(b)は、デューティ比25%で発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形図であり、図4(c)は、デューティ比50%で発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形図であり、図4(d)は、デューティ比75%で発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形図であり、図4(e)は、デューティ比100%、すなわち、連続点灯で発光させる場合の配線X、配線Yに印加されるパルス波形図である。
図5(a)は、本発明の実施の形態に係る照明装置のLED灯体を、車両のステアリングスポーク部に搭載してステアリング照明として使用する場合を示す図であり、図5(b)は、図5(a)における構成を示す構成図である。
図6は、従来技術における照明装置の赤色LED、緑色LED及び青色LEDの配置と電流を供給する配線状態を示す従来構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔本発明の実施の形態〕
本発明の実施の形態に係る照明装置1は、図1(a)に示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の光を発する第1光源、第2光源、及び、第3光源を有する灯体としてのLED灯体10と、LED灯体10に電力供給(電流供給)を行なう2本の第1配線21、第2配線22によりLED灯体10の点灯状態を制御する点灯制御部20と、を備える。第1光源としての青色LED11の第1アノード11a側は第1配線21に接続され、青色LED11の第1カソード11b側は第2配線22に接続されている。第2光源としての緑色LED12の第2カソード12b側は第1配線21に接続され、緑色LED12の第2アノード12a側は第2配線22に接続されている。第3光源としての赤色LED13の第3アノード13a側は第1配線21に接続され、赤色LED13の第3カソード13b側はスイッチング素子としてのトランジスタ50を介して第2配線22に接続されている。点灯制御部20は、第1配線21及び第2配線22の電位(H:High、L:Low)の組み合わせにより、LED灯体10の点灯状態を制御する。
(【0011】以降は省略されています)
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