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公開番号2024104913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009350
出願日2023-01-25
発明の名称ボールねじ及びブレーキ装置
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16H 25/24 20060101AFI20240730BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】放熱性に優れたボールねじ、及びそのようなボールねじを備えるブレーキ装置を提供する。
【解決手段】ボールねじ1は、外周面にねじ溝2aが形成されたねじ軸2と、内周面にねじ溝3aが形成されたナット3と、ねじ軸2のねじ溝2a及びナット3のねじ溝3aによって構成された転動路5に配置された複数のボール4と、ねじ軸2の中心線に平行なX軸方向における一方の側のねじ軸2の端部21に、ねじ軸2に対して回転不可能となるように取り付けられた押圧部材6と、を備える。押圧部材6には、一対のガイド溝7が設けられている。X軸方向における一方の側の押圧部材6の端面6aには、X軸方向に垂直な同一平面P上に頂部63aが位置するように複数の凸部63が設けられている。複数の凸部63のそれぞれの間の領域Rは、X軸方向に垂直なY軸方向において両側に開放されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外周面にねじ溝が形成されたねじ軸と、
内周面にねじ溝が形成されたナットと、
前記ねじ軸の前記ねじ溝及び前記ナットの前記ねじ溝によって構成された転動路に配置された複数のボールと、
前記ねじ軸の中心線に平行な第1方向における一方の側の前記ねじ軸の端部に、前記ねじ軸に対して回転不可能となるように取り付けられた押圧部材と、を備え、
前記ねじ軸及び前記押圧部材の少なくとも一方には、回り止めが設けられており、
前記第1方向における前記一方の側の前記押圧部材の端面には、前記第1方向に垂直な同一平面上に頂部が位置するように複数の凸部が設けられており、
前記複数の凸部のそれぞれの間の領域は、前記第1方向に垂直な第2方向において両側に開放されている、ボールねじ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記複数の凸部のそれぞれは、前記第2方向を接線方向として前記第1方向及び前記第2方向の両方向に垂直な第3方向に並んだ複数の同心円弧のそれぞれに沿って延在している、請求項1に記載のボールねじ。
【請求項3】
前記複数の凸部のそれぞれは、前記第2方向を延在方向として前記第1方向及び前記第2方向の両方向に垂直な第3方向に並んだ複数の直線のそれぞれに沿って延在している、請求項1に記載のボールねじ。
【請求項4】
前記頂部は、前記同一平面に含まれる面として形成されている、請求項1に記載のボールねじ。
【請求項5】
前記回り止めは、前記ねじ軸又は前記押圧部材に設けられている、請求項1に記載のボールねじ。
【請求項6】
請求項1に記載のボールねじと、
前記第2方向を接線方向として回転するブレーキディスクと、
前記第1方向において前記ブレーキディスクの両側に配置された一対のブレーキパッドと、
前記ナットを回転させる電動モータと、
少なくとも前記ボールねじを支持しており、前記回り止めと係合された支持部材と、を備え、
前記一対のブレーキパッドの一方は、前記ブレーキディスクと前記押圧部材との間に配置されている、ブレーキ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじ及びブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ブレーキディスクと、ブレーキディスクの両側に配置された一対のブレーキパッドと、を備えるブレーキ装置であって、電動モータによってボールねじのナットが回転させられ、ボールねじのねじ軸に取り付けられた押圧部材(ピストン)によって一方のブレーキパッドがブレーキディスクに押し当てられるブレーキ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2002-530597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなブレーキ装置では、ブレーキディスクとブレーキパッドとの間で発生した摩擦熱が、ボールねじ及び電動モータに伝導する。摩擦熱の伝導によってそれらの部品が高温になり過ぎると、グリース又は潤滑油の劣化による各部の焼付き、電動モータの磁石の減磁等、様々な不具合が発生するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、放熱性に優れたボールねじ、及びそのようなボールねじを備えるブレーキ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のボールねじは、[1]「外周面にねじ溝が形成されたねじ軸と、内周面にねじ溝が形成されたナットと、前記ねじ軸の前記ねじ溝及び前記ナットの前記ねじ溝によって構成された転動路に配置された複数のボールと、前記ねじ軸の中心線に平行な第1方向における一方の側の前記ねじ軸の端部に、前記ねじ軸に対して回転不可能となるように取り付けられた押圧部材と、を備え、前記ねじ軸及び前記押圧部材の少なくとも一方には、回り止めが設けられており、前記第1方向における前記一方の側の前記押圧部材の端面には、前記第1方向に垂直な同一平面上に頂部が位置するように複数の凸部が設けられており、前記複数の凸部のそれぞれの間の領域は、前記第1方向に垂直な第2方向において両側に開放されている、ボールねじ」である。
【0007】
上記[1]に記載のボールねじでは、ねじ軸の中心線に平行な第1方向に垂直な同一平面上に頂部が位置するように、押圧部材の端面に複数の凸部が設けられており、複数の凸部のそれぞれの間の領域が、第1方向に垂直な第2方向において両側に開放されている。これにより、例えば、第2方向を接線方向として回転するブレーキディスクに、この押圧部材によってブレーキパッドが押し当てられる構成において、複数の凸部のそれぞれの間の領域を空気が流れやすくなる。しかも、ねじ軸に対して押圧部材が回転不可能となっており、ねじ軸及び押圧部材の少なくとも一方に回り止めが設けられているため、複数の凸部のそれぞれの間の領域が両側に開放されている第2方向が、例えば、回転するブレーキディスクの接線方向に一致した状態が維持される。よって、上記[1]に記載のボールねじによれば、優れた放熱性を得ることができる。
【0008】
本発明のボールねじは、[2]「前記複数の凸部のそれぞれは、前記第2方向を接線方向として前記第1方向及び前記第2方向の両方向に垂直な第3方向に並んだ複数の同心円弧のそれぞれに沿って延在している、上記[1]に記載のボールねじ」であってもよい。当該[2]に記載のボールねじによれば、押圧部材によるブレーキパッド等の部材の押圧を安定化しつつ、優れた放熱性を得ることができる。
【0009】
本発明のボールねじは、[3]「前記複数の凸部のそれぞれは、前記第2方向を延在方向として前記第1方向及び前記第2方向の両方向に垂直な第3方向に並んだ複数の直線のそれぞれに沿って延在している、上記[1]に記載のボールねじ」であってもよい。当該[3]に記載のボールねじによれば、押圧部材によるブレーキパッド等の部材の押圧を安定化しつつ、優れた放熱性を得ることができる。
【0010】
本発明のボールねじは、[4]「前記頂部は、前記同一平面に含まれる面として形成されている、上記[1]~[3]のいずれか一つに記載のボールねじ」。当該[4]に記載のボールねじによれば、押圧部材によるブレーキパッド等の部材の押圧を安定化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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