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公開番号2024103546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024083291,2020172746
出願日2024-05-22,2020-10-13
発明の名称情報処理装置、およびその制御方法とプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06F 3/04842 20220101AFI20240725BHJP(計算;計数)
要約【課題】文書のスキャン画像や受信したファックス等のデータをファイル化して保存する際の、フォルダの振り分けやファイルの命名に関するルールを、ユーザがより簡便に設定できるようにする。
【解決手段】ファイルをフォルダに振り分けて保存する際に用いるプロパティ情報に関するルールを設定するためのユーザインタフェース画面に、前記ルールを編集するための第1エリア と、ユーザが選択可能なアイテムを表示する第2エリアとを少なくとも設ける。アイテムは、前記プロパティ情報を構成する文字列をユーザが設定するための単位要素であり、ユーザが設定可能な任意の属性の文字列に対応する。そして、前記ルールは、前記第2エリアからユーザによって選択された前記アイテムが、当該ユーザが指定した前記第1エリアにおける所定の位置に配置されることで作成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ファイル名を生成するための設定に関する操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェース画面を提供する手段と、
前記ユーザインタフェース画面において前記ユーザから受け付けた操作に基づき、前記ファイル名を生成するための設定を行う設定手段と、
を有する情報処理装置であって、
前記ユーザインタフェース画面には、前記ユーザにより選択された複数のアイテムを並べて配置する第1エリアが含まれ、
前記第1エリアに配置される前記複数のアイテムには、スキャン画像内の選択領域に含まれる文字のOCR結果を前記ファイル名に用いるための第1アイテムを含めることが可能となっており、
さらに、前記第1アイテムについては、前記選択領域に含まれる複数の文字のうちの一部の文字のOCR結果を、前記ファイル名に用いるOCR結果とするための規則を設定することが可能となっており、
前記設定手段は、前記第1エリアに配置されている前記複数のアイテムの配置順に基づいて、前記ファイル名を生成するための設定を行う、
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記選択領域は、前記ユーザの操作により選択されるテキストブロックの領域である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1エリアに配置される前記複数のアイテムには、さらに、所定の環境変数を用いるための第2アイテムを含めることが可能となっている、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2アイテムは、前記所定の環境変数として日付を用いるためのアイテムと、前記所定の環境変数として時刻を用いるためのアイテムと、前記所定の環境変数としてユーザ名を用いるためのアイテムと、前記所定の環境変数としてデバイス名を用いるためのアイテムと、の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記選択領域に含まれる複数の文字のうちの一部の文字のOCR結果は、前記選択領域に含まれる複数の文字のOCR結果から、前記一部の文字のOCR結果を抽出したものである、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記選択領域に含まれる複数の文字のうちの一部の文字のOCR結果は、前記選択領域に含まれる複数の文字のOCR結果から、前記一部の文字以外の文字のOCR結果を削除した結果のOCR結果である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1アイテムについて設定することが可能な前記規則は、正規表現で入力される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1アイテムについて設定することが可能な前記規則は、前記選択領域に含まれる複数の文字のOCR結果から、商号に関する所定の文字列を削除する規則である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記ユーザインタフェース画面には、前記第1エリアに配置可能なアイテムの候補を表示する第2エリアがさらに含まれ、
前記第1エリアに配置された前記複数のアイテムは、前記第2エリアに表示された前記候補の中から前記ユーザにより選択されたアイテムである、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第1エリアに配置された前記複数のアイテムは、前記第2エリアに表示された前記候補の中から選択されたアイテムがドラッグされて前記第1エリアにドロップされる操作が前記ユーザにより為されることによって配置されたアイテムである、ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイルをフォルダに振り分ける際のルールを設定する技術に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、MFP((Multifunction Peripheral))等の情報処理装置において、文書をスキャンして得られた画像データやファックスの受信データなどをファイル化し、ネットワーク上のストレージサーバに送信して保存する手法が広く利用されている。