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公開番号2024102404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006236
出願日2023-01-19
発明の名称液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240724BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 素子基板の電気接続部における強度が確保された液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】 表面に吐出口が設けられ、吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するように構成されたエネルギー発生素子と、エネルギー発生素子と電気的に接続されている端子と、を備える素子基板と、端子と接続され、エネルギー発生素子を駆動するための電力供給するように構成された電気配線部材と、吐出口に液体を供給するための流路を有し、裏面において素子基板に隣接して配置される流路部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、素子基板は、第1の領域と、素子基板の一辺に沿って設けられ、かつ裏面と垂直な方向の厚みが第1の領域よりも薄い第2の領域とを、有し、端子は、前記第2の領域における裏面に設けられ、樹脂部材が、第2の領域の裏面と、流路部材と、電気配線部材と、のそれぞれに接するように配置されている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
表面に液体を吐出するための吐出口が設けられ、前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するように構成されたエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子と電気的に接続されている端子と、を備える素子基板と、
前記端子と接続され、前記エネルギー発生素子を駆動するための電力を前記エネルギー発生素子に供給するように構成された電気配線部材と、
前記吐出口に液体を供給するための流路を有し、前記表面に対する裏面において前記素子基板に隣接して配置される流路部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記素子基板は、第1の領域と、前記素子基板の一辺に沿って設けられ、かつ前記裏面と垂直な方向の厚みが前記第1の領域よりも薄い第2の領域とを、有し、
前記端子は、前記第2の領域における前記裏面に設けられ、
樹脂部材が、前記第2の領域の前記裏面と、前記流路部材と、前記電気配線部材と、のそれぞれに接するように配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記端子と前記電気配線部材との接続部を覆う封止材をさらに有し、
前記樹脂部材は、前記封止材と、前記流路部材と、前記電気配線部材と、のそれぞれに接するように配置されている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記素子基板の前記第1の面に接合されるカバー部材をさらに有する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記樹脂部材はさらに、前記電気配線部材と、前記カバー部材と、前記第2の領域における前記素子基板の端面、のそれぞれに接する領域を有する、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記素子基板と、前記電気配線部材と、前記流路部材と、を有する素子基板ユニットを支持する支持部材をさらに有し、
前記電気配線部材は、折り曲げられた状態で前記支持部材に固定されている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記素子基板の前記吐出口が形成されている面と垂直な方向から見た際に、前記流路部材は、前記第2の領域と重なる位置に切り欠きを有する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
表面に液体を吐出するための吐出口が設けられ、前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するように構成されたエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子と電気的に接続されている端子と、を備える素子基板と、
前記端子と接続され、前記エネルギー発生素子を駆動するための電力を前記エネルギー発生素子に供給する電気配線部材と、
前記吐出口に液体を供給するための流路を有し、前記表面に対する裏面において前記素子基板に隣接して配置される流路部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記素子基板は、第1の領域と、前記素子基板の一辺に沿って設けられ、かつ前記第2の面と垂直な方向の前記裏面側の厚みが前記第1の領域よりも薄い第2の領域とを、有し、
前記端子は、前記第2の領域における前記裏面に設けられた液体吐出ヘッドの製造方法であって、
前記素子基板を用意する工程と、
電気配線部材と前記端子とを接続する工程と、
前記素子基板の前記裏面に、前記流路部材を接合する工程と、
前記第2の領域と、前記流路部材と、前記電気配線部材と、のそれぞれに接するように樹脂部材を配置する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
【請求項8】
前記端子と前記電気配線部材との接続部を封止材で覆う工程をさらに有し、
前記樹脂部材は、前記封止材と、前記流路部材と、前記電気配線部材と、のそれぞれに接する領域を有するように配置される、請求項7に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
【請求項9】
前記樹脂部材の配置時の粘度は、10Pa・s以下である、請求項7に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
【請求項10】
配置した前記樹脂部材を硬化する工程をさらに含む、請求項9に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット記録装置による記録は紙媒体に対してだけでなく基板等の非紙媒体に対しても行われるようになっており、産業機器としての高い信頼性がインクジェット記録装置には求められている。
【0003】
インクジェット記録装置に備えられるインクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)は、吐出口と、インクを吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子とを有する素子基板を備える。インクは、吐出口からインク滴として外部に吐出され、紙などのメディアに着弾することで画像等を形成する。素子基板には、エネルギー発生素子を駆動するための電力を外部から供給するための電気配線基板との電気接続部(電極パッド)が形成され、この電気接続部は、インクの付着を抑制するために樹脂材料等の封止部材で封止される。
【0004】
一方、吐出口の近傍にインク滴が付着し固着すると記録品位が損なわれる場合があるため、ブレード状の部材によって付着したインク滴を除去するクリーニング動作を行う必要がある。クリーニング動作においては、ブレード部材を素子基板の吐出口近傍に押しつけた状態で動かすことによりインク滴を除去する。電気接続部が素子基板の吐出口側の面にあると、その電気接続部を封止する封止部材が素子基板に対して凸形状となるため、ブレード部材が電気接続部の封止部材に当接し、クリーニングに影響を及ぼす場合がある。
【0005】
そこで特許文献1では、吐出口が設けられている面と反対側(以下、素子基板の裏面側と称す)の領域に穴部を形成し、穴部の底面に電気接続部が形成されたインクジェットヘッドが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019‐206159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
素子基板の裏面側に電気接続部を設けて電気配線基板と電気接続させる場合、特許文献1のように、穴部における素子基板の厚みは他と比べて薄くなっている。そのため、インクジェットヘッドのクリーニング動作時に加わる力等によって、素子基板の割れや欠けが発生する場合がある。
【0008】
本発明の目的は上記の課題を鑑み、素子基板の電気接続部における強度が確保された液体吐出ヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明は、表面に液体を吐出するための吐出口が設けられ、前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するように構成されたエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子と電気的に接続されている端子と、を備える素子基板と、前記端子と接続され、前記エネルギー発生素子を駆動するための電力を前記エネルギー発生素子に供給するように構成された電気配線部材と、前記吐出口に液体を供給するための流路を有し、前記表面に対する裏面において前記素子基板に隣接して配置される流路部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記素子基板は、第1の領域と、前記素子基板の一辺に沿って設けられ、かつ前記裏面と垂直な方向の厚みが前記第1の領域よりも薄い第2の領域とを、有し、前記端子は、前記第2の領域における前記裏面に設けられ、樹脂部材が、前記第2の領域の前記裏面と、前記流路部材と、前記電気配線部材と、のそれぞれに接するように配置されている液体吐出ヘッドを提供する。
【0010】
また、本発明は、表面に液体を吐出するための吐出口が設けられ、前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するように構成されたエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子と電気的に接続されている端子と、を備える素子基板と、前記端子と接続され、前記エネルギー発生素子を駆動するための電力を前記エネルギー発生素子に供給する電気配線部材と、前記吐出口に液体を供給するための流路を有し、前記表面に対する裏面において前記素子基板に隣接して配置される流路部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記素子基板は、第1の領域と、前記素子基板の一辺に沿って設けられ、かつ前記第2の面と垂直な方向の前記裏面側の厚みが前記第1の領域よりも薄い第2の領域とを、有し、前記端子は、前記第2の領域における前記裏面に設けられた液体吐出ヘッドの製造方法であって、前記素子基板を用意する工程と、電気配線部材と前記端子とを接続する工程と、前記素子基板の前記裏面に、前記流路部材を接合する工程と、前記第2の領域と、前記流路部材と、前記電気配線部材と、のそれぞれに接するように樹脂部材を配置する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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