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公開番号2024104545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008818
出願日2023-01-24
発明の名称印刷システム
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240729BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷システムのどちらの印刷装置に障害が発生しても給紙元を変えずに印刷を継続でき、煩雑な用紙補充作業や用紙切れの発生を抑制する。
【解決手段】印刷システム1のシステム制御部150は、第1印刷装置20による印刷処理が実行不可能な場合に、第1印刷部21を迂回する第1バイパス経路24を経由して用紙Mを搬送し第1印刷装置20を通過させた後、第2印刷装置40において、第2印刷部41により用紙Mの一方の面又は両面に印刷処理するように制御する。システム制御部150は、第2印刷装置40による印刷処理が実行不可能な場合に、第1印刷装置20において、第1印刷部21により用紙Mの一方の面又は両面に印刷処理した後、第2印刷部41を迂回する第2バイパス経路44を経由して用紙Mを搬送し第2印刷装置40を通過させるように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
両面印刷可能な第1印刷装置では、第1印刷部により用紙の一方の面に印刷処理し、両面印刷可能な第2印刷装置では、第2印刷部により前記用紙の他方の面に印刷処理するように、前記用紙に対する印刷処理を制御する制御部を有する印刷システムにおいて、
前記制御部は、
前記第1印刷装置による印刷処理が実行不可能な場合に、前記第1印刷部を迂回する第1バイパス経路を経由して前記用紙を搬送し前記第1印刷装置を通過させた後、前記第2印刷装置において、前記第2印刷部により前記用紙の前記一方の面、又は、前記用紙の前記一方の面及び前記他方の面の両面に印刷処理するように制御し、
前記第2印刷装置による印刷処理が実行不可能な場合に、前記第1印刷装置において、前記第1印刷部により前記用紙の前記一方の面又は前記両面に印刷処理した後、前記第2印刷部を迂回する第2バイパス経路を経由して前記用紙を搬送し前記第2印刷装置を通過させるように制御する、
印刷システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
連結された2台の印刷装置で1枚の用紙に印刷を行う印刷システムが知られている。この種の印刷システムでは、どちらか一方の印刷装置に障害が発生しても、印刷を継続できることが求められる。特許文献1では、第1及び第2の2台のプリンタに給紙ホッパをそれぞれ設け、第1プリンタの障害発生時に、第2プリンタの給紙ホッパからの用紙給紙に切り替えて、ダウンタイムの発生による生産性の低下防止を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-12705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、下流側の第2プリンタの障害発生時には、上流側の第1プリンタに障害が発生していなくても、印刷を継続することができない。また、第1プリンタの障害発生時には、用紙給紙の切り替え後に給紙元となる第2プリンタの給紙ホッパに用紙を充填作業が発生して作業が煩雑化する。その上、第2プリンタの給紙ホッパに十分な容量がないと、給紙ホッパが用紙切れを頻繁に起こすおそれがある。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、印刷システムのどちらの印刷装置に障害が発生しても給紙元を変えずに印刷を継続でき、煩雑な用紙補充作業や用紙切れの発生を抑制できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様による印刷システムは、
両面印刷可能な第1印刷装置では、第1印刷部により用紙の一方の面に印刷処理し、両面印刷可能な第2印刷装置では、第2印刷部により前記用紙の他方の面に印刷処理するように、前記用紙に対する印刷処理を制御する制御部を有する印刷システムにおいて、
前記制御部は、
前記第1印刷装置による印刷処理が実行不可能な場合に、前記第1印刷部を迂回する第1バイパス経路を経由して前記用紙を搬送し前記第1印刷装置を通過させた後、前記第2印刷装置において、前記第2印刷部により前記用紙の前記一方の面、又は、前記用紙の前記一方の面及び前記他方の面の両面に印刷処理するように制御し、
前記第2印刷装置による印刷処理が実行不可能な場合に、前記第1印刷装置において、前記第1印刷部により前記用紙の前記一方の面又は前記両面に印刷処理した後、前記第2印刷部を迂回する第2バイパス経路を経由して前記用紙を搬送し前記第2印刷装置を通過させるように制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷システムのどちらの印刷装置に障害が発生しても給紙元を変えずに印刷を継続でき、煩雑な用紙補充作業や用紙切れの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムを示す構成図である。
図2Aは、図1のシステム制御部に構築される復旧処理部が第1又は第2印刷装置における障害発生時に行う復旧処理の一例における手順の一部を示すフローチャートである。
図2Bは、図1のシステム制御部に構築される復旧処理部が第1又は第2印刷装置における障害発生時に行う復旧処理の一例における手順の一部を示すフローチャートである。
図2Cは、図1のシステム制御部に構築される復旧処理部が第1又は第2印刷装置における障害発生時に行う復旧処理の一例における手順の一部を示すフローチャートである。
図2Dは、図1のシステム制御部に構築される復旧処理部が第1又は第2印刷装置における障害発生時に行う復旧処理の一例における手順の一部を示すフローチャートである。
図3Aは、用紙のジャムが発生した図1の第1印刷装置の搬送経路に搬送中の用紙が存在する場合を示す説明図である。
図3Bは、図3Aの搬送中の用紙に対する印刷が第1印刷装置で成功した場合に印刷後の用紙を第2印刷装置の搬送経路に搬送するルートを示す説明図である。
図3Cは、第1印刷装置での印刷が成功して第2印刷装置の搬送経路に搬送された図3Bの用紙の次の用紙を搬送するルートを示す説明図である。
図3Dは、図3Aのジャム用紙を第1印刷装置から取り除いた後に元に戻した用紙の搬送ルートを示す説明図である。
図3Eは、用紙のジャムが発生した図1の第2印刷装置の搬送経路と中間搬送部とに搬送中の用紙が存在する場合を示す説明図である。
図3Fは、図3Eの搬送中の用紙の排紙後に次の用紙を搬送するルートを示す説明図である。
図3Gは、図3Eのジャム用紙を第2印刷装置から取り除いた直後に用紙を搬送するルートを示す説明図である。
図3Hは、図3Gのルートで用紙を搬送した後に元に戻した用紙の搬送ルートを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0010】
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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