そして、ファイル化されたデータを保存する際に、フォルダに自動で振り分けることも行われている。例えば、特許文献1には、事前に設定したフォルダの命名ルールに従って、フォルダの作成及びフォルダへのファックスデータの振り分けを自動で行う技術が開示されている。この特許文献1の技術におけるフォルダの命名ルールとして、第1階層のフォルダ名に属性名「登録名称」、第2階層のフォルダ名に属性名「Fax番号」、第3階層のフォルダ名に属性名「受信日」がそれぞれ設定されていたとする。この場合において、新しくファックスの受信があると、当該ファックスの受信データから特定される情報(登録名称、ファックス番号、受信日)をそれぞれ属性値として対応する属性名に当て嵌めることで、新たなフォルダが作成される。そして、作成されたフォルダに、ファックスの受信データファイルが保存されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-169951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の技術の場合、階層毎に属性名の入力欄(第1階層~第3階層)が予め決められている。例えば、ユーザが第1階層のフォルダのための入力欄において属性値「A」、第2階層のフォルダのための入力欄において属性値「B」を入力していたとする。さらに、ユーザが、第1階層と第2階層との間に、属性値「C」を用いたフォルダを新たに作成したいと考えたとする。このような場合、上記特許文献1の技術では、第2階層以降のフォルダのための入力欄をすべて変更しなければならなかった。具体的には、新たな第2階層のフォルダのための入力欄において属性値「B」から「C」に入力内容を変更し、さらに、新たな第3階層(旧第2階層)のフォルダのための入力欄において属性値「B」を入力する必要があった。つまり、上記特許文献1の技術の場合には、フォルダの階層とその入力欄が固定されていることから、N階層のフォルダとN+1階層のフォルダとの間に新しくフォルダを挿入するような場合には煩雑な作業が必要であった。
【0005】
また、特許文献1の場合、属性名を各入力欄のプルダウンメニューより選択させる構成だが、ユーザが新たな属性名を作成し、フォルダの振り分けルールやファイルの命名に関するルールに適用することはできない。
【0006】
そこで、本開示の技術は、文書のスキャン画像や受信したファックス等のデータをファイル化して保存する際の、フォルダの振り分けやファイルの命名に関するルールを、ユーザがより簡便に設定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る情報処理装置は、ファイル名を生成するための設定に関する操作をユーザから受け付けるためのユーザインタフェース画面を提供する手段と、前記ユーザインタフェース画面において前記ユーザから受け付けた操作に基づき、前記ファイル名を生成するための設定を行う設定手段と、を有する情報処理装置であって、前記ユーザインタフェース画面には、前記ユーザにより選択された複数のアイテムを並べて配置する第1エリアが含まれ、前記第1エリアに配置される前記複数のアイテムには、スキャン画像内の選択領域に含まれる文字のOCR結果を前記ファイル名に用いるための第1アイテムを含めることが可能となっており、さらに、前記第1アイテムについては、前記選択領域に含まれる複数の文字のうちの一部の文字のOCR結果を、前記ファイル名に用いるOCR結果とするための規則を設定することが可能となっており、前記設定手段は、前記第1エリアに配置されている前記複数のアイテムの配置順に基づいて、前記ファイル名を生成するための設定を行う、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、文書のスキャン画像や受信したファックス等のデータをファイル化して保存する際の、フォルダの振り分けやファイルの命名に関するルールを、より簡便に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像処理システムの全体構成を示す図
MFPのハードウェア構成を示すブロック図
MFP連携サーバ及びストレージサーバのハードウェア構成を示すブロック図
画像処理システムのソフトウェア構成を示すブロック図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
設定されたフォルダ振り分けルールを表示する場合の一例を示す図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
フォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図
ファイル命名ルール設定画面の一例を示す図
プロパティ設定画面の一例を示す図
プロパティを設定する際の処理の流れを示すフローチャート
(a)はフォルダ振り分けルール設定画面の一例を示す図、(b)はファイル命名ルール設定画面の一例を示す図
プロパティ設定画面表示処理の詳細を示すフローチャート
プロパティ設定画面において、カスタムトークンの属性値が入力される様子を示す図。
スキャンプロファイル設定画面の一例を示す図
スキャンプロファイルの編集用画面の一例を示す図
スキャンプロファイルの追加用画面の一例を示す図
スキャンプロファイルの追加用画面の一例を示す図
送信先設定画面の一例を示す図
カスタムトークン正規化ルール設定画面の一例を示す図
プロパティ設定画面において、カスタムトークンの属性値が入力される処理の詳細を示すフローチャート
フォルダ振り分けルール設定画面でカスタムトークン正規化ルールを選択する様子を示す図
プロパティ設定画面でカスタムトークン正規化ルールを選択する様子を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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