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公開番号
2024104240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-02
出願番号
2023008376
出願日
2023-01-23
発明の名称
廃棄物処理装置及び方法
出願人
大陽日酸株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B09B
3/40 20220101AFI20240726BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】エネルギー効率に優れ、装置の寿命、安全性及び運転コストにも優れる廃棄物処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】ハロゲン化物を含む廃棄物5を収容する本体容器3と、本体容器3に収容された廃棄物5に対する第1段階の加熱と第1段階よりも高温での第2段階の加熱とが可能な加熱部4とを有する反応器2を有し、本体容器3は、本体容器3に同伴ガスを流入させる同伴ガス流入部6と、第1段階の加熱により廃棄物5から発生する水素化物ガスを同伴ガスとともに本体容器3から流出させる水素化物ガス流出部7と、水素化物ガス流出部7とは別に設けられ、第2段階の加熱により廃棄物5から発生するハロゲン化物ガスを同伴ガスとともに本体容器3から流出させるハロゲン化物ガス流出部8とを有する、廃棄物処理装置1。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハロゲン化物を含む廃棄物を収容する本体容器と、前記本体容器に収容された前記廃棄物に対する第1段階の加熱と前記第1段階よりも高温での第2段階の加熱とが可能な加熱部とを有する反応器を有し、
前記本体容器は、前記本体容器に同伴ガスを流入させる同伴ガス流入部と、前記第1段階の加熱により前記廃棄物から発生する水素化物ガスを前記同伴ガスとともに前記本体容器から流出させる水素化物ガス流出部と、前記水素化物ガス流出部とは別に設けられ、前記第2段階の加熱により前記廃棄物から発生するハロゲン化物ガスを前記同伴ガスとともに前記本体容器から流出させるハロゲン化物ガス流出部とを有する、廃棄物処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記同伴ガス流入部は同伴ガス流入口を有し、
前記ハロゲン化物ガス流出部はハロゲン化物ガス流出口を有し、
前記水素化物ガス流出部は、前記本体容器の長手方向において前記同伴ガス流入口と前記ハロゲン化物ガス流出口の間に設けられる水素化物ガス流出口を有する、請求項1に記載の廃棄物処理装置。
【請求項3】
前記同伴ガス流入部は、前記本体容器の前記長手方向において前記水素化物ガス流出口から見て前記同伴ガス流入口の反対側に設けられる他の同伴ガス流入口を有し、
前記水素化物ガス流出部は、前記第1段階の加熱により前記廃棄物から発生する水素化物ガスを、少なくとも前記他の同伴ガス流入口から流入した前記同伴ガスとともに前記本体容器から流出させる、請求項2に記載の廃棄物処理装置。
【請求項4】
前記水素化物ガス流出部は、前記第1段階の加熱により前記廃棄物から発生する水素化物ガスを、前記同伴ガス流入口と前記他の同伴ガス流入口のそれぞれから流入した前記同伴ガスとともに前記本体容器から流出させる、請求項3に記載の廃棄物処理装置。
【請求項5】
前記本体容器は、前記本体容器の前記長手方向において前記廃棄物を収容する廃棄物収容部と前記同伴ガス流入口との間でガス流路を絞る絞り部と、前記本体容器の前記長手方向において前記廃棄物収容部と前記他の同伴ガス流入口との間でガス流路を絞る他の絞り部とを有する、請求項4に記載の廃棄物処理装置。
【請求項6】
前記ハロゲン化物はホウフッ化物を含み、前記ハロゲン化物ガスはフッ化ホウ素ガスを含む、請求項1に記載の廃棄物処理装置。
【請求項7】
前記ホウフッ化物は、NaBF
4
、LiBF
4
、KBF
4
のうちの1種類以上を含む、請求項6に記載の廃棄物処理装置。
【請求項8】
前記第1段階の加熱は前記廃棄物を50~450℃に加熱し、
前記第2段階の加熱は前記廃棄物を450~650℃に加熱する、請求項6に記載の廃棄物処理装置。
【請求項9】
前記加熱部は、前記本体容器の外周部に配置される抵抗加熱器によって構成される、請求項1に記載の廃棄物処理装置。
【請求項10】
前記ハロゲン化物ガス流出部から流出する前記ハロゲン化物ガスと前記同伴ガスから不純物を分離する不純物分離部と、
前記不純物分離部を通った前記ハロゲン化物ガスと前記同伴ガスとを分離する同伴ガス分離部とを有する、請求項1に記載の廃棄物処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は廃棄物処理装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
廃棄物は加熱分解、燃焼分解、加水分解、化学分解、生物分解、超臨界分解、プラズマ分解などの処理によって無害化される。なかでも、ホウフッ化物などのハロゲン化物を含む廃棄物は分解が難しい。
【0003】
ハロゲン化物を含む廃棄物は、加水処理後に中和し、加熱、乾燥することで無害な固体廃棄物とすることができる。しかし、中和反応や、中和反応後の反応液の処理自体にも多くのエネルギーを要することから、エネルギー効率の点で環境負荷が高い。
【0004】
ハロゲン化物を含む廃棄物を加熱し、熱分解又は燃焼により無害化することもできる(例えば特許文献1~2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-209314号公報
特開2000-144143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし加熱時に、ハロゲン化物から発生する水性、有機性などの水素化物ガスに、ハロゲン化物から発生するハロゲン化物ガスが吸収されると、腐食性が強いハロゲン化水素が発生する場合がある。ハロゲン化水素が装置内に滞在すると、装置の寿命、部品交換時などの安全性、運転コストなどに大きく影響するため、望ましくない。
【0007】
そこで本発明の目的は、エネルギー効率に優れ、装置の寿命、安全性及び運転コストにも優れる廃棄物処理装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0009】
[1]
ハロゲン化物を含む廃棄物を収容する本体容器と、前記本体容器に収容された前記廃棄物に対する第1段階の加熱と前記第1段階よりも高温での第2段階の加熱とが可能な加熱部とを有する反応器を有し、
前記本体容器は、前記本体容器に同伴ガスを流入させる同伴ガス流入部と、前記第1段階の加熱により前記廃棄物から発生する水素化物ガスを前記同伴ガスとともに前記本体容器から流出させる水素化物ガス流出部と、前記水素化物ガス流出部とは別に設けられ、前記第2段階の加熱により前記廃棄物から発生するハロゲン化物ガスを前記同伴ガスとともに前記本体容器から流出させるハロゲン化物ガス流出部とを有する、廃棄物処理装置。
【0010】
[2]
前記同伴ガス流入部は同伴ガス流入口を有し、
前記ハロゲン化物ガス流出部はハロゲン化物ガス流出口を有し、
前記水素化物ガス流出部は、前記本体容器の長手方向において前記同伴ガス流入口と前記ハロゲン化物ガス流出口の間に設けられる水素化物ガス流出口を有する、[1]に記載の廃棄物処理装置。
(【0011】以降は省略されています)
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