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公開番号2024102740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006832
出願日2023-01-19
発明の名称疲労軽減又は疲労回復促進用組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類C07K 5/10 20060101AFI20240724BHJP(有機化学)
要約【課題】飲食品分野での利用が可能な成分により、疲労に対して効果的な組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】グロビン蛋白分解物を含有する、疲労軽減又は疲労回復促進用組成物、運動能力向上用組成物、体力増進用組成物、血中乳酸低下用組成物、又は、乳酸アシドーシス抑制用組成物を提供する。また、Val-Val-Tyr-Proで表されるテトラペプチドを含有する、疲労軽減又は疲労回復促進用組成物、運動能力向上用組成物、体力増進用組成物、血中乳酸低下用組成物、又は、乳酸アシドーシス抑制用組成物を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
グロビン蛋白分解物を含有する、疲労軽減又は疲労回復促進用組成物。
続きを表示（約 500 文字）【請求項２】
グロビン蛋白分解物を含有する、運動能力向上用組成物。
【請求項３】
グロビン蛋白分解物を含有する、体力増進用組成物。
【請求項４】
グロビン蛋白分解物を含有する、血中乳酸低下用組成物。
【請求項５】
グロビン蛋白分解物を含有する、乳酸アシドーシス抑制用組成物。
【請求項６】
前記グロビン蛋白分解物の１日摂取量が、１～３０００ｍｇである、請求項１～５のいずれか１項に記載の組成物。
【請求項７】
Ｖａｌ－Ｖａｌ－Ｔｙｒ－Ｐｒｏで表されるテトラペプチドを含有する、疲労軽減又は疲労回復促進用組成物。
【請求項８】
Ｖａｌ－Ｖａｌ－Ｔｙｒ－Ｐｒｏで表されるテトラペプチドを含有する、運動能力向上用組成物。
【請求項９】
Ｖａｌ－Ｖａｌ－Ｔｙｒ－Ｐｒｏで表されるテトラペプチドを含有する、体力増進用組成物。
【請求項１０】
Ｖａｌ－Ｖａｌ－Ｔｙｒ－Ｐｒｏで表されるテトラペプチドを含有する、血中乳酸低下用組成物。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は疲労軽減又は疲労回復促進用組成物に関する。また、本発明は、運動能力向上用、体力増進用、血中乳酸低下用、乳酸アシドーシス抑制用の組成物に関する。
続きを表示（約 830 文字）【背景技術】
【０００２】
運動、デスクワーク、家事などの活動は、活性酸素の産生を増加させ、生体に対して、酸化ストレスを生じさせることが知られている。活性酸素の増加は、肉体疲労に繋がり、疲労感を感じさせる原因となる。
【０００３】
疲労は、活動効率の低下を引き起こし、疲労の蓄積が常態化することで疾患を誘発する要因にもなり得る。このため、疲労の蓄積を早期に改善し、疾患の発症に至らない段階、すなわち、未病の段階での対策が必要となる。
【０００４】
未病の段階での疲労改善には、機能性原料やサプリメントでの対策が取られ得る。これまでに、食品原料として利用されるユーグレナ等の微細藻類を疲労感改善に用いることが提案されている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特許第７１５０４９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
飲食品分野での疲労感改善に効果的な成分は、未病の段階での対策として有用であり、多種の成分により開発が進められているが、未だ十分ではない。
【０００７】
よって、本発明は、飲食品分野での利用が可能な成分により、疲労に対して効果的な組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、本発明者等が鋭意検討した結果、食品分野において、安全に使用されているグロビン蛋白分解物において、疲労軽減又は疲労回復促進に対する活性等を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００９】
すなわち、本発明は、下記に掲げる組成物を提供する。
【００１０】
［１］グロビン蛋白分解物を含有する、疲労軽減又は疲労回復促進用組成物。
（【００１１】以降は省略されています）

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