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公開番号2024104741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2024005774
出願日2024-01-18
発明の名称外用医薬組成物
出願人大正製薬株式会社
代理人
主分類A61K 9/06 20060101AFI20240729BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
本発明は、ベタメタゾン吉草酸エステルの分解を抑制した外用医薬組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、酸化亜鉛及び/又はパンテノールを配合すると、意外にも、ベタメタゾン吉草酸エステルの経時安定性が良好となることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、
(a)ベタメタゾン吉草酸エステル、(b)酸化亜鉛及び/又はパンテノール、(c)液状の油性成分、及び(d)増粘剤を含有することを特徴とする外用医薬組成物である。本発明の外用医薬組成物の剤形としては、例えば、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、液剤、スティック剤、貼付剤などが挙げられ、軟膏剤、クリーム剤が好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)ベタメタゾン吉草酸エステル、(b)酸化亜鉛及び/又はパンテノール、(c)液状の油性成分、及び(d)増粘剤を含有することを特徴とする外用医薬組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
軟膏剤である、請求項1に記載の外用医薬組成物。
【請求項3】
(c)液状の油性成分が、シリコン油、スクワラン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、及び酢酸トコフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の外用医薬組成物。
【請求項4】
(d)の増粘剤が、パルミチン酸デキストリン、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、及びアルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の外用医薬組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベタメタゾン吉草酸エステルを含有する外用医薬組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ベタメタゾン吉草酸エステルは、ステロイド皮膚用薬としての適応が知られており(特許文献1)、優れた抗炎症効果を発揮する薬剤として多数の報告がある。ステロイド製剤は高い抗炎症効果を有し、湿疹やかぶれに奏功するが、その効果は遅発性であることから、血行促進・かゆみ抑制・収斂作用・組織修復作用等のある成分で配合剤化することによりQOLの改善が見込まれる。
【0003】
ベタメタゾン吉草酸エステルを含有する外用剤は市販されており、例えば軟膏剤が知られている。市販されたベタメタゾン吉草酸エステル含有製品は、ベタメタゾン吉草酸エステルの安定性は良いものであるが、皮膚に塗布した際の使用感については改善の余地が残されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-128159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような状況のもと、本発明者らは、ベタメタゾン吉草酸エステルを含有する外用医薬組成物の使用感を改善する目的で、液状の油性成分と増粘剤を配合した製剤の検討を試みたところ、意外にもベタメタゾン吉草酸エステルが経時的に分解することを発見した。
【0006】
したがって、本発明は、ベタメタゾン吉草酸エステルの分解を抑制した外用医薬組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、酸化亜鉛及び/又はパンテノールを配合すると、意外にも、ベタメタゾン吉草酸エステルの経時安定性が良好となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、
(1)(a)ベタメタゾン吉草酸エステル、(b)酸化亜鉛及び/又はパンテノール、(c)液状の油性成分、及び(d)増粘剤を含有することを特徴とする外用医薬組成物、
(2)軟膏剤である、(1)に記載の外用医薬組成物、
(3)(c)液状の油性成分が、シリコン油、スクワラン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、及び酢酸トコフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、(1)又は(2)に記載の外用医薬組成物、
(4)(d)の増粘剤が、パルミチン酸デキストリン、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、及びアルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種である、(1)~(3)のいずれかにに記載の外用医薬組成物、
である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、ベタメタゾン吉草酸エステルの経時安定性が良好な外用医薬組成物を提供することが可能になった。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の外用医薬組成物において用いる(a)ベタメタゾン吉草酸エステルは、通常医薬品に用いられる品質のものを適宜使用することができる。また、本発明に用いるベタメタゾン吉草酸エステルの含有量は、全組成物中好ましくは0.01~1w/w%であり、より好ましくは0.05~0.5w/w%以上であり、更に好ましくは0.1~0.3w/w%である。
(【0011】以降は省略されています)

